【風スタッフ近況】2020年春 外に出られない日々 ・散策編(散歩)

狭山茶のお茶畑

狭山茶のお茶畑

オオデマリ オオデマリ

オオデマリ オオデマリ

かといって、始終家に籠っているばかりでは体がなまってしまうと、週に2~3回ほど、近くの武蔵野の典型的な農家とその雑木林が残るところに散歩に出かけている。字名でいうと北岩岡や下富(三富新田)のほうまで足を延ばす。家並みが少なくなると、ところどころで奥武蔵や奥多摩の山々そして富士の峯までが見える。このあたりは江戸前期に新田開発されたところだそうだ。武蔵野は江戸期以前、薄の原と秣場が多く占めており、独歩の書いた風景とはまるで異なっていたという。とにかく、家からわずか15分ほど歩くと、農家の屋敷林とその奥の「やま」とよばれている雑木林に近づく。ほとんどの農家が細長い短冊型に地割されており、お茶が多く栽培されている。
花が見事な季節で、歩き始めの頃は遅咲きの厚ぼったい八重の桜が満開で、オオデマリ、コデマリ、菜の花が競って咲き誇っていた。
五月の上旬、八十八夜も過ぎたので散策がてらお茶を買いに農家に立ち寄ったところ、製茶工房の前でなんと摘み取った新芽を天日で干していた。作業していた若い衆に聞いたところ、昔からの狭山茶の作り方だとういう。「今はもう、うちでしかやっていないと思います。」とのことだ。
その一週間後、農家を再訪し待望の新茶を買い、早速一服いただいた。古くからこの入間の地では「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」と謳われている俚諺があり、狭山茶摘み歌の一節だという。
のんびりとお茶をのんでいると、ふと三月ころに読んだか聞いたかした「無秩序な生態系への侵入」というフレーズが唐突にうかんできて、頭から離れなくなった。
ちなみに、例の布製のマスクはまだ届いていない。

コデマリ

コデマリ

カキドオシ

カキドオシ

農家の幟

農家の幟

狭山茶

狭山茶

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