今週もA氏からアルメニアから写真が届きました。

エチミアジン大聖堂の宝物館に収められたロンギヌスの槍
前回私が勘違いした「ロンギヌスの槍」(キリストが磔になったとき、その死を確認するために脇腹を刺した槍で、その持ち主の名を冠してロンギヌスの槍と呼ばれる)の先だそうです。「ロンギヌスの槍」は人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」での登場するらしく、意外と知名度は高そうです。
この槍先はその前の回も登場したアルメニアの首都エレヴァンにある「アルメニア使徒教会の総本山・エチミアジン大聖堂」の宝物館に収蔵されていますが、世界には、このほかに3か所、「ロンギヌスの槍がある」と主張してるところがあるそうで、10世紀神聖ローマ帝国の王室に伝わるというものが、ウィーンに。11世紀十字軍由来のものが、トルコのアンティオキアに。そして、キリスト教の総本山ヴァチカンにあるそうです。
A氏に聞くと、「12使徒の一人タダイが持ち帰った伝説、現場(エルサレム・ゴルゴダの丘)からの距離、製造された時期から総合的に見て、一番信憑性がある」とおっしゃいます。いずれの地も、正当性を訴えてると思いますが、ちょっと今回はアルメニアに一票入れたくなっています。

ヴァチカンのサンピエトロ寺院の巨大な丸屋根を支える4本の柱の1つにまつられるロンギヌス像(磔後のキリストの生死を確認するために突いた槍を持つ)ベルニーニ作
このエチミアジン宝物館も訪れるツアーがあります。
アルメニアの絶景と歴史と神秘をめぐる8日間
そして、このツアーのオンライン説明会が6月17日(火)20:00からございます。
現地アルメニアともつなぐ試みです。どうぞご参加下さい。