ラダック出張に行ってきました!

出張期間:2023年9月12日~20日
文・写真 ● 平山 未来(東京本社)

Jullay!先日ラダックに出張に行って来ました。

ラダック地方は、インドの北西部、ヒマラヤ山脈とカラコルム山脈に囲まれた、標高約3500メートルの地に広がる山岳地帯。地名のLADAKHとは「峠を越えて」という意味があるそうです。


中国のチベット自治区よりもチベットらしい場所と言われる「チベット文化圏」でもあり、寺院や山好きにはたまらない土地でもあります。



ヒマラヤの上を飛び越える絶景フライトにテンション上がります!


初日はデリーに宿泊し、翌朝早朝、ワクワクしながら国内線に乗り込みました。デリーの空港からレーに向かう飛行機の中から見える景色に早速テンションが上がります!


標高3500mのレーの空港では、風のラダックのガイドを長年勤めてくれているスタンジンさんに「Jullay!ようこそラダックへ!」と笑顔で迎えられ、まずはパーミットの手続きを進めます。


その後、最初は、比較的標高が低い下ラダック(標高3200m前後)のニンム―やアルチ周辺の村やゴンパをお散歩したりして、高所に慣れるべく、深呼吸を忘れずに、の~んびり過ごしました。


ニンム―に住んでいるスタンジンさん。そんな彼の案内だからこそいける、村の小径や路地裏を歩きながら、村人の方々と「Jullay!」と挨拶しながら村を歩くのがとっても楽しかったです◎

ラダックの人々はフレンドリーでやさしい人ばかり◎

宿泊したのは、ニンム-ハウスというヘリテイジハウス。スタンジンさんのおじいちゃんが住んでいた古いお宅を改装したホテル。もともとこの土地の長老のような存在だったそうで、日本でいえばまるでお城のような建物。

うっかりすると迷子になりそうな内部を探検したり、外の畑を見学したり、敷地内で飼っている家畜たちに癒されたり。小川が流れているので、せせらぎを聞きながら、ハンモックでゆらゆらすることもできます。


ニンム―ハウスの外観。村に溶け込んだ建物で落ち着きます。

ニンム―ハウスの家畜たち(ゾッキョ?) おいしいミルクをありがとう~

外のリラックススペースも大変居心地がよく、チャイを飲みながら、部屋で寝る時以外はほとんどガーデンで過ごしていました。夜は焚火で温まることもできます。


心地よくすごせたテラススペース

そんなニンム―ハウスで提供される食事は、スタンジンさんの奥様が育てている野菜がたくさん使われていて、無農薬の採れたて野菜が食べられるのがとてもうれしい。


スタンジンさん宅の野菜畑。おいしそうな野菜たちがたくさん育ってました!

ミルクは敷地内にいる家畜たちから搾ったもので、アプリコットジャムやバターも自家製。家畜の糞を肥料にして、野菜を育て、それを人が食べ、残ったものは家畜が食べる。とってもエコロジーな循環型の暮らしが至る所に垣間見れて、感謝しながらいただきました。


ニンム―ハウスの目の前にある、スタンジンさんのお宅に民家訪問させていただいて、奥様から振る舞われたバター茶やツァンパも美味しかったです。


スタンジンさんのお宅でバター茶とツァンパをいただきました。おいしかった~♪

ニンム―ハウスの敷地内で育てられた杏のジャムと自家製バター。美味しい~。

3日目にはbaby trekのルートを車で巡りながら、ひたすら絶景ドライブ&ミニハイク。途中、古い村らしい渋い建物を見学したり、村人のかわいいおばあちゃんと触れ合ったり、小さいマニ車を回しながらの村内さんぽも楽しい時間でした。


ラダック一やさしいトレッキングルート「ベイビートレック」



小さなマニ車を回すスタンジンさん

ランチはスタンジンさんにお願いしてピクニックランチ。日陰と川沿いはとっても気持ちが良いので、この時期のピクニックは最高なのです。


高所ではどうしても食欲が落ちるので、スタンジンさん宅で採れたメロンやスイカを食べられるのもうれしい。


ピクニックランチの時に自家製の果物も用意してくれていたスタンジンさん。さすがです!


4日目からは、標高が高い上ラダック方面を目指します。2泊3日で湖巡りへ出かけ、パンゴンツォとツォモリリ、ツォカルへ。標高4000~5600mあたりをうろうろした3日間。


明け方に雨が降ったおかげで5000m以上の山々に新雪がつき、雪景色がものすごく美しいじゃないですか!!五色のタルチョと雪山と湖は映えますね~。そこらじゅうが絶景だらけ。


パンゴンツォで新雪を纏った山々が美しい

5000m以上の峠を何度も越えていきます




散歩中、小さな水たまりに映り込んだ絶景

あと、思っていた以上に水鳥も多く、個人的にはクロクビツル(オグロヅル)と野生のロバ(キャン)に何度も会えたのがうれしかったです。おなかがぽっこりしてるキャンが可愛すぎました・・・


7日目にはカルドゥンラという5359mの峠まで出かけ、レーの町歩きをしてお土産を物色し、すべて希望は叶えて、今回の旅は終了。


温泉のにおいが立ち込めてるツォカル


個人的な感想としては、風の取り扱い地域でもある「キルギス」や「ユーコン」「ネパール」「モロッコ」「チベット」と近い魅力があるなぁと感じた旅でもありました。


チベット文化圏ファンの方はもちろんですが、私のような、風景写真好きな方にもたまらない場所だと思います。ラダックには絶景しかない。360℃絶景すぎて、どう撮っていいものか悩ましいほど。。



そんなわけで、ラダック編のおさんぽ旅、フォトジェニックツアー、女子旅、ホーストレックツアーをこれから作ってみようと思っていますので、来夏のヒラヤマ新企画にご期待ください!




関連ツアー

ふたつの天空の湖を巡る旅

2024/09/03発 おさんぽラダック9日間

6名催行日本語ガイド添乗員早割

フォトジェニックなラダックの絶景を巡る旅。個人旅行ではなかなか行けない、ちょっとローカルな場所にも足を運んで、より道、道草やピクニックなどをしながら、各地でさんぽ(散策)や撮影を楽しむ旅です。伝統的な民家を改装した個性的な宿にも宿泊します。
出発日設定2024/09/03(火)
ご旅行代金449,000円
出発地東京(成田)

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コメント一覧

いつかはラダック、と言っていると、行けるかもしれないと思っています。

サウサンスコミッチ2023.11.18 07:11 pm

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