チベット駐在日記スタート[TIBET]

みなさんこんにちは!  
昔から駐在日記を読んでくださった方には、お久しぶり!(チベ語:マージェ、ユーリン)ですね。 昨夏に引き続き、ラサ駐在としてみなさんのチベット旅行のサポートをさせて頂きます、村上大輔(むらかみ だいすけ)です。 どうぞよろしくお願いします!

僕の自己紹介は「風のチベットの達人」のページを読んでいただくとして、今日は簡単に今のラサの様子をご紹介します。

ラサはチベット語で「神々の土地」の意。 仏教の神々を祀るべく、そして仏教の教えを希求し実践する者のために、ラサにはお寺や僧院が密集しています。 みなさんご存知のジョカン寺やポタラ宮、そしてバルコル(八角街)の周囲に散在する小さなお宮や仏教各宗派の分院。 聖なる日やお祭りの日には、ラサ人だけでなくチベット文化圏いたるところから、(ある人は国境を越えて)、ラサに巡礼に訪れます。 今でもラサでは、バルコルや巡礼路で五体投地をするチベット人たちに、深い信仰心を感じることができるでしょう。


(ジョカン寺の前で五体投地)

その一方で、今のラサは「現代化」(もしくは「内地化」)の真っ只中にあります。 「北京路」、「民族路」などと名づけられた路がラサを縦に横に分断し、政府関係の建物やショッピングセンターが乱立する、「聖地ラサ」からはほど遠い風景に、初めてラサに来たみなさんは驚くかもしれません。 去年夏に開通した青蔵鉄道がこの流れに拍車をかけるのは火を見るよりあきらかです。


(今年の正月に開店した巨大ショッピングセンター内部)

当のチベット人はどうかというと、気持ちは複雑ながらも、(我々外の人間の思いに反して)案外したたかに生きています。 どんなに中国語やその思想がチベット語に侵入しようとも、小中学生の英語熱がどんなに高まろうとも、かっちょいい携帯電話を持つことがステイタス・シンボルになろうとも、韓流がどんなに深くチベタン女性の心をつかもうとも、ラサを中心にチベットに散在する聖地や聖人に特別の感情を抱き、その信仰の実践に重きをなす、チベタン魂は残っていくことでしょう。 

ちょっと話が大きくなりすぎました。 話を変えて、もうすぐラサに来られる方のために簡単にラサのお天気情報。 まず、今のラサは「寒い」です! どのくらい寒いかというと、昨日、今朝とみぞれが降りました。そうです。あの、雪交じりの雨のみぞれです(ちなみにチベ語ではみぞれを「カンマーチャル」といい、原意は「雪でもなく雨でもなく」)。 いろんなウェッブサイトにある「世界のお天気情報」にはラサは晴れなどと発表されていますが、あまり信用しないほうがいいでしょう。ゴールデンウィークにラサに来られる方は、念のため厚手のジャンバー、手袋、雨具などを持ってこられるといいと思います。 ちなみにYahoo中国で発表されているラサの予想気温(4月25日)は、4〜17℃です。 

ラサにみぞれが降ると、ラサを囲む山々には雪が降ります。 また、夕方には青空になることが多いです。 もうすぐラサに来られる方は、冷たいみぞれを代価に、青空に映えたラサの雪山を満喫できることでしょう!


(4月下旬、ラサ・オフィスの屋上から・・・) 

Daisuke Murakami

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