風の物販 縁shop5について

コロナ禍の2020年、旅行の販売ができなくなった中、代表の原が「これからはお菓子を売る」と宣言しました。「お菓子かあ、どうやって売るのかな」と呑気に考えていたのですが、あれよあれよという間にWEBサイトが完成。その後、風カルチャークラブでつながりのあった生産者の皆様や、元スタッフ、お客様、生産者の紹介を通じて、様々な商品を扱うようになりました。2021年には、旅行会社5社が集まり「縁shop5」を立ち上げ、旅行業と並行して続けられる新事業としてスタート。2023年秋までに7回カタログを発行し、多くのお客様にご購入いただきました。

その縁shop5で、私が担当しているのが「旅で見つけた!異国の逸品シリーズ」です。始まりは2020年秋、ネパールのスタッフから「ネパールの商品を日本のお客様に届けられないか」と相談を受けたことでした。ネパールで働く人々のために、ネパールで商品を作り販売したい、そんな想いから商品開発が始まりました。最初に手がけたのがカシミヤストールです。質の良いカシミヤを使い、染色やデザインもネパールで行い、サンプルを取り寄せ、色やデザインを相談しながら、軽くて柔らかい、優しい色合いのストールが完成しました。

その後、モンゴル、モロッコ、カンボジア、ミャンマー、ウズベキスタンでも、現地スタッフとともに商品開発。悩み相談しながら作る過程は、旅行企画と同じく楽しく、やりがいのある仕事でした。今年2月には「つきのいえ」ネックゲイターを販売。ネパールの標高1,650mにある直営ロッジから見える山の稜線をデザインし、5色は祈り旗タルチョの色(青・白・赤・緑・黄)を表現しています。聖山マチャプチャレを少し右寄りに配置するなど、細かなこだわりもこめました。当初は24年秋に販売予定でしたが、さまざまな課題で商品が日本とネパールを行き来し、2月にようやく販売開始。こうした予想外の展開も、旅行の企画に通じる面白さかなと最近感じています。

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