添乗報告記●自転車でアンコールワット5日間

ツアータイトル●自転車でアンコールワット5日間〜遺跡と農村の森をサイクリング〜
ツアー期間●2015年2月7日~2月11日
文・写真●嶋田京一(東京本社)

【風カルチャークラブ】の講師が同行する特別企画として2月に丹羽隆志さん同行のカンボジア自転車ツアーを開催しました。事前に丹羽さんと現地ガイドのパナー君が遺跡の森の周辺にある村々をつなぐ道を下見して作り上げたルートは土地の人たちとの素敵な出会いの連続でした。ペダルを踏んだ数だけ、いやそれ以上の笑顔に出会えた旅となりました。



アンコールワット遺跡というネームバリューの魅力が強いイメージを持つ国ですが、いざ自転車で旅してみると、遺跡そのものよりもそこに暮らす土地の人たちとの出会いと触れあい、そしてそうした出会いの数の多さに圧倒され、かつ強烈な魅力を感じた今回の旅。

そんなカンボジア自転車ツアーの魅力は、文章よりも写真のほうが伝わると思い、写真をメインに報告させていただきます。

着いたぞカンボジア、シェムリアップ空港!

タラップを降りて直接滑走路に降り立てるのがいい! 着いたぞ! カンボジアの大地に立ったぞ!
思わず仁王立ちになり、地面を踏みしめたくなります。到着の満足感が違うんだなあ…。

黄昏どきにタラップを降りて到着黄昏どきにタラップを降りて到着
歩いて空港ビルへ
歩いて空港ビルへ




翌朝… さぁ今日からサイクリングだ!

天気は良さそうです、よし! これはいいぞ!

ホテルの屋上からの眺めホテルの屋上からの眺め
朝のホテル前
朝のホテル前




旅の相棒、自転車とご対面

自転車のフィッティングを済ませたら、いったん車で出発地点まで運び(移動)し、アンコールワット遺跡の近くからサイクリングスタートです。

ここで自転車を借りますレンタル自転車ショップへ
サドルの高さを調整中
サドルの高さを調整中




いよいよ出発!

アンコールワット遺跡の入場ゲートを過ぎたところからサイクリング開始! でもまだここから遺跡の姿は見えません。

現地ガイドのパナー君現地ガイドのパナー君
行ってきまーす!
行ってきまーす!




いきなり森の中へ

スタートしてすぐ、幹線道路から森の小道へ。え!? 遺跡はこっちじゃないと思うんだけど…。
いいんです! 寄り道しながら行くのが自転車旅の醍醐味なのです。

幹線道路から森の小道へ幹線道路から森の小道へ
気持ちいい森の道
気持ちいい森の道




村だ! 寄ってみよう

現地ガイドのパナー君と丹羽さんが下見を重ねて作り上げた森の道は、幹線道路で効率よく遺跡にたどり着くよりも、ぐっと深くカンボジアに触れることが出来る道なのです。

村に出た!村に出た!
すかさず寄り道、あれは何?
すかさず寄り道、あれは何?




お宅訪問

あるお宅に生えていた木をきっかけにそのままお宅訪問となりました。カポック綿でピンとくる人は、この木への反応が違います。なんと実は食べられるとのことで、試食にトライした方も。

カポック(パンヤノキ)の木カポック(パンヤノキ)の木
カポックの実を確認中カポックの実を確認中




コレなんの実か覚えてますか? と丹羽さんが見覚えのある実を指差しています。しばし、アタマの中を検索…、思い出しました、レンプ(蓮霧)ですね! 台湾自転車ツアーのときに買い求めましたねえ。

まだ若いですが綿状に毛羽立ってきてますねまだ若いですが綿状に毛羽立ってきてますね
レンブ(蓮霧)の実もなっていましたレンブ(蓮霧)の実もなっていました




その後、さらに先へ進むと村の商店街というか市場とでもいいましょうか、軒先に生活雑貨や魚、野菜、などの食料品がならぶ一角にでました。

さぁ次の寄り道目指して出発!さぁ次の寄り道目指して出発!
村の市場がありました村の市場がありました




早速、ちまきを購入。もち米の自体の甘さがなんともいえず美味しかったです。日本のおこわと似た味になんだかほっとしたものです。

ちまきを購入ちまきを購入
ジャングルの小道をゆくジャングルの小道をゆく




森を抜けたら遺跡がすぐそこに

迷路のようなジャングルの小道を自転車で抜けると、そこはもうアンコールワット遺跡のすぐ横のお堀でした。すごい! 自転車で走ることで、あちこちにこうした生活道があることを知りました。

森を抜けたらアンコールワットのすぐ近くだった森を抜けたらアンコールワットのすぐ近くだった
自転車で遺跡の中へ!自転車で遺跡の中へ!

