日本在来馬の「対州馬」とふれあえる

対馬の初午祭「馬とばせ」と国境の海、山を知る4日間

8名催行添乗員同行

「馬とばせ」がテスト開催された2022年の様子

烏帽子岳展望所から眺めるリアス海岸

人懐っこい対州馬にふれます

サバの刺身を食べられるかも?(一例)

過去のレースの様子。今年は2頭立ての予定(提供:対馬市役所)

ブリやサバを養殖している海上生簀

対馬の様々な野生生物を展示する施設

「馬とばせ」の対州馬レースが楽しみ

1000年以上変わらぬ金田城からの展望

竜宮伝説が残る和多都美神社

出発日設定2023/10/21(土)
旅行代金188,000円
出発地福岡空港
POINT
  • 大迫力の対州馬レース「馬とばせ」の様子を見学します
  • 対州馬の保存・活用を担う吉原さんによるトークイベントも
  • 漁船に乗ってサスティナブルな漁業の現場を見に行きます
  • 人気インタープリター(ガイド)の藤川さんがスルーで同行
  • 唐・新羅の反撃に備えて築かれた金田城跡をハイキング
  • あなご、海鮮、対州そばなど対馬の味覚もお楽しみください
詳細

楽しみながら考える対馬の環境問題

今回、対馬ツアーのメインに据えたのは「馬」「海」「山」。日本在来馬である対州馬(たいしゅうば/たいしゅううま)のレースを観戦し、美しきリアス海岸を船と浜辺から見学。古代山城・金田城(かなたのき/かねだじょう)では、往復2-3時間ほどのハイキングも楽しみます。

アウトドアのフィールドとして大変魅力的な対馬ですが、一方でその自然環境や育まれた文化は消滅の危機を迎えています。島民と協力しあって生きてきた対州馬はモータリゼーションと共に忘れ去られつつあり、近年、対馬近海の漁場は海藻類が急激に消失する「磯焼け」という現象に悩まされています。また、島内の90%を占める山地では有害鳥獣対策と希少動植物保護が喫緊の課題として挙げられます。

それぞれの問題に対し、どうやって解決への道筋を立てるのか。対州馬の保存・活用を担う獣医の吉原さん、港でサバやマグロの養殖を営む地元漁師の犬束さん、環境教育が専門であるインタープリターの藤川さんから、詳しい話を伺いつつ考えてみたいと思います。きっと、思ったより未来に希望が持てるはずですよ。

対州馬って?

日本在来馬は古墳時代にモンゴルから持ち込まれた軍馬をルーツにしており、中でも大陸との中継地である対馬は日本で最も早く馬が伝来した地だったと考えられます。体格が小さくおとなしい対州馬は駄馬や馬耕用として人々の生活を支え、山地が多い対馬には欠かせない存在として各家庭で飼育されてきました。現在では50頭ほどまでに個体数を減らしていますが、全ての馬を対馬市役所(または貸与された団体)が管理し、新たな時代の馬と人との関わり方を模索しています。

現地ガイド・インタープリター

藤川 あも (ふじかわ あも)

長崎県対馬市在住。「一般社団法人 対馬里山繋営塾」所属。大学では環境教育を専攻し、インタープリテーションの技術について学ぶ。

ツシマヤマネコがきっかけで対馬に興味を持ち、2019年に対馬へ移住。現地ガイドとして、対馬の自然から歴史まで幅広くその魅力を伝えるべく奔走中!

獣医、乗馬インストラクター

吉原 知子 (よしはら ともこ)

都心の動物病院で勤務した後、馬好きに歯止めがかからず対馬へ移住。現在は市役所で対州馬の保存・活用のための取り組みを行っており、遺伝子調査の論文で学会の最優秀賞を受賞。

地域のイベントや小中学校の授業での「ふれあい体験」、子どもたち向けの乗馬教室、仙台市にある乗馬倶楽部とのオンライン地域間交流など、対州馬を通して島の魅力を内外に発信し続けている。対州馬のいる宿を作って馬で往診に行く。そんな暮らしが夢。

「語る漁業」「見せる漁業」に挑戦

丸徳水産 (まるとくすいさん)

私たち丸徳水産は、私たちの宝物であるこの海を後世にも残したい。その思いから、海を守る活動の一つとして、海と直接触れ合い、海を知ってもらう体験ツアー「海遊記」を実施しています。

