【出張レポvol.8】チッタゴンに息づく仏教の村を訪ねる

チッタゴン 仏教徒バルアの人々が住む村

 

首都ダッカの南東に位置するチッタゴンは、国内最大の港を持つ港湾都市で、商工業の中心を担う国内第二の都市。また、インドミャンマーとも国境を接するエリアは丘陵地帯であり、コックスバザールにある世界最長のビーチがある海岸線も擁するなど、地理的にも興味深い場所です。

今回10年ぶりに、チッタゴン郊外にある仏教徒バルアの人々が住む村を訪れました。
現在はイスラム教が多数を占めるバングラデシュにおいても、バルアの人々を含むベンガル地方の仏教の歴史は深く、国内の仏教徒の多くがここチッタゴンの平野部と東部の丘陵地帯に集中しています。

村の有力者たちと再会を喜び合った後、お互いの近況報告、それから村の状況や今後についての話し合いの場を持ちました。この村は高僧を輩出した仏教的な面だけではなく、社会福祉についても活動の歴史が長く、現在も児童養護施設を僧侶や地元の青年部(?)のような組織がサポートするなど、地域コミュニティが活発な一面を持ちます。

話し合いの後、児童養護施設や学校をまわり子どもたちの様子を校長などの案内の元、見学させてもらいました。
この村では、今まで主に大学生らが研究や交流を目的として訪問し、ホームステイをしながら村の生活を体験するフィールドとして受け入れをしてもらっています。
中学校の一室をお借りし、一晩お世話になった翌朝、そのままの流れで朝礼を見学させてもらったのですが、まさかの展開が私にふりかかり…朝礼で生徒200人くらいを前にスピーチをすることとなりました😅

チッタゴン 仏教徒バルアの人々が住む村

 

チッタゴン 仏教徒バルアの人々が住む村

 

村を後にし、ダッカへの帰りは国内便でひとっ飛び。
この日、バングラデシュはラマダン初日を迎えました。

チッタゴン 仏教徒バルアの人々が住む村


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