添乗報告記●ほしのいえセレクト乗馬6日間(2019年7月)

添乗ツアー名 ●ほしのいえセレクト乗馬6日間
2019年7月19日(金)~7月24日(水)
文・写真 ● 川崎(大阪支店)

今年2回目のセレクト乗馬は、成田空港から添乗員2名が同行しました。モンゴルでは、馬は元気はつらつ、スタッフも用意周到、ガイドも気合十分の態勢で待っていてくれました。

ウランバートル到着後、ほしのいえに向かう途中、草原で小休止。おもわず一面に漂うハーブの香りにいきなり心をわしづかみにされたお客様もいらっしゃいました。草原に沈む夕日に明日からの乗馬に胸を弾ませる一同でした。

ハーブの香りに包まれながら羊の放牧する遊牧民バイクの姿を追う朝

ハーブの香りに包まれながら羊の放牧する遊牧民バイクの姿を追う朝

翌朝は、心配していた空は晴れて、乗馬日和。今日から3日半、半日ベースでいうと7回の乗馬タイムを楽しんでいただきます。モンゴルの乗馬が半野生の放牧馬が相手のため初心者の方、モンゴル乗馬初めての方には、注意事項が入念にレクチャーされます。もしも時に備えてエアジャケット、ヘルメットも充実しています。

初心者の方は、最初は引き馬で始めますが、3日もすれば駆け足ができるほどに

初心者の方は、最初は引き馬で始めますが、3日もすれば駆け足ができるほどに

ほしのいえの料理は年々よくなっており、いつも「持ち物リスト」に書いてある非常食を食べずにそのまま持ち帰る人が増えてきたほど。人によっては量が多いのが玉にキズでしょうか?

ドラの音が聞こえたら、ごはんですよ~

ドラの音が聞こえたら、ごはんですよ~

朝からおいしくいただきました。毎朝おかゆがあるのがうれしい

朝からおいしくいただきました。毎朝おかゆがあるのがうれしい

晴れた日には、テントの日陰が一番、昼食後のまどろみの時間がたまりません

晴れた日には、テントの日陰が一番、昼食後のまどろみの時間がたまりません

乗馬初心者チーム。初日の午後には、並足でここまで来ましたよ~!

乗馬初心者チーム。初日の午後には、並足でここまで来ましたよ~!

前半2日間は好天に恵まれ、みなさんほどよく日焼けした日の帰り道。北の空に怪しい雨雲と稲光が見えました。全員ゲルに戻って、ホルホグの肉を盛り付け始めた頃、ポツポツとゲルの屋根をぬらし始め、気がつくとすさまじい強風が吹き始めました。嵐です。スタッフは大急ぎで、お客様ゲルの煙突をはずして、屋根を覆い、雨対策に東奔西走。

嵐の後はモンゴル遊牧民料理の最高峰(というと大げさですが)ホルホグ(羊肉の石焼)。栄養たっぷりの料理をいただき、そしてほしのいえ名物ミニコンサートと続きます。今回はほしのいえスタッフに加え、ガイドのAが馬頭琴・ホーミー奏者で参加。さらに、お客様の中にも馬頭琴奏者がいらして、飛び入りで参加いただいたため、いつもより贅沢なものとなりました。

肉をきれいにたべきったら一人前の遊牧民

肉をきれいにたべきったら一人前の遊牧民

今回はお客様も参加してのちょっと特別なミニコンサート!

今回はお客様も参加してのちょっと特別なミニコンサート!

この演奏に天の神様が感動して涙したのか、翌朝は小雨の中の乗馬スタートとなりました。その戻り途中から雨が本降りになったため昼休みは乾燥タイム。食堂ゲルのスターブに火を入れ、濡れた衣類を乾かします。その合間に、歓談が始まります。馬頭琴を習ったり、お客様が特技の切り絵を披露いただいたり、晴れ間が出たらゴルフや弓矢を楽しんだりと、「ほしのいえステイ」をたっぷり楽しまれてました。みなさん、6日間の乗馬ツアーなら、シャツやズボンは日本発着用の1着、乗馬用の1着、寝るとき用の1着の計3着でOKです。その後はうまく時間をずらすことで、雨の切れ間に乗馬が楽しめました。「モンゴルの草原を馬で駆けてみたい」とA班からスタートしたお客様も最後駆け足ができるようになり、笑顔の中で終えられました。

雨の切れ間にモンゴル馬賊にならって弓矢の腕を磨く!

雨の切れ間にモンゴル馬賊にならって弓矢の腕を磨く!

お客様が即興で作られたモンゴル五畜の切り絵にうっとり

お客様が即興で作られたモンゴル五畜の切り絵にうっとり

そして乗馬最終日、いつも乗馬用の馬を貸してくださってる調教師としても有名なムングーさんが、馬の追い込みを見せてくれるとのことで朝、馬場に集まりました。オールガといわれる長い竿の先にわっかをつけた馬具で馬を追い首にひっかけて捕まえるのです。片手で馬を操りながらの全速力で逃げる馬を追う技ですから相当の熟練者しかできません。ムングーさんがオールガを差し出すたびに歓声があがります。続いて「荒馬乗り(ロデオ)」に挑戦すると言い出しました。乗馬スタッフたちの遊牧民魂に火がついてしまったようです。最後はガイドまで「俺もやる」と言い出す始末。ケガするからやめてくれ、という添乗員の引きとめもむなしく荒馬の背に。5秒せずに(無傷ながら)まんまと振り落とされたものの、本人は「楽しかった~」と一言。やはり本物の遊牧民は違う!

オールガ(竿)を片手に馬を追い込むムングーさん

オールガ(竿)を片手に馬を追い込むムングーさん

荒馬乗りに挑戦するスタッフ・・・果たして結末は?

荒馬乗りに挑戦するスタッフ・・・果たして結末は?

3日半の乗馬を終え、思い出のつまったほしのいえに別れを告げ、ウランバートルではしっかりお土産を買って都会のレストランで夕食。そして大浴場で5日間の垢を落として翌日無事帰国しました。また行きたいなあ。

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未経験者から上級者までみんなで草原集合!!

ほしのいえセレクト乗馬6日間

出発日設定2024/06/28(金)~2024/09/06(金)
ご旅行代金338,000円~373,000円
出発地東京
mn-sp-67 mn-sp-67

ツアー