漁業者が普段使っている漁船に乗り、養殖場を見てもらったり、魚釣りを体験したり、磯焼けの状況を見てもらったり、地元漁師が直接アテンドし、海について楽しくご紹介致します。

トレッキングレベル
歩行日数1
レベル表記について
日付 スケジュール 食事 宿泊
1日目

福岡空港対馬空港比田勝

午後:福岡空港集合(13:10集合予定)。国内線で対馬空港へ。到着後、ガイドと合流してバスで対馬北部の比田勝(ひたかつ)を目指します。途中、烏帽子岳展望所和多都美神社(わたづみじんじや)に立ち寄り、典型的なリアス式海岸である浅茅湾(あそうわん)の雄大な景観と、神話時代の信仰の名残を体感します。

夜:大人気穴子料理店にて夕食をお召し上がりください。

ホテル
2日目

比田勝

午前:バスで目保呂ダム馬事公園へ。町おこしと対州馬の保存のため、2002年に復活した初午祭の「馬とばせ」を見学します。対馬は元寇(鎌倉時代)の戦場であり、小柄な馬が直線馬場を駆け抜ける様子は、往年の兵(つわもの)どもの姿を偲ばせることでしょう。フレンドリーな馬達とのふれあいも楽しみです。
※お昼ごはんにはお弁当をご用意いたします。

午後:対馬野生生物保護センターを訪問。本土では見られない大陸系の野生生物など、対馬独自の生態系について学びます。マジックミラー越しにツシマヤマネコの姿を観察できるかもしれません。その後、異国の見える丘展望台に立ち寄ってから比田勝へ戻ります。

夜:ホテル近くのレストランへ。夕食をとりつつ、対馬市役所で対州馬の保存・活用を担う獣医師の吉原知子さんに対州馬の特徴や活用法などを聞かせてもらいましょう

ホテル
3日目

比田勝 厳原

午前:明治時代に旧大日本帝国海軍によって開削された運河・万関瀬戸からほど近い漁港へ。地元漁師さんの船で海上生簀を訪れ、近年、対馬でも急速に進む磯焼けの実情を知り、マグロやサバの養殖などサスティナブルな漁業の取り組みを体験します。
※海況によりプログラムの内容や順序が変更となる可能性がございます。

午後:昼食には名物の対州そばをお召し上がりください。その後、対馬南端の厳原(いづはら)へ向かいます。城下町というイメージそのままの石垣の街並みを散策しつつ、江戸時代まで対馬を治めた宗家の菩提寺・万松院(ばんしょういん)や、2022年4月にオープンした対馬博物館などを訪れます。

ホテル
4日目

厳原 金田城 対馬空港福岡空港

午前:元寇の古戦場・小茂田浜を見学した後、白村江の戦いの後に唐・新羅の反撃に備えて667年に築かれた古代山城・金田城へ。日露戦争当時に要塞として再び整備された山道を歩き、1,000年の時を超え国防の最前線に聳える山頂まで往復2-3時間ほどのハイキングを楽しみます。下山後、時間に余裕があれば入浴施設へお連れします(各自払い)。

午後:昼食には対馬名産の海鮮料理をお召し上がりください。その後、対馬空港から国内線で福岡空港へ(15:15発予定)。到着後、解散。

出発日 旅行代金 出発地 催行状況 他
2023/10/21(土) ¥188,000 福岡空港 終了
最少催行人員 8名 (定員15名) 添乗員 添乗員が同行します。
利用予定航空会社 全日空、オリエンタルエアブリッジ
利用予定バス会社 (株)ジェイアイランド、ホテル対馬タクシー
利用予定ホテル

比田勝:東横イン対馬比田勝、テマド・ホテル
厳原:東横イン対馬厳原、ホテル・ベルフォーレ
(いずれも2名1室利用)

一人部屋追加代金 7,500円
その他

・「行っ得!つしまクーポン」の対象コースです。島内の加盟店で、1泊あたり5,000円分のクーポンをご利用いただけます。
・「馬とばせ」の開催日は仮決まりの段階です。現地事情により出発日や日程は変更となる可能性がございます。

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ツアー仮予約

出発日 旅行代金 出発場所 催行状況 他  
2023/10/21(土) ¥188,000 福岡空港 終了