菓子の横にパンツ

風の縁shopの枠が広がってきました。今回はルグの「ゆるりパンツ」です。詳細は、風の縁shopのページをご覧ください。紗久間あやさんとは、1999年にモンゴルへご一緒して以来のお付き合いです。バリ島に在住ですから殆ど会ったことはありませんが、3年ほど前に一時帰国された時に、私が受け持っていた亜細亜大のゼミに来てもらい学生に話をしていただきました。

その時に、生理用の布ナプキンとこのゆるりパンツの話をしてくれました。インドネシアをはじめとしたアジア諸国では、日本の薬局で売っているようなナプキンを購入するのは難しいが、布だったら何回も使えるからいい。日本では、既にいろいろな会社が布ナプキンを販売しているので私が売る意味はない。むしろアジア諸国の女性のために作りたい。褌のような「ゆるりパンツ」は、最初は違和感があるかもしれないが、鼠径部を締め付けないからとっても楽。そんな話でしたが、既成概念に捕らわれることなく、自分の生き方を見つけて生きてきた彼女らしいモノづくりです。

旦那さんは、ガムランの奏者で世界中を演奏活動で飛び回るような方ですが、彼女は、彼の留守中も、彼の家族とバリに暮らしながらルグの工房を開いています。先ほど話した学生の中で紗久間さんの家に2週間ほどホームステイでお世話になった者もいます。今は、某旅行会社で元気に働いているはずです。これも縁です。

今準備中の風の縁shop企画は、六識園のリンゴジュース、鎌倉のバームクーヘン、ネパールのストール、相田義人さんのナイフ、KEYCOの服、屋久島の水を使った五島のうどん、東京湾の海苔などです。ネパールの蜂蜜をという声も頂きました。今のところ、ご縁をつなぎ、作り手の顔が見える物にしようとスタッフで相談しています。菓子の横にパンツなんて変だ、と思う人もいるかもしれません。しかし、紗久間さんも書いておられるように「先入観を捨てること」で見えてくる世界もあるはずです。

巷では、森会長の話が次第に大事になっていますが、島国日本の中でしか通用しない先入観は他にも山ほどあります。何も森会長だけではなく、私自身の中にもあると思います。どんな差別も理念と教育はなしには解決されませんが、それだけではダメです。活躍する女性が増えて力をもってこそ、蔑視や差別がなくなるはずです。とはいえ、家庭の問題もあり女性が社会で活躍するには環境が整っていないのが日本の現状ですから簡単ではありません。個人の努力だけでは到底実現はしません。

テレビドラマや小説、最近ではアニメの世界でも働く女性が沢山登場しますが、根本の価値観は変わっていないどころか、昔に逆戻りしているようなところがあります。日本社会に染み付いた観念は、消滅したかに見えてもしっかり根を張っていて、またぞろ頭をもたげてきます。観念に勝てるのは事実だと私は思います。

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