テレワーク

にわかに、テレワークという“働き方”が注目を集めている。弊社もZoomというソフトを使って、電話会議の練習を始めた。全員分のテレビカメラとインカムを揃え、とにかく慣れようということで、朝のミーティングに使うことにした。

まずは、Slackの立ち上げから始まる。今日は、まだ二日目なので、私は手間取ってしまったが、若いスタッフに教えてもらいながら使ってみた。不思議なもので、顔が見えると親近感がわく。今まで大阪支店のスタッフとは年に数度しか会えなかったが、これで毎日顔が見える。

資生堂や電通など大手企業は新型コロナウィルス感染症の影響でテレワークに入っているが、これから一挙にテレワークが広がることだろう。通勤から解放され、自宅で仕事ができるなどということは未来の話で私には関係ないと思い込んでいたが、一挙に現実味を帯びてきた。8時間労働や労働日、有給休暇など現在の制度だって、それに伴って変わるかもしれない。労働時間が短くもなるが、生活との境目がなくなりオフとの切り替えが難しくもなると指摘されている。

一番変わるのは、組織の在り方だろう。今までは日本は、組織が優先され個は組織の中の一構成員に過ぎなかったが、テレワークやSlackを使うと、その場で物事が決まっていくようになる。根回しなどなくなっていく。また、そうならないと意味がない。会議は極端に減るだろう。したがって、独立した意思を持ち、自分の発言と行動に責任が取れる個が単位となっていく。こんなことは日本人のマインドにはない。同時に、会社としての意思決定をどうするのか、そのルールを作る必要があるだろう。難しい話はともかく、今は習うより慣れろということだ。

新型コロナウィルス感染症もパンデミックと認定され、いよいよこれからが本番だが、来週には新しいパンフレット『風の季節便plus』がお客様のもとに届く。せめて、旅ができないストレスを、先々の計画を立てることで発散していただきたい。そんな思いで送りました。皆様の、ご予約をお待ちしております。

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