馬の背に揺られて緑あふれる放牧地へ

ザンスカール・タンソ谷ホーストレッキング12日間

4名催行日本語ガイド

キャンプ地を目指して絶景の谷を馬で往く

身体の小さなザンスカールの馬

頼りになる旅のお伴たち

遊牧民の作業小屋(ドクサ)

ザンスカールの心洗われる風景が続く

ヤクの渡渉

道中、農作業風景を見かけることも

ダイナミックな景色の中で人々が慎ましく暮らしている

聖山ゴンポ・ランジュン

道中、民家も訪ねます

エーデルワイス(ウスユキソウ)の仲間

出発日設定2025/07/02(水)
旅行代金638,000円
出発地東京
早割90
詳細

「今しか出来ない」ラダック・ザンスカールの馬旅へ

南のヒマチャル・プラデッシュへの車道開通とともに急速に近代化が進むラダック最奥の地ザンスカール。それに伴って馬とともにある暮らしが失われつつあります。しかし、ザンスカール地方で人が住む最も南の村カルギャク周辺のタンソ谷では、夏に山で家畜を放牧する際の足として、そして荷物を運ぶ荷馬として、まだまだ馬は生活に欠かせない文化が残されています。夏、車で入っていくことのできない緑の放牧地には、遊牧民たちが石積みの小屋(ドクサ)を建てて、乳製品作りに余念がありません。周囲は高山植物が咲き乱れ、雪の載せた高峰が輝き、家畜だけでなく、野生動物の出現も期待できます。
車道が通じたことで素朴さは徐々に失われてしまうかもしれませんが、旅行日数はコロナ前より大幅に短縮されました。まさに、「今しか出来ない」馬旅です。

のんびり「常歩(なみあし)」を基本に進むので乗馬経験者(初級者以上、引き綱なしで乗れる方)であれば参加可能です。一部、馬を下りてトレッキングをする場合があります。また高所での長期間のテント泊となりますので、高所経験やキャンプ・トレッキング経験のない方はご相談ください。

さらに案内するのは、ザンスカール王族出身の日本語ガイド・スタンジン。流暢な日本語だけでなく、チベット仏教にも造詣が深く、さらに地元に密着した人脈を持つ、頼れるガイドです。

説明会開催

故郷ラダックを日本語で紹介する現地ガイド

スタンジン・ワンチュク

日本語でラダックの歴史や宗教を語れる数少ないラダック人ガイド。 ラダックの最奥の地ザンスカールのリジン村出身で、ザンスカールの王家とは親戚筋。 デリー大学オーロヴィンド校、政治学部卒。 学生時代は、里帰りの度に「雪の回廊」チャダル・トレックを歩き、その経験を生かしてツアーガイドの仕事を始める。その豊富な経験と人脈で「風のラダック」を支えてくれています。

同行ツアー一覧

乗馬の目安

乗馬日数3日

乗馬距離約30-40kmkm

対 象初級者〜上級者乗馬レベルについて

高所レベル
要検診
レベル表記について 検診について
日付 スケジュール 食事 宿泊
1日目

東京 デリー

午後:東京(成田)発、空路デリーへ。デリー到着後、ガイドとともにホテルへ。

ホテル
2日目

デリー レーアルチ ニンム

早朝:国内線でラダックの中心地、レー(約3,500m)へ。到着後、ガイドがお迎えしアルチへ。アルチ・チョスコル・ゴンパ、サスポルのニダプク洞窟を訪れます。

午後:標高が低く過ごしやすいニンム村(約3,200m)へ。静かな村の散策や民家を訪れるなど、のんびり過ごします。

ホテル
3日目

ニンムカルギル

終日:車でフォトゥ・ラ峠(4,100m)を越え、カルギル(2,676m)へ。(走行=約220km、約4時間半)

ホテル
4日目

カルギル パドゥム

終日:カルギルを出発、スル川沿いにヌン峰(7,135m)、クン峰(7,087m)も遠望できるスル谷を南下します。ペンジラ峠(4,401m)を越えるとザンスカール地区へ突入。ダラン・ドゥルン氷河を眺めたり、遊牧民を訪ねたりしながらザンスカールの中心地パドゥム(3,565m)へ移動します。(走行=230km、約8時間)

7月は峠付近でブルーポピーなどの高山植物が期待できます。

ホテル
5日目

パドゥム

終日:ザンスカール観光

歴史あるサニ・ゴンパ、ザンスカール最大の寺院カルシャ・ゴンパ、十一面千手観音がご本尊のチューチクザル尼僧院、先代のザンラ王とその家族が住んでいたお宅、ザンスカールの谷を見渡す岩山の上に建つストンデ・ゴンパなどを訪問します。

ホテル
6日目

パドゥム タンツェタンソ

午前:車でホーストレッキングの拠点となるタンツェへ。

荷物を振り分け、馬の準備が出来たら馬に乗って広い谷沿いに標高を上げタンソのキャンプ地(約4,200m)を目指します。(乗馬:約15㎞、約5時間)

テント
7日目

タンソ騎馬トレッキングタンソ

終日:騎馬で周囲を散策します。(乗馬:約3,4時間)

左右に迫る山や谷、美しい高山植物、放牧されるヤクや羊。遊牧民の石積みの小屋を訪ねて乳製品づくりを見せてもらったりして過ごします。

テント
8日目

タンソ カルギャクゴンポ・ランジュン

終日:キャンプ場からカルギャクまで馬で下ります。(乗馬:約10㎞、約4時間)その後、両岸に迫りくる6,000m級の赤茶けて荒涼とした山塊を眺めながら、大黒天を意味するゴンポ・ランジュンを仰ぎ見るキャンプサイト(約4,400m)まで車で移動します。

