東京では各駅ごとに商店街が広がっています。その賑わいはどのような歴史をたどって形成されたのでしょう。江戸・明治・現代、さらには縄文時代からの地図を照らし合わせながら、商店街を歩きます。門前町や街道筋の宿場町、私鉄沿線開発の駅前商店街など、意外な生い立ちが浮き彫りになってきます。商店街を中心に街の歴史や見どころも探検。もちろん買い物もたっぷり。商店はそれぞれが専門家、各店でその知恵を学びます。
全5回一括お申込みも可能。合わせて34,650円(6,930円×5回)のところを、31,500円に割引きいたします。
多摩川に程近いの賑やかな商店街。その周辺で昭和37年に漁業権を失うまでは大田区は海苔の一大生産地だった名残と、その後町工場街として発展した歴史も探ります。
集合場所:京浜急行羽田線糀谷駅
江戸時代には北東のはずれだったこの地には、深い歴史が刻まれています。江戸随一の遊郭・吉原とそれにまつわる神社仏閣などをめぐってお話を伺いつつ、名物も買い歩きます。
集合場所:東京メトロ日比谷線三ノ輪駅
正12年の関東大震災前後に、東京は私鉄開業が相次ぎ西へと発展してゆきます。西武の創設者堤康次郎が掲げた学園都市構想によって名付けられた「大泉学園駅」の秘密と、駅前のアニメや映画の街の証や植物学者牧野富太郎の植物園をめぐり、個性豊かな商店街を巡ります。
集合場所:西武池袋線大泉学園駅
南北に町を貫く日光街道は、南千住界隈では「コツ通り」と呼ばれています。その理由や歴史を寺のご住職に伺い、八百屋や人形焼など古くから続く商店を眺めて歩きます。江戸時代に発展した千住宿が隅田川を越えて南側のこの街も宿として認定されていました。
集合場所:JR常磐線南千住駅
まだ正月気分が残る時期です。亀戸天神や香取神社など、江戸の昔から神社仏閣の多い街をめぐり歩いて江戸情緒を楽しみます。現在も東西南北に流れる川は江戸時代に造られた運河で、岸辺は舟運で栄えた町でもあります。そして現在も賑やかな商店街で買い物三昧です。
集合場所:JR総武線亀戸駅
※当日の天候、その他の状況により順路などは変わる場合があります。その場合代替案として各種入場料や追加の交通費等、別途料金がかかる場合がございます。予めご了承ください。
※当講座では、講師の解説が良く聞こえるようイヤホンガイドを使用いたします(使用料は講座代金に含まれます)。イヤホンガイドとは、話し手が所持する送信機を通じて、複数の受信機へ音声を届けるツールです。
街・村・人をとことん訪ね歩く
眞鍋じゅんこ & 鴇田康則 (まなべじゅんこ・ときたやすのり)
フリーライター&カメラマンの夫婦として「人の生活を記録する」ことをテーマに、長年をかけ国内外を旅して回る。農村漁村で、都会の片隅で、人はどんな暮らしをしているのか? 日々歩きながら探求を続ける。
◯眞鍋じゅんこ 1959年東京生まれ。ベトナムに通っていた頃、そこに古き良き日本があった。そして日本中の村や離島を訪ねて、カメラマンの夫・鴇田康則と記録し続けてきた。面白いことや人を見つけると、じっとしていられない。東京・千葉・神奈川にまたがる東京湾をくまなく取材し、たくさんの面白いことや場所、人を見つけた。著書に『ニッポンの村へゆこう』(筑摩書房)、『産む快感』(自然食通信)、『うまい江戸前漁師町』『中古民家主義 』(交通新聞社)、『アジアで麺』『ベトナムわんさか共和国』(トラベルジャーナル・共著)などがある。また、月刊誌『散歩の達人』(交通新聞社)にて『1964→2020東京オリンピックを歩く』を連載。ブログ『眞鍋じゅんこのまっすぐには歩けない』
◯鴇田康則 1954年東京生まれ。広告や雑誌、レコードジャケットなどの撮影と共に、アフガニスタンなど中央アジアや北米、タイ、ベトナム、などの人々の生活風景を写真に収めて歩く。現在、日本の村や東京の町歩きの他、東京湾の漁師や村の暮らしを記録。「中古民家主義」(交通新聞社)など眞鍋との共著の写真を担当。各種散歩系の雑誌の取材では、下町から山村まで様々なところを歩きカメラで撮影。著書『中古民家主義 』(交通新聞社)』、『うまい江戸前漁師町』(交通新聞社)、『ニッポンの村へゆこう』(筑摩書房)。また、月刊誌『散歩の達人』(交通新聞社)にて『1964→2020東京オリンピックを歩く』を連載。