サンクチュアリとしてのチンプー渓谷[LHASA・TIBET]

「サンクチュアリ」(Sanctuary)という言葉は、聖域という意味がある。 サムイェ寺の後方十数キロにある、瞑想場チンプー渓谷。 ニンマ派の祖師グルリンポチェが開いてから聖域でありつづけたこの渓谷には、もう一つの意味の「サンクチュアリ」が広がっている。

チンプー渓谷を歩いていると、瞑想に適しているパワースポットのため、「ンガッパ」と呼ばれる行者にでくわす。 普通の僧侶の格好をしているものもいれば、長髪で髭ぼうぼうの、いかにも孤高の生活を送っている感じの人間にも邂逅する。 我々巡礼者が訪れる昼間、彼らは瞑想中のこともあるが、中には気さくに我々の突然の訪問を歓迎してくれるものもいる。

チンプーの野鳥

そして、もう一つ、我々を歓迎してくれるものたちがいる。 それはチンプーに棲む野鳥たち。 日本やヨーロッパで見かけることはない、非常に珍しい野鳥たちだ。 

そして、彼らは気さくな「ンガッパ」と同じく、非常にフレンドリーである。 とても野鳥とは思えないくらい、我々突然の訪問客にも近寄ってくる。

そう、ここは聖地。 聖地で殺生をしたら、その罪の数倍、数十倍以上のはねかえりで我が身にふりかかる。 逆に施しをしたら、その徳の数倍、数十倍以上のはねかえりで我が身に還ってくる。 それがチベット人の考え方だ。

そう、サンクチュアリにはもう一つ意味があるのである。 「鳥獣保護区」というものである。 チンプーはチベット人の仏教思想から生まれた、サンクチュアリとなっている。 「天然の」サンクチュアリ。 それがチンプー渓谷。

Daisuke Murakami
6月15日 
天気 曇りのち雨 (でも、午後はずっと晴れていました)
気温 8〜22度 
服装 シャツ+長ズボンが一般的。 紫外線がかなり強いので、日焼け対策は必須。 熱射病対策に、帽子もかぶられるとよいでしょう。 異常乾燥注意報も発令しておきます。 あと雨具は持ってきてくださいねー。

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