テント
9日目

ゴンボ・ランジュンシンゴラ峠ツォカル湖(トゥクジェ)

終日:シンゴラ峠を越えて、車でツォカル湖へ。氷河が乗った6,000m以上の山々の展望と“陸の孤島”ザンスカール最深部の雰囲気を存分に楽しみましょう。レー・マナリ・ロード高原ドライブ。バララチャラ峠(4,890m)、ラチュルンラ峠(5,060m)を経て、塩湖ツォ・カル湖畔の集落トゥクジェ(4,570m)へ。(走行=約300km、約9時間)

テント
10日目

ツォ・カル湖 ダグランラ峠 レー

午前:再びレー・マナリ・ロードを走り、ダグランラ峠(5,260m)を越えて、レーへ戻ります。(走行=約155km、約4時間)

午後:レーの町散策など、ゆっくり過ごしましょう。

ホテル
11日目

レー デリー

早朝:ガイドが空港へお送りします。

午前:再びザンスカールの山々を飛び越え、空路デリーへ。

午後:空港近くのホテルで休憩します。

夕刻:ガイドと共に空港へ。空路、帰国の途へ。

機内
12日目

東京

午前:東京(成田)到着。

出発日 旅行代金 出発地 催行状況 他
2025/07/02(水) ¥638,000 東京 募集中
最少催行人員 4名 (定員8名) 添乗員 添乗員は同行しません。 7名以上の場合、添乗員が同行します
利用予定航空会社 エア・インディア
利用予定ホテル

【デリー】シャンティパレス、レモンツリー、アイビス・ニューデリーエアロシティ、レッドフォックスホテル・ニューデリー、プライドプラザホテル・エアロシティ、ラーマン、ウェイブス、アヴァロン・コートヤード、ロイヤルプラザ、ホリデイインエクスプレス
【レー】マヘイ・リトリート、ラリモ、オマシラ(STD)、ナムギャルパレス、ホリデイラダック、スピック&スパン
【カルギル】チュトゥクハイト、ハイランド・マウンテン・リゾート、ホテル・シュアチュン、キャラバンサライ
【パドゥム・ジスパ】ゲストハウス
【ツォカル】ロッジまたはテント
※ラダック、ザンスカール内はいずれのホテルもシャワーのみとなります。
※ロッジ、ゲストハウスは規模が小さいため、分宿となる場合があります。
※パルカチックでは男女別の相部屋となります。

一人部屋追加代金 78,000円 ホテル・ゲストハウス泊
燃油特別付加運賃
(旅行代金に含まれません)
45,000円

【ご注意】燃油特別付加運賃及び空港諸税についてをご覧ください。

旅券(パスポート)の残存期間 入国時に残存期間が6ヶ月以上必要
各国空港税/査証

インド査証(VISA)が必要

その他

※ラダックの僧院、小さなお堂などは観光地ではないため、法要や、堂守の不在など現地事情により入場できない場合があります。あらかじめご了承下さい。

●<要健康診断:3,800m以上に宿泊するコース>
このコースは標高4,000~5,000mの高地で長期間宿泊するため、高山病にかかる恐れがあります。日本登山医学会(登山者検診ネットワーク)に登録された専門医による、所定の健康診断をお願いしております。結果により参加をお断りすることがあります。健康に不安がある方や持病のある方は必ず事前に医師にご相談ください。お申込時に健康に関するアンケート、海外旅行保険へのご加入をお願いしております。ご協力をお願いいたします。

●ご旅行代金に含まれないもの
【事前徴収】
・日本国内空港税
・インド出国税
・インド査証代
【その他】
※個人的な出費、クリーニング代など

・大阪・名古屋・福岡・札幌・沖縄など地方発はお問い合わせ下さい。●より詳細な条件はご旅行条件書(募集型企画旅行)をご確認ください。

・このご旅行は、日本語ガイドがご案内します。

・このご旅行は「早割90」の適用対象です。(ご出発日の前日から起算して90日前までのご成約で、ご旅行代金を10,000円割引いたします)

・このコースは標高3,000mを超える高地に宿泊するため、高山病にかかる恐れがあります。健康に不安がある方は必ず事前にご相談ください。また、治療救援費用が無制限に設定されている海外旅行保険への加入をお願いしております。

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ツアー仮予約

出発日 旅行代金 出発場所 催行状況 他  
2025/07/02(水) ¥638,000 東京 募集中

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出発日:2018.09.08

評価:

今回のザンスカール・トレッキングルートは、絶景ルートでした。プクタルゴンパなどのチベット仏教文化にも触れながら、かつ馬を使った運搬・旅が日常である生活に触れられるという意味でも貴重なルートでした。日程にも無理がなく、徐々に高度を上げていくので高山病対策もできました。馬方やトレッキングスタッフも充実しており、皆で旅する一員の気分を味わえました。Shingo La Darchaルートは、現在車がとおれる道を整備中で、3年から5年後には、車での旅が可能になるとのこと。馬旅は今のうちかもしれません。
一方、レーマナリロードは、舗装が8割とすすみ、ツーリングバイカーを多数みうけました。茶屋や宿泊施設もそれなりに整備されているようでした。一方で、自然環境も健在、ツァンタン高原、ツォカル付近では、パシュミナヤギなどの家畜の他、飛来する渡り鳥だけでなく、ワシ、キャン(野生ロバ)などの野生動物にも遭遇でき、5年前は植物系だった体験が、動物系も含まれて感激でした。
ラダックだけでもいいですが、ザンスカールまで足を伸ばせると、厳しい自然環境に育まれたまた違った世界に遭遇できる。再訪したい場所がまた増えました。