旅先で星空を撮る！かんたん☆星空撮影のコツとポイント（モンゴルネパールキルギス etc...）

星空写真を撮ってみよう

旅先で、日本ではなかなか出会えない満天の星空に出会ったとき、記憶だけでなく、写真に撮って残したい・・・！と思うのは当然のこと。今はカメラの性能もあがり、より簡単に撮影ができるようになりました。またお手持ちの機種によりますが、スマートフォンでも美しい星空を撮影することが可能です。ぜひ、星空撮影に挑戦してみてください！

星空撮影に必要なもの

【必須の道具・カメラ編】

カメラ（10秒以上シャッタースピードを遅くできる機能があるもの）
レンズ（広角でF値が2.8以下の明るいレンズがおすすめ）
三脚（カメラとレンズの重量を支えられるしっかりしたもの）

【必須の道具・スマートフォン編】

スマートフォン（10秒以上シャッタースピードを遅くできる機能、またはナイト撮影モード機能や星空撮影アプリ搭載のもの）
三脚・スマホ固定ホルダー（フレキシブルタイプは非推奨。しっかりとしたものがお勧め）

※iPhoneなら11以降、Androidは機種によってさまざまなのでお手元でご確認ください。

構図を決める

星空の写真には大きく分けて、「星野写真」と「星景写真」の2種類があります。星野写真は左のように星空のみを写したもの。星景写真は右のように地上の風景を含めて写したものです。せっかく旅先で撮影するのですから、景色を構図に入れ込んで撮影するのがお勧め。明るいうちに、（ここで撮ってみようかな…）と、おおよその目星をつけておくとよいでしょう。

三脚に固定する

カメラ、スマートフォンどちらで撮影をするにしても、シャッタースピードが10秒を超えるので、手ブレを考えると三脚は必須。自在に動いて便利なフレキシブル型のやわらかい三脚だと、ちょっと風が吹くだけでブレてしまうので、ミニ三脚であってもしっかりとしたものがお勧め。スマホの場合は三脚に固定するホルダーもグラグラ動かないものであることが重要になります。三脚やホルダーは100均でも売っていますがぐらつくので非推奨です…。

いざ撮影！星空を撮影しよう！

【カメラ編】

機材によって設定方法は様々ですが、Mモード（マニュアル）、Bモード（バルブ）、Tモード（シャッタースピード優先）などに切り替えて撮影します。基本の手順は以下の通り。特に①～④までが変更できる設定を選んで、撮影しながら調整していきます。

①　F値をもっとも低くする
②　ピントは無限大(∞)にする^※1
③　ISO感度を800くらいから調整
④　シャッタースピードを10秒くらいから調整
⑤　タイマー機能を使って手ブレ防止^※2

③と④は実際に撮影をしながら上げ下げして調整します。私の手持ちのカメラだとISO800～1600、シャッタースピード15～20秒で撮影することが多いです。新しいカメラや明るいレンズなど機材によってこのあたりはだいぶ変わります。
⑤は手ブレ防止のコツ。シャッターを切るボタンを押す際、どうしても出てしまう手ブレを防止するためにタイマー機能を使うとよりくっきりとした撮影が可能です。

※1 よりピントをしっかり合わせたい場合は、遠方の被写体や月、金星、木星など明るい星を利用して撮影後、モニタを拡大しながらピントが合っているか確認するとより確実です。ピントが合ったらピントリングを固定をしておくとよりベター。
※2　レリーズ（リモートコード）があればタイマー機能を使わずに撮影が可能で便利です。