石巻芸術文化祭とアレッポの石鹸

弊社では縁shop5で「アレッポの石鹸」を販売している。今回の2回にわたるトルコの大地震でシリアのトルコ国境の近くの町にも大きな被害が出ている。アレッポは、そのまさに国境近くの町だ。今回、2月25日、26日に石巻市内で開催された「石巻芸術文化祭」で支援の機会に恵まれた。担当している風カルチャークラブの水野によるレポートを御覧いただきたい。

2月下旬に宮城県石巻市、女川町を中心に活動する(社)サステナブルデザイン工房(代表理事・押切珠喜さん)の「鹿角プロジェクト」を取り仕切る益田文和先生(元東京造形大学教授、株式会社オープンハウス代表取締役)から、「鹿角プロジェクト」の一員でもある風のスタッフの竹嶋に、2月25日、26日に石巻市内で開催される石巻芸術文化祭(石巻文化協会主催)に参加するので、風の旅行社の「縁shop5」で扱うシリアのアレッポの石鹸を媒介に、一か月前に発生したトルコ・シリアの大震災の支援をしたい旨、連絡が入りました。

そこで益田先生と相談した結果、石巻芸術文化祭で支援(募金)に協力していただいた方々にプレゼントするために、一箱90個入りのアレッポの石鹸を購入していただきました。石巻芸術文化祭の当日には(社)サステナブルデザイン工房と「鹿角プロジェクト」のスタッフは市民救援募金を実施し、二日間で60,000円を超える募金が集まりました。2011年3月11日に甚大な被害に遭われた多くの市民の方々が関心を示してくださり、募金にご協力いただき90個の石鹸がすべてプレゼントされました。

その後、益田先生から(株)アレッポの石鹸の支援金受付口座に石巻芸術文化祭での支援金が振り込まれました。東日本大震災から12年経ち、干支でいうと一回りです。この年に、トルコ、シリアの大災害が起きました。人は圧倒的な大自然の力にはまるで無力ですが、災害に遭い生き残った人々の想いに、真っ白なシャツのように心が洗われます。私たちも貧者の一灯ではありますが、永く支援を続けたいと思います。

※押切さんと益田先生は、2011年3月11日の東日本大震災後、いち早く石巻に駆けつけ、数年にわたり復興支援活動を積極的に行ってきました。石巻での活動を通してお二人は同志といえる間柄です。押切さんは大震災以前から風カルチャークラブとの付き合いがあり、住まいのある山形県最上地域の観光素材を扱ったツアーの企画やコーディネーターを務めていただきました。また2012年8月から開始した、風の旅行社主催の「宮城県金華山・東日本大震災復興支援ボランティアツアー」を、現地(女川町、金華山・黄金山神社)ですべてを仕切ってくれました。

※押切珠喜さん 一般社団法人サステナブルデザイン工房 代表理事
http://susdeko.main.jp/aboutsusdeko

※益田文和先生 元東京造形大学教授、株式会社オープンハウス代表取締役
http://www.openhouse.co.jp

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