第126回●ドゥコル ~チベットの天地明察~ チベット医・アムチ小川の「ヒマラヤの宝探し」
カーラチャクラマンダラ いま話題の小説『天地明察』(角川書店)。江戸時代の暦法学者、渋川春海が算術によって月蝕、日蝕をピタリと当て、新しい暦学・貞観暦を作る物語である。この小説を読んだとき、チベットの渋川春海ともいうべき […]
カーラチャクラマンダラ いま話題の小説『天地明察』(角川書店)。江戸時代の暦法学者、渋川春海が算術によって月蝕、日蝕をピタリと当て、新しい暦学・貞観暦を作る物語である。この小説を読んだとき、チベットの渋川春海ともいうべき […]
東京は「チベット」から世界で最も縁遠い場所かもしれない。
男子寮の長い廊下 小さいころお化け(チベット語でドンディ)が異常なまでに怖かった。富山の実家は田舎特有の作りで廊下が長い。昼間はそこで野球やボーリングをして遊ぶのだが、夜になると恐怖の回廊めぐりへと姿をかえ、トイレに行く […]
『カンリ・ランツォ』 2000年5月、メンツィカン入学試験に挑むにあたり、外国人としてのハンディが最も大きい科目は論文だった。チベット語の勉強を初めて僅か2年5ヶ月の時点で、高尚な論文を短時間で書きあげるのはどだい無理な […]
方々から、ラサ駐在日記をはやく更新しろ!と大クレームが聞こえてきそうです。 現に、聞こえています(笑)。 どうもすみません! 二週間ほど前、チベットから大阪国へと帰国しましたが、 これから数回にわたって「日本滞在記」を書 […]
コース名:青蔵鉄道で行くラサ 8日間 <ショトゥン祭スペシャル> 2012年8月12日〜19日 文●池内明穂 夏のチベットは、祭が盛りだくさん! 日常の販売業務の中で、検討中のお客様から「チベットはいつがお勧めですか?」 […]
メンツィカン(チベット医学暦法大学)には独自の校則(チベット語でディクシ)があり、チベット社会の中でも厳しいことで有名である。 たとえば、授業の際、先生より遅れて教室に入室することは御法度である。仮に遅れたら教室の入り口 […]
掘り取ったドゥマと参加者の笑顔 「ザク、ザクッ、ザクッ」 アムドの草原に小さなスコップが突き刺さる。その先にみんなの視線が集中する。すると黒い土の合間から赤い根っこが少しずつ姿を現してきた。みんなが体を寄せ合って必死に覗 […]
あっという間に、8月も残りあと一週間となりました。 昔からの言われのとおり、 ラサは「ショドン祭」を過ぎて涼しくなってきました。
日本製ボールペンを握って授業に臨んでいる筆者 2007年撮影 メンツィカンの定期試験は制限時間3時間で2日間に渡って行われる。解答は論述方式のため、チベット語速記体で作文し続けなくてはならないのだが、試験の緊張感のためか […]
プラタナスの木の下にある家ダラムサラ・バグスー村 1999年、マクロードの中心街から少し離れたインド人の村バグスへ友人と散歩に出かけたときのこと。山腹に1本の大きなプラタナスと石を積み上げただけの簡素な家がポツンと佇んで […]
高僧の説法に集まる僧侶と人々 熱き信仰の地 カム 東チベット地域はチベット語で「カム」と呼ばれ、その地に暮らす人々は信仰深いことで有名な「カムパ」たち。険峻な山々と豊かな森林、草原が織りなす美しい高原風景の中、チベットら […]