

第245回 パンツィトポ ~モンゴル薬草紀行~
フウロソウ モンゴル草原のくすり塾(8月5~12日)の開講レポート第一回目です。参考までに、滞在した風の旅行社直営ロッジ「そらのいえ」は緯度にして北海道の宗谷岬と同じくらい、標高は約1700mに位置しています。 首都ウラ […]
フウロソウ モンゴル草原のくすり塾(8月5~12日)の開講レポート第一回目です。参考までに、滞在した風の旅行社直営ロッジ「そらのいえ」は緯度にして北海道の宗谷岬と同じくらい、標高は約1700mに位置しています。 首都ウラ […]
青蔵鉄道車内で5000m越えを確認!(2009年 青蔵鉄道にて) お客様より暑中見舞いのハガキが届きました。昨年8月に青蔵鉄道でチベットに入り、チベット人ガイドがご案内する弊社でも人気の7日間のツアーに参加されたお客様か […]
ペニシリンの化学構造 原因はラッシー(ヨーグルトジュース)に間違いない。あれはメンツィカン入学前の2000年冬のこと。ヴェナレス(バラナシ)に到着後、ガンジス川のほとりのお店で大好物のラッシー2杯(15ルピー×2)を一気 […]
片膝をたててバケツを置く独特の馬乳しぼりスタイル いよいよモンゴルへの旅が近づいてきた。そこで今回は木村肥佐生氏(以下、敬称略で木村)の『チベット潜行十年』を題材として戦前のモンゴル医療事情を考察してみたい。木村は192 […]
チベット医学文化圏(注1)の一つ、それがこの夏に初めて訪れるモンゴルである。モンゴルとチベットの歴史は古く13世紀まで遡る。元の皇帝クビライ・カンがチベット仏教に帰依し、チベットと「施主と帰依拠」の関係になったことからモ […]
亜丁では神々の山に見守られながらのトレッキングができる 毎朝通勤電車に乗るとき、信貴山という山が見えます。奈良と大阪の県境にある山で、(地元では)聖徳太子が開いたという伝承のある寺や松永久秀が織田信長軍に討たれた山城、大 […]
青蔵(青海チベット)鉄道とは、中国青海省の省都・西寧とチベット自治区の区都・ラサ間の全長約2,000kmを結び、貴重な動植物の宝庫「ココシリ自然保護区」、崑崙山脈、タングラ山脈、ニェンチェンタンラ山脈という3大山脈、平均 […]
薬房の前の畑 もともと自分の薬店を持ちたいという夢はなかったし、そもそも僕はいまも昔も自分で商売を営む才覚はない。メンツィカン卒業後、日本へ帰国してからの仕事の第一希望は大学講師か、いずれにしても医学教育関係の仕事に就き […]
中国四川省のカム地方に添乗した時の こぼれ話1のつづきです。 == 「チベット料理」というと、裸麦を炒って粉にした「ツァンパ」とヤクの「干し肉」、モモ(チベット風の餃子)、トゥクパ(同うどん)、バター茶など肉製品と小麦粉 […]
オウレン 黄色い蓮(はす)とかいて黄蓮(オウレン)という。高さは20㎝ほどで、キハダと同じく黄色いベルベリン(注1)を細い根に含有し、その苦味はキハダをも凌ぐ。歴史は古く奈良時代より貴重な薬草として大切にされ延喜式(97 […]
意外と近代的なマルカムの街 先日、中国四川省のカム地方に添乗に行ってきました。添乗報告に書かなかった(書けなかった)こぼれ話を、少ししたいと思います。 == 四川省のマルカム(馬尓康)市はアバ・チベット族チャン族(阿坝藏 […]
「いちばん好きな薬草茶はなんですか?」と問われれば「コーヒーです」と即答している。アロマセラピーの方から「いちばん好きな香りはなんですか」と問われれば、やはり「コーヒーが焙煎された香りです」と答えている。すると「え、コー […]