添乗ツアー名 ●ほしのいえセレクト乗馬6日間
2025年9月5日(金)~9月10日(水)
文・写真●吉田里菜(大阪支店)
9月のモンゴルは隠れたおすすめシーズン
夏のピークシーズンを終え、観光客も少し落ち着く9月のモンゴル。日本の蒸し暑さを抜け出して向かう草原には、ひんやり澄んだ秋の空気が広がっています。
日中は心地よい陽気の中で乗馬を楽しみ、夜は氷点下近くまで冷え込む大地でストーブの温もりに包まれます。
ひとつの旅で、夏の名残と秋の深まり、その“ふたつの季節”を同時に味わえるのは、この時期ならではの魅力です!
今回は、弊社直営キャンプ「ほしのいえ」で行う最後のツアーに同行し、夏から秋へと季節が移ろう特別なモンゴルを体感してきました。

草原に輝く月
氷点下の朝ときらめく朝露
旅の始まりを迎えたモンゴルは、思わず身震いするほどの冷たい空気に包まれていました。
1日目と2日目の朝晩は特に冷え込み、ゲルの外では水が凍るほど。参加者の皆さまもダウンやヒートテックでしっかり防寒していました。
服装は、ダウンやフリースの上に風を通さないジャケットを重ねる“重ね着スタイル”が最適です。寒暖差の大きい9月だからこそ、工夫次第で一日中快適に過ごすことができます。
そして、その冷え込みがあるからこそ出会える景色もありました。朝日を浴びて輝く朝露は、まるで無数の宝石のよう。モンゴルの秋ならではの美しい光景が広がっていました。

朝露がキラキラと輝く

寒い時の服装の例
ゲルの中はあたたかい安心空間
この時期にモンゴルへ行かれる方からは、よく「ゲルの中は寒くないの?」というご質問をいただきます。
けれど、どうぞご安心ください。夜や早朝にはスタッフが必ずストーブに火を入れてくれるので、中はぽかぽか。
外の厳しい冷え込みを忘れて、ゆっくりと安心してお休みいただけます。

薪ストーブ

火が弱まったら薪を入れてね
*火が弱くなった時は、薪ストーブの横にある薪を入れて各自で管理してください!
昼は草原で自由なひとときを
3日目以降は一転して暖かい陽気に。薄手の長袖で心地よく過ごせるほどの気温になりました。

温かい時の服装例
温かさに誘われてネズミ達も顔を出して活動していました。
乗馬以外の時間では、弓矢体験に挑戦したり、椅子に腰かけて草原を眺めながらのんびり過ごしたり。
ヨガを楽しむ方もいて、それぞれが思い思いの草原時間を満喫されていました。

ネズミは、どこにいるでしょうか?

昼休憩時の過ごし方
草原を彩る花々
9月の草原では、まだタンポポやアスターアルビヌスが咲いておりました。広大な草原に黄色や紫の彩りが点在し、どこを見ても絵になる風景に。
お客様からは「寒さも暖かさも両方味わえて、モンゴルの秋を存分に体験できた」との声もいただきました。

草原に咲くお花を見ながら乗馬満喫
ぜひ、来年の9月は、夏と秋の“ふたつの季節”を体験できるモンゴルの旅へ出かけてみませんか?
雄大な草原と澄んだ空気、そしてゲルの温もりが、忘れられない思い出になるはずです!!