私たちの目の前に広がる海、東京湾。
江戸時代に始まった埋立ては、この100年で拍車がかかり、湾岸の約9割の海岸線が埋め立てられました。これらの場所を古地図と現代地図を見比べながら、地理・地質・産業・文化・漁業に食文化と、その土地に秘められた盛りだくさんの素顔を探って歩きます。
時には舟で海からながめ、時には漁師さんと漁業体験をして、漁業文化を実感します。かつて海辺にあった神社仏閣の祭礼に、往年の面影を探ります。もちろん海辺の土地ならではの、おいしいものを食べることも。
東京オリンピックまでに、東京湾岸は大きく変わってゆくでしょう。それを静かに観察してゆきたいと思います。
今回のテーマは…「二つの市場をゆく~豊洲と築地~」
新しくできた豊洲市場と古い築地市場を比較してみましょう。
*昼食は築地寿司の予定ですが、午後1時半ちかくになります(各自支払い)。
*オプションとして、ご希望の方に豊洲市場で天丼2000円(各自支払い)の朝食をご案内します。(集合時間前の9時より)
事前に弊社担当までご予約ください。
ゆりかもめ市場前駅集合後、徒歩で豊洲市場へ移動。市場を見学し、路線バス(各自支払い)で築地市場へ移動。現在の築地を見学します。
※天候などにより行程の順番が入れ替わる場合があります。
講師
眞鍋 じゅんこ (まなべ じゅんこ)
東京湾の漁師町を訪ね続けるフリーライター
1959年東京生まれ。ベトナムに通っていた頃、そこに古き良き日本があった。そして日本中の村や離島を訪ねて、カメラマンの夫・鴇田康則と記録し続けてきた。面白いことや人を見つけると、じっとしていられない。東京・千葉・神奈川にまたがる東京湾をくまなく取材し、たくさんの面白いことや場所、人を見つけた。著書に『ニッポンの村へゆこう』(筑摩書房)、『産む快感』(自然食通信)、『うまい江戸前漁師町』『中古民家主義 』(交通新聞社)、『アジアで麺』『ベトナムわんさか共和国』(トラベルジャーナル・共著)などがある。ブログ『眞鍋じゅんこのまっすぐには歩けない』
講師
鴇田 康則 (ときた やすのり)
1954年東京生まれ。広告や雑誌、レコードジャケットなどの撮影と共に、アフガニスタンなど中央アジアや北米、タイ、ベトナム、などの人々の生活風景を写真に収めて歩く。現在、日本の村や東京の町歩きの他、東京湾の漁師や村の暮らしを記録。「中古民家主義」(交通新聞社)など眞鍋との共著の写真を担当。各種散歩系の雑誌の取材では、下町から山村まで様々なところを歩きカメラで撮影。著書(写真)『中古民家主義』(交通新聞社)、『「うまい江戸前漁師町』(交通新聞社)、『ニッポンの村へゆこう』(筑摩書房)。