チベット人に喜んでもらえる日本のモノは? [LHASA・TIBET]

いろいろあろうが、チベットが初めての人にはなかなか思いつかないものだ。 でも、旅の途中で触れ合った人たちに、何か感謝や好意の気持ちを伝えたいときには、ちょっとしたものを「小道具」として持ち歩いていると、非常に便利だ。

敢えて男と女で分けてみよう。

男はやはり煙草の類であろうか。
日本や外国の煙草はラサでは手に入らないので、とても喜んでもらえるもののひとつだ。 煙草でも、濃いもののほうがチベット人の嗜好に合うようだ。 風の現地手配会社のスタッフへのお土産は、僕はいつもマイルドセブンの8mgを買っていく。 もっと濃いものでもいいだろう。

ラサでは男の九割方は煙草を喫しているのではないだろうか。 茶館でもオフィスでも道端でもどこでも吸っている。 お寺の境内以外は、日本のように禁煙区のようなものがないので、嫌煙家にはちょっとつらいときがあるかもしれない。 「男は煙草を吸うもの」という考え方が流布している一方で、女性が煙草を吸うとかなり見下されるので要注意である。

では、女性には何がよいのか? 何が喜ばれるのか?
質のいいチョコレートなどは、日本や欧米の女性には「お土産」としていいのかもしれないが、チベット人女性は甘いものに対する執着があまりないような気がする。(その代わり、超激辛モノには非常に弱いが。) 

先日、意外に喜んでもらったものがある。 それは「カイロ」。

僕の友だちの嫁さんが身重にも関わらず、寒い中を毎日モップ拭きなどをやっているのを見て、ちょっと不憫に思い、あげたのがきっかけだ。 僕の部屋にある大量の「カイロ」は、実は去年ラサに来られたお客さんが置いていったものだが、僕はほとんど使わないので、どうしようかと思っていたのだった。 

カイロは魔法の袋だ。 
何もしないのに、勝手に温かくなる。

上の妊娠中の彼女にあげたとき、一緒にいた他の女の子たち(僕の住んでいるホテルの従業員)にもあげたが、「カイロ」の威力を肌で感じた彼女達の驚きよう・喜びようは尋常ではなかった。 
翌日、別の女の子たちが、「昨日私たちいなかったら、カイロもらってないよ。何であの子たちだけ? 私たちにもちょうだーい」、と言ってきたので、「妊娠している女性にしかあげないよ!」、と答えてやった。すると、ニタニタしながら「私たちはもうすぐ妊娠するつもりなんだよ! だから、ちょうだーい」、となかなか言う。

結局、足底カイロを除いてほとんど全部、彼女達にとられる羽目になってしまった。

煙草などとは違って、「カイロ」は実際に感じてもらって、相手にあげるのがよい。 そうでなければ、何の有り難味も分からないし感謝もしてくれないであろう。

Daisuke Murakami

12月11日
(ラサの)天気 晴れときどきくもり
(ラサの)気温 −2〜13度 (気温差注意!) 
(ラサでの)服装 ジャンパーやコート、長ズボン。 日焼け対策は必須。 空気は非常に乾燥しています。 念のために、雨具は持ってきたほうがよいでしょう。

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