次はどこへ向かうのか楽しみ次はどこへ向かうのか楽しみ




ビッフェ朝食の楽しみは麺

カンボジアの麺料理は美味しいのです。朝からついつい食べ過ぎてしまいそう。毎朝、この麺を楽しみに起きたものです。

朝食の麺選びが楽しい朝食の麺選びが楽しい
麺のトッピングを毎朝楽しみました麺のトッピングを毎朝楽しみました




さぁ、今日も楽しみましょう

スタートしてすぐ、ある村でなにやら人が集まっているので、迷わず自転車を降りて様子を伺ってみると、村の人たちがお坊さんに寄進しているとのことでした。村の人たちの信心深い姿に心うたれたのとともに仏教同士の親近感から、ついこちらも手を合わせて拝んでしまいました。そんな我々の姿を村の人たちも自然に受け入れてくれたことがうれしかったです。

出発前に行程を説明する丹羽さん出発前に行程を説明する丹羽さん
村の人たちが集まりなにやら集会が...村の人たちが集まりなにやら集会が…




お坊さんたちへ寄進しているようですお坊さんたちへ寄進しているようです
ありがたく水をかけていただきましたありがたく水をかけていただきました




お寺があったので寄らせてもらいましたお寺があったので寄らせてもらいました
南国のお堂は明るい雰囲気南国のお堂は明るい雰囲気




ペダルを踏む数が出会いの数

カンボジアの農村を走っていくると、とにかくあちこちから声がかかります。子供たちの「ハロー!ハロー!」の声、姿は見えないけど、遠くの家の中から声が聞こえたり、家の中から小さな女の子が走り出してきたり… 自転車を停めたくなことばかり。でもそんなことしていたら、1時間に10mも進めないでしょう。なんて大げさな! と思われるかもしれませんが、来てみればわかりますから…

次の出会いをもとめてペダルを踏む次の出会いをもとめてペダルを踏む
立ち寄ったお宅でのひとコマ立ち寄ったお宅でのひとコマ




休憩時に何かを見つめている一同休憩時に何かを見つめている一同
行く先々にこうした光景が...行く先々にこうした光景が…




本日の買い食いは肉まん本日の買い食いは肉まん
森が途切れると田んぼがひたすら広っていた森が途切れると田んぼがひたすら広っていた




船上から水上集落を眺める

乾期のため、水上ではなかったものの、そのぶんそびえるように立つ集落の高さが雨期の増水量を象徴しているようで、この時期だからこその眺めとして圧巻でした。

船上から水上集落を眺める船上から水上集落を眺める
雨期にはここは船でしか行き来できなくなる雨期にはここは船でしか行き来できなくなる




水上集落のお宅に訪問水上集落のお宅に訪問
本日のサイクリング終了!本日のサイクリング終了!




夜は伝統舞踊を見ながら夕食

伝統舞踊のディナーショー伝統舞踊のディナーショー
指先の繊細な動きが素敵でした指先の繊細な動きが素敵でした




さぁ、サイクリング最終日

あっという間に、最終日。この日は西バライの巨大な貯水湖とその周辺の村々へ。さぁ、スタート!して、すぐに早くも、寄り道に…。 でも、さっと降りて、さっとスタートする気軽さが自転車の良さなのです。

出発前の点検は大事です出発前の点検は大事です
すかさず寄り道してしまうすかさず寄り道してしまう




ウシには上の歯がないってホント?ウシには上の歯がないってホント?
西バライの貯水池西バライの貯水池




率先(?)して寄り道する丹羽さん率先(?)して寄り道する丹羽さん
ドリアンに挑戦ドリアンに挑戦




せっかくなのでフランス料理を

フランス統治時代の影響でフランスの食文化が色濃く残っているのでは?と、夕食の1回をフランス料理にしてみました。え? 風のツアーっぽくないですって? そんなことはないと思うのですが…

フランス料理も堪能しましたフランス料理も堪能しました
フレンチ、美味しゅうございましたフレンチ、美味しゅうございました




フレンチのデザート 美味しゅうございましたフレンチのデザート 美味しゅうございました
 帰りの空港で熱心に旅を振り返っている皆さん 帰りの空港で熱心に旅を振り返っている皆さん




自転車は、徒歩より長い距離を移動でき、適度なスピードが無理のない出会いを演出してくれる優れもの。ペダルを踏むごとに出会う素敵な体験。これが自転車の旅の魅力なんだなぁ、ということをこれでもかというほど見せつかれた気がするカンボジアの自転車旅でした。

この楽しさをぜひ味わっていただきたいです!!


カンボジア自転車ツアー情報



ということで、お客様のご希望の日にちに合わせて、ご依頼をいただいてから手配するオーダーメイドプランを用意しました。お二人からお申込み可能で、一組だけのプライベートツアーとして催行いたします。表示しているプランのままでもいいですし、ご希望にあわせてアレンジも可能です。
↓コチラをどうぞご覧ください。

<2名様から催行>サイクリング好きの現地ガイドと行く

終了ツアー 自転車でアンコールワット・5日間 遺跡と農村の森をサイクリング

出発日設定2020/05/04(月・祝)
ご旅行代金189,000円
出発地東京・大阪・名古屋
cm-kz-bc-01 cm-kz-bc-01

終了ツアー