風が物販をする意義

風の縁shopのHPが新しくなりました。弊社のHPの中にありましたが、別途独立したwebになって通販の世界に漕ぎ出しました。

ご縁をつなぐ風の通販 《風の縁shop》

ご存じの通り、旅行の仕事がストップしてしまったので、旅行でつないできた皆さんとのご縁を、物販を通じてでも継続したいと思って始めた縁shopでしたが、商品をご提供くださるご縁先がどんどん広がり、既に商品数も10を越えました。まだまだ、ご縁先は尽きません。

そこで、この先、旅行会社が物販をするとはどういう意味なのか考えてみました。そもそも旅行という仕事は、人と人をつなぐのが仕事です。弊社でいえば、ネパール、チベット、ブータン、モンゴル、モロッコなど現地のスタッフたちと私たち自身をつなぎ、それをお客様に広げていきます。旅行会社が扱う商品には、現地スタッフもガイドも介在しないようなフリープランなどの旅行もありますが、弊社の場合は、人と人のつながりこそがすべてのベースになっています。

物販は、そのつながりを旅行ではなく物に広げたものです。そして旅行と全く同じで大量販売・大量消費を目指すのは弊社の任にあらずで、少量しか流通していない商品を、ご縁の先の顔が見えるような形で丁寧に販売することだったら、私たちにもできると思えます。

今は、海外とのやり取りが物も含めて自由にはできませんが、いずれ旅行の仕事が再開し往来が従来のようにできるようになっても、このご縁をつなぐ仕事は続けられます。否、むしろ海外のスタッフたちの縁も辿って伝統的な技術を掘り起こしてオリジナルな商品を作り出すような発展形態も考えられます。そしてそれを旅行に戻していく。これが、弊社が物販をやる意義だと思います。

風の旅行社の初代オーナーの故比田井博氏は、アレッポの石鹸、ナイアード、ネパールの「つきのいえ」と「はなのいえ」をつくりました。「世界には伝統的な技を伝えた上質なものが山ほどある」。とよく言っていました。海外とつながっていることの特徴を活かし、旅行と一体となった物販をするなら弊社のやる意義があると考えています。

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