「今しか出来ない」ラダック・ザンスカールの馬旅へ
南のヒマチャル・プラデッシュへの車道開通とともに急速に近代化が進むラダック最奥の地ザンスカール。それに伴って馬とともにある暮らしが失われつつあります。しかし、ザンスカール地方で人が住む最も南の村カルギャク周辺のタンソ谷では、夏に山で家畜を放牧する際の足として、そして荷物を運ぶ荷馬として、まだまだ馬は生活に欠かせない文化が残されています。夏、車で入っていくことのできない緑の放牧地には、遊牧民たちが石積みの小屋(ドクサ)を建てて、乳製品作りに余念がありません。周囲は高山植物が咲き乱れ、雪の載せた高峰が輝き、家畜だけでなく、野生動物の出現も期待できます。
車道が通じたことで素朴さは徐々に失われてしまうかもしれませんが、旅行日数はコロナ前より大幅に短縮されました。まさに、「今しか出来ない」馬旅です。
のんびり「常歩(なみあし)」を基本に進むので乗馬経験者(初級者以上、引き綱なしで乗れる方)であれば参加可能です。一部、馬を下りてトレッキングをする場合があります。また高所での長期間のテント泊となりますので、高所経験やキャンプ・トレッキング経験のない方はご相談ください。
さらに案内するのは、ザンスカール王族出身の日本語ガイド・スタンジン。流暢な日本語だけでなく、チベット仏教にも造詣が深く、さらに地元に密着した人脈を持つ、頼れるガイドです。
説明会開催
故郷ラダックを日本語で紹介する現地ガイド
スタンジン・ワンチュク
日本語でラダックの歴史や宗教を語れる数少ないラダック人ガイド。 ラダックの最奥の地ザンスカールのリジン村出身で、ザンスカールの王家とは親戚筋。 デリー大学オーロヴィンド校、政治学部卒。 学生時代は、里帰りの度に「雪の回廊」チャダル・トレックを歩き、その経験を生かしてツアーガイドの仕事を始める。その豊富な経験と人脈で「風のラダック」を支えてくれています。