読書の秋

10月も中旬だというのに夏のような暑い日が続く。今週末は雨になって来週からは気温がぐっと下がるらしい。暑いのが苦手な私にとっては、漸く過ごしやすい日々がやってくるのでほっとしている。

読書の秋到来だが、コロナ禍が1年半も続いているので17時ごろには退勤し長い夜を自宅で過ごす日が増え、毎日が読書の秋がみたいなものだ。あまり難しい本には手が伸びず、北方謙三の『水滸伝』を読んでみた。19巻と長い。ゆっくり半年ほどかけて楽しんだ。同氏の『史記』もその前に読んだが、今のところ、私の好みでは『史記』の方に軍配が上がっている。ついでに中島敦の『李陵』も久々に手に取ってみたほどだ。李陵と蘓武の生き方が素晴らしい。『水滸伝』には『楊令伝』(15巻)と『岳飛伝』(17巻)という続編がある。『水滸伝が』頭の中でこなれてから続編は読もうと思い後の楽しみにすることにした。

先週、本屋で『革命前夜』(須賀しのぶ著、文春文庫)が目に留まり読んでみた。東ドイツに平成元年にピアノ奏者として留学しベルリンの壁崩壊に遭遇する話である。バッハもショパンも私にはわからないが、物語の展開も多様ではやく飽きずに読めた。東ドイツ(DDR)の当時の状況に関しては、人間の業の底知れなさを感じてしまい少々苦い感じが残った。

今週は、読みかけのままになっていた、カミューの『ペスト』を読みながら『出雲世界紀行』(野村進著、新潮文庫)もかじり始めた。『紫禁城の黄昏』(レジナルド・フレミング ジョンストン著、岩波文庫)も読みかけだし、司馬遼太郎の『街道をゆく 1湖西のみち、甲州街道、長州路ほか』にも手を伸ばしている。いつも、並行して何冊かの本を読む。気が向いたときに読みたい本を読んでいるといった具合だ。混乱しませんか?と聞かれるが、それは不思議とない。テレビドラマを毎週、何本も見ているのと同じことだと私は思う。

さて、国内旅行も大分動き始めた。コロナが収束し海外旅行の仕事が戻って心穏やかに本が読める日が早く来てほしいと思う。

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