添乗報告記

添乗報告記●ヒマラヤの山々を仰ぎ見る絶景キャンプ体験(2014年12月)

 

コース名:絶景キャンプとヒマラヤ展望のんびりハイキング7日間
2014年12月28日~2015年1月3日
文●池内明穂(大阪支店)


まさに絶景!(オーストラリアンキャンプにて)


世界8,000m峰14座のうち8座があるネパール。「ヒマラヤを見てみたい!」という旅人にとって、色々な地域の中から自分にあったプランやルートを選べるのも大きな魅力。最高峰のエベレスト(ネパール語:サガルマータ)を望みたいならクーンブ方面、気軽にハイキングを楽しみたいならアンナプルナ方面(トレッキングも勿論可能です!)、静かなエリアで春や夏に高山植物を見たいならランタン方面、カトマンズに滞在しているならエベレスト遊覧飛行、というように体力や日程、日数に応じて「絶景」を楽しむことができるのです。


「神々しい」という言葉がぴったり(夕刻のオーストラリアンキャンプにて)(クリックで拡大)


今回は、多くの方が気軽に参加できるハイキングの実際と、ちょっと気になるテント泊についてご紹介します。アンナプルナ山群の麓には、弊社ロッジ「つきのいえ」、提携リゾート「はなのいえ(株式会社ナイアード経営)」もあり、疲れた体を自慢の五右衛門風呂で “湯ったり” 癒すにも最高です。
初めてテント泊をするという方にとっても、思い出に残る一夜となるよう、風スタッフが総力を挙げてお手伝いいたします!


ルート案内図


ハイキングはこんな感じ

尾根沿いを歩く部分(キャンプ地~つき~はな間)は、普段運動をしていない方でも、ゆっくり楽しく歩くことができる道のりです。アンナプルナ連峰の大パノラマを眺め、道の途中で出会う現地の人々やトレッカーに「ナマステ!」と声をかけながら、のんびり足を運びます。

道沿いには民家や学校があるので、生活風景を垣間見ることができ、笑顔の人々に出会えば、よりネパールを近くに感じることでしょう。

そして、少し頑張ってほしいのが、幹線道路から尾根までの登り部分。(※カーレ~オーストラリアンキャンプ間/フェディ~つきのいえ間/ミランチョーク~はなのいえ間等)300m~500mほどの標高差があります。ところどころ急な石段が続く部分もありますので、「ビスタリ~、ビスタリ~(ゆっくり、ゆっくり)」と進みましょう。目指す先には、絶景が待っています。もちろん無理は禁物ですので、苦しくなったらすぐにガイドに声をかけてくださいね。


歩きやすい平坦な道が続きます
(つきのいえ~はなのいえ間)

立ち止まり、山をみて…
(つきのいえ~はなのいえ間)


ナマステ〜!

民家を通り抜けながら
(つきのいえ~はなのいえ間)


どこか懐かしい風景が広がります
(はなのいえ付近)

人数が多ければ、サブガイドが同行。先頭組と離れても安心。
(つきのいえ~はなのいえ間)



登りの石段
結構ツライです

尚、お手軽なハイキングといえども、足元には少し注意が必要です。地元の人々はサンダルで行き来していますので、スニーカーでも歩くことはできますが、石段や石畳などゴツゴツした箇所や、山水が流れだして滑りやすい部分もありますので、ある程度靴底のしっかりしたすべりにくいものをご用意ください。もちろん、ミドルカット以上のトレッキングシューズがあればベストです。

「つきのいえ」「はなのいえ」には車で行くことも可能です。ご希望の方はご相談ください。


絶景ポイント オーストラリアンキャンプ

かつてオーストラリア人が多く訪れていたことから名づけられた標高約2,060mのキャンプ地には、現在いくつかのロッジが点在しています。今回お世話になったところはダイニングやお部屋、トイレ等の建物の真ん中に広い空間が設けられ、非常に開放的な場所にテントを設営しました。
「なんでロッジがあるのに、わざわざテント?」と思われるかもしれませんが、このツアーは初めてテントで泊まる方でも安心して、かつ気軽に楽しめる工夫が詰まっています。天気がよければ、テントの入口を開けた状態で、寝袋に入ってみましょう。体は温かい状態で、横になりながら、ヒマラヤの山々や星空を眺めるのも贅沢な体験となりますね。


テントの設営、撤収は?

