モンゴル料理って? モンゴルのお食事事情

サインバイノー! モンゴルが気になる皆さんこんにちは。

モンゴルのイメージといえば草原、馬、羊……一度は行ってみたい国だけど、コンビニもレストランもない草原で食事が合わなかったらどうしよう? という方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回は気になる旅のお食事事情についてご紹介します。

モンゴル料理の基本は塩味

モンゴルといえば遊牧、遊牧といえば身軽であることがとっても大事。重たい調味料をあれもこれもと持ち運ぶのは大変なので、味付けはシンプルな塩味が基本です。でも食べてみると、こんなにも味わいに違いがあるのか! と驚かされます(ちなみに風の旅行社の直営キャンプ「ほしのいえ」では日本人が食べやすいようにコンソメ等々での味付けも行っており、とても美味しい、嬉しいと評判です)。

モンゴル料理「ホーショール」

モンゴル料理「ホーショール」

モンゴル料理「ボーズ」

モンゴル料理「ボーズ」

例えばモンゴル料理として有名な「ホーショール」と「ボーズ」。どちらも小麦粉で作った生地に肉ダネを包んだもので、物凄く大雑把に言うと揚げたらパンチが強めのホーショール、蒸したらブワッと旨味が広がるボーズになります。羊肉を使うことが多いですが、牛肉を使うこともあります。日本からお好みの醤油や七味唐辛子等を持っていったら、更にボーズに伸びる手が止まらなくなってしまうことでしょう(そう、ほとんどが塩味なら味変し放題とも言えるわけです)。

モンゴルの旧正月 ツァガーンサル豆知識」ではボーズの作り方もご紹介しているので、そちらもぜひご覧ください!

冷たい空気にスープが染みる

一日の寒暖差が激しい草原では、いつのまにか体が冷えていることも。そんな時は温かいスープが格別に染み渡ります。うどんのような麺(ゴリル)が入った「ゴリルタイシュル」を召し上がれ! うどん系の麺って負担なくスルスルっと食べれちゃうのが不思議ですよね…。

モンゴル料理「ゴリルタイシュル」

モンゴル料理「ゴリルタイシュル」

ちなみにゴリルに肉や野菜の旨味を吸わせて、焼うどんのように仕上げた「ツォイワン(ツィバン)」も必食。ツォイワンはモンゴル人のソウルフード的な位置づけにあるらしく、日本人バンドがツォイワンの歌を作ったら大人気になった~なんて話もあります。気になる方は『Mongol tsuiwan her we?』で調べてみてください。

モンゴル料理「ツォイワン」

モンゴル料理「ツォイワン」

モンゴルでも野菜は食べられます!

さぁここまで見てきて「野菜が少ない…?」と思ったあなた。ご安心ください。確かに伝統的には乳製品でビタミン類を補ってきたモンゴルですが、最近は野菜の利用も増えています。「ほしのいえ」ではサラダ等々も出ますし、ウランバートル市内のデパートでは野菜・果物コーナーも充実しています。お肉や粉物ばっかりだと胃が疲れちゃうんじゃないかしら? と心配だった方にもモンゴルは楽しんでいただけますよ!

ほしのいえ食事例

農耕民族としてはサラダがあるのが嬉しい

ほしのいえ食事例・お粥

中央に写るお粥

さらに風の旅行社の直営キャンプ「ほしのいえ」をご利用の場合は朝食にお米のお粥も出ますので、より日本人の胃には優しい対応になっています。塩昆布や梅干し、お気に入りのふりかけ等があると便利です。

もちろんザ・肉も楽しめます

せっかくだから肉にかじりつきたいんだ、というワイルド志向なあなたには「ホルホグ」をどうぞ。羊肉の塊と野菜と焼石とを重ねて蒸し焼きにした伝統料理を食べた暁には「草原に来た…!!」という感慨でいっぱいになることでしょう。捌きたての羊肉は臭味が少ないので、羊肉はちょっと苦手なのよね~という方もぜひ一口は召し上がってみてください。

ホルホグを作る様子

ホルホグを作る様子

モンゴル料理「ホルホグ」

モンゴル料理「ホルホグ」

また、ホルホグはいわゆるお祝い料理でモンゴル人も年がら年中食べているわけではありません。モンゴルにやってきた我々のために用意してくれたんだな、と思うとまた美味しさが増しますね。こちらももちろん塩味。個人的には肉の旨味がしみ込んだホルホグのジャガイモがイチ推しです!

食でモンゴルの大地と繋がろう

遊牧文化が続いてきたモンゴルの土地は基本的には畑作に向く土地ではありません。大地の草を家畜が食べ、人は家畜の乳が出る夏は乳製品を、厳しい冬にはその冬を越せない家畜の肉を食べて生きてきた土地です。ぜひそんな背景に思いを馳せながら、食べ物を通じてモンゴルの大地を自分の一部にしちゃってください。

 

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