2022年8月末、日本発着5日間の弾丸日程でネパールへ出張しました。出入国の手続きは? 現地でのマスク事情は? コロナ禍でネパールはどう変わった? など、最新のネパール見聞録を数回に分けて報告します。

前回、ドキドキのネパール航空直行便で無事カトマンズへ到着した私。しかし、実は出発前から心配していたのは、機内サービスよりWithコロナ時代のネパールへの入国手続きでした。
「ビスターリ ビスターリ(ゆっくり ゆっくり)」を国是とする(?)ネパール。入国手続きに時間がかかるのはもはや“慣れっこ”なのですが、従来の書類に加えてワクチン接種証明書(もしくは陰性証明書)の提示が必須になっている2022年は、それらをチェックするためさらに待機時間が伸びていることは間違いないでしょう。

タラップで降機し、いつも通りのバスでカトマンズ国際空港のターミナルへ。道なりに進むとほどなく入国審査フロアに出る、はずだったのですが、通路の時点ですでに行列が。そう、イミグレーション手前のカウンターでワクチン接種証明書を確認しているのです(入国審査で同時チェックできないものでしょうかね……)。
ネパール慣れしている私は機内から素早く降り、行列の先頭集団に加われたので比較的スムーズに通過できましたが、成田発のネパール航空直行便の乗客定員は270人あまり。仮に1人あたりの所要時間が1分だとしても、合計で4時間半かかる計算です。当然、そこに待合室などはありません。

実際のところ書類をチェックする係員が1人ということはない(今回は2名体制)と思いますが、いつも以上にネパール入国へ時間がかかることは必至です。降機後は速やかに列へ並べるよう、お手洗いなどは機内で済ませておくことをお勧めします。
【まとめ】コロナ禍でのネパール入国手続き(2022年10月現在)
- 飛行機からタラップで降機
- バスでターミナルへ移動
- New! ワクチン接種証明書のカウンターに並ぶ
- 左手の銀行でビザ代支払いの列に並ぶ(アライバルビザの場合)
- イミグレーションの列に並んでビザ発給&入国審査
- 手荷物セキュリティチェックの列に並ぶ
- ターンテーブルで荷物受け取りを待つ
- 税関の列に並ぶ
- ようやく空港の外へ