ネパールのトレッキングやハイキングでは、メインのガイド以外にも、サブガイドや、歩くときに不要な荷物を持って、目的地まで運んでくれる大切な役割を担ったポーターが必ず同行します。
彼らは、荷物を運んでくれるだけではなく、私達が元気に歩き続けられるよう、様々な面でサポートをしてくれます。テントの設営や撤収もそのひとつ。慣れた手つきで、テントを組み立てていきます。地面にテントを固定したら、中の寝床も準備してくれます。
※時間や体力がある方は、是非設営も一緒に体験してみましょう。


「荷物、よろしくお願いします~」
逞しいポーターさん

朝露に濡れたテントを乾かします



テントの中は?

テントは3~4人用サイズが基本です。2人で1つのテントとなるので、内部は荷物の整理もできる程度の広さがあります。朝露や霜が降りるため、靴はテント入口の前室に。
そして明るい内に、ヘッドライトの用意と、タオルやトイレットペーパーなど夜間に必要なものが、どこにあるか、簡単に自分の荷物の位置を把握しておくとよいでしょう。暗くなっても慌てなくてすみますね。


テントの中は広々

寝袋の中は、インナーシーツと薄手の毛布
そしてあったか湯たんぽ



至れり尽くせり「欲しい」が揃った風キャンプ

スリーシーズン用の羽毛の寝袋、インナーシーツ … 標高も高く朝晩冷え込む山中でも安心
湯たんぽ … 寒い夜もポカポカ
… あるとないとでは大違い
エアマット … 寝袋の下に敷き、地面の冷えから守ります。エアマットの弾力も嬉しい
朝晩のお湯サービス … スタッフが洗面器とお湯を渡してくれます。顔を洗ったり、冷えた手をつけたり。お湯がほとんど使えないキャンプやトレッキングのロッジ泊中に、ほっとできる至福のひと時です。

<クリックすると拡大します>

購入したばかりのエアマット。備品管理やメンテナンスも大事

湯たんぽ

枕もこの通り!

朝晩1回づつお湯のサービス。顔を洗います



食事、トイレ、通信事情

食事は、ロッジ所有のダイニングや、天気がよければ広場のテーブルで頂きます。モモ(ネパール風餃子)や野菜炒めやお粥など、私達が食べやすいようなものを、ガイドとスタッフが心をこめて準備してくれます。

またトイレはロッジに併設されており(水洗の洋式タイプ)、今回は夜でも電気が点きました。
通信事情は、年々状況が変わっていくと思いますが、今回は、wifiが通じましたし、ロッジのダイニングでは共同コンセントで充電もさせて頂きました。利用者が多い場合は譲り合って使いましょう。


朝食一例
(パンケーキや野菜炒め、お粥など)

外での朝ごはん




キャンプ地での過ごし方

日中の晴れ渡った山並みは勿論のこと、夕日や朝日に照らされたアンナプルナ山群が見渡せるキャンプ地では、刻々とその表情を変えながら、ゆったりと時間が流れていきます。キャンプ地からすぐ近くの丘に行けば、ポカラのフェワ湖も見下ろせる絶景ポイントもありました。


刻々と変わる山の景色を眺める
(夕刻:キャンプ地にて)

いくら見ていても見飽きない!朝食後のひと時

朝日を待つ(キャンプサイト近くの丘)

近くの丘から望むフェワ湖と朝日

夕日に輝くマチャプチャレ(キャンプ場からズームで撮影)



キャンプ&ハイキングデビューしませんか?

世界各国には「絶景」と称される場所はいくつも存在しますが、おそらくネパールでは、多くの旅人にとってより深くその思いが感じられると思います。体力や技術やある程度の装備が必要な“登山”は敷居も高くちょっと無理・・と思っている方でも、ネパールでは“トレッキング”や”ハイキング”という形で、自らの足でヒマラヤに近づくことができます。そして、その達成感は「絶景」を更に格別なものとしてくれることでしょう。

キャンプが初めてという方も、辛いのは嫌だけどちょっと体を動かしたい方も、海外でハイキングをしてみたい方も、ネパールは絶対お勧めです!!


つきのいえにて撮影