西安の日本人ゆかりのお寺、遣唐使空海が身を寄せていた青龍寺とのことです。
804年に最澄らとともに唐に渡った空海は、この寺で恵果大師について密教を学び、帰国後真言宗を説いて回りました。
空海というと日本人なら誰でも知っていますが、果たして中国人は知ってるんでしょうか?と思ってガイドのZさんに聞いてみました。
「以前はほとんど知りませんでした。でも、2017年に中国で公開された日中合作映画『妖猫伝』の主役に空海が取り上げられたため、結構知られるようになりました」とのこと。そして、このお寺の建物や庭がとてもきれいで、最近は若い人たちのコスプレ撮影のスポットとなっていると。また、「四国八十八か所のゼロ番札所」とみなされていて御朱印も押してくれるのだとか。
せっかくなので、日本の歴史上の人物で誰が知られてるかきいてみましたら、即答で「一休さん」。それに続いたのが「おしん」「高倉健」と、一挙に現代まで飛んでしまいました。最近は、「宮崎駿」「久石譲」だそうです。
Zさんのお気に入りは、(中国ではかなりのファン層を持っている)高倉健主演「君よ憤怒の河を渉れ」(1978年)だそうです。それまでの日本人のイメージ(旧日本軍人が中国テレビや映画で常に悪役で登場していた)が覆されたと。
上述の「妖猫伝」には「阿倍仲麻呂」も登場するのですが、こちらの知名度はそれほど上がってないようです。それでも、興慶宮という唐代の玄宗皇帝の宮殿跡地には彼の記念碑が建てられていて、日中友好ムードの演出に一役かってくれてます。
空海さん、阿倍さんにあやかって、1日も早くビザなし中国渡航が復活することを祈ります。
西安を訪れるツアー 一覧
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出発日設定2024/10/10(木)
ご旅行代金778,000円~793,000円
出発地東京、大阪
西安・天水・蘭州・嘉峪関・敦煌
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出発日設定2024/10/30(水)~2025/03/05(水)
ご旅行代金563,000円~637,000円
出発地東京、大阪