昨日、ツアーグランプリの発表がありました。何らかの賞を受賞したことは、事前に事務局から連絡がありましたので、モンゴル企画担当の山田基広と細谷佳子2名は、まさに受賞作品となった「セレクト乗馬」の添乗から帰国し、成田空港から発表会場に直行。私と中村昌文の2名は、早々に会場に詰めていました。何賞かは当日発表と聞いていました。
18時20分くらいから、次々と特別賞と優秀賞が発表になりましたが、弊社の名前は呼ばれませんでした。残り4社になりました。後は、観光庁長官賞(海外、国内、訪日各1点)と国土交通大臣賞が1点です。海外旅行は、弊社とA社で、あとは国内旅行と訪日旅行が各1社ですから、弊社はA社のどちらかが国土交通大臣賞ということになりました。
実は、生意気のようですが、初めから国土交通大臣賞(ツアーグランプリ)を狙っていました。この「セレクト乗馬」で受賞できないなら、もう出品するツアーはないと思っていました。それくらい、思いを込め、独自な世界を作ってきたと自負しています。また、コロナ禍の嫌な気持ちを払拭し、スタッフ全員で喜び、モンゴルのスタッフや協力してもらっている遊牧民たちと一緒に10月のモンゴル大反省会でお祝いしたいと思っていました。国土交通大臣賞(ツアーグランプリ)受賞が決まった瞬間は何とも言えない感慨がこみ上げてきました。
弊社がモンゴル乗馬を始めたのは1993年で、弊社創立2年目。スタッフも若くツアー参加者も30代が中心でした。若いからか、落馬しても大きな怪我になることはまずありませんでした。私たちも、“草原を疾走したい。草原の風になりたい。”そんなお客様の思いを、いかに実現するかで頭がいっぱいになり、少々前のめりになって短期間で走れるようにしようと意気込んでいました。しかし、参加者の年齢が次第に上がるにつれ落馬による怪我のリスクも高まっていきました。事実、骨折事故もありました。
何とか、危険を軽減してより安全な乗馬はできないものか。しかも“草原を疾走したい。草原の風になりたい。”という思いを実現させながらできないか。その思いが、乗馬用ヘルメットと乗馬用ベスト導入につながり「セレクト乗馬」が生まれました。それまでやっていたツアーごとに初級者用ツアー、上級者用ツアーなどと分けるやり方を、同じツアーでツアーの参加者を初級・中級・上級にクラス分けして乗馬する方式に変えました。もちろん、いくら安全を確保するための乗馬用ヘルメットと乗馬用ベストを揃えても、最終的には、乗馬を教え管理するモンゴル人スタッフと、添乗員のチームワークがうまくいかないとできません。最終的には人の問題に尽きます。
ただし、こんなご報告をしながら、これからシーズン本番となるモンゴルツアーの心配をしています。今年から気球も飛ばすことになりましたので益々責任重大です。浮かれることなく心を引き締めて仕事をしていきたいと思います。
さて、次は、やっぱりネパールで受賞したいと思います。風の原点はネパール。ネパールのスタッフたちとみんなで是非喜びたいと思います。
ツアーグランプリ 国土交通大臣賞受賞ツアー
未経験者から上級者までみんなで草原集合!!
関連リンク
- 日本旅行業協会:「ツアーグランプリ2025」受賞ツアー
- 観光産業ニュース:ツアーグランプリ2025、国土交通大臣賞は「モンゴル乗馬ツアー」