添乗報告記●おさんぽモロッコ9日間(2019年11月)

ツアー名 ● リアドに泊まってシャウエンをじっくり楽しむ おさんぽモロッコ9日間
2019年11月22日(金)~11月30日(土)
文・写真 ● 平山未来(東京本社)


モロッコ×おさんぽ×写真をテーマに、あえて小さい町をチョイスして、6泊中5泊は旧市街に位置する邸宅の宿・リアドに宿泊するところが大きな特徴でもあるこちらのツアー。昨年から3度目の催行でしたが、念願叶って、自分が企画したツアーに今回初めて同行することができ、お客様の感想を実際に聞きながら旅ができたことで、私自身もたくさんの感動と発見がありました!

モロッコのおさんぽ旅の特徴とは?

白壁にマリンブルーの窓や扉が印象的なシャウエン、陶芸の町サフィ、1日中にぎやかな活気あふれるマラケシュ、居心地の良い大西洋の港町エッサウィラ、のんびりしていてビーチが美しいワリディア、エレガントな雰囲気漂うラバトなど。それぞれに特長がある個性的な町を訪れ、旧市街に泊まり、各地でおさんぽ(散策)を楽しむ旅です。

(左上から時計回りに、シャウエン、サフィ、マラケシュ、ラバト、ワリディア、エッサウィラ)

旅の大きな目的=『写真』にある企画者の私平山が、モロッコの中でも特に、「絵になる!」と感じた、お気に入りの小さな町を選んでいるので、とにかくどの町も写真“映え” する場所ばかり。過去に、母を連れてのプライベート旅行や添乗で、何度もモロッコを旅した経験を元に、「こんな旅があったらいいのに・・・!」という想いを企画化したツアーなので、実際に参加されると、このツアーがいかに一般的なツアーとは違うかがきっとおわかりいただけるのではないかと思います。

個人旅行や団体ツアーでは絶対できないローカル体験!

ラバトからタンジェまで鉄道に乗車してみたり、車移動の途中には、エッサウィラ郊外にあるアルガンの村の工房にお邪魔して、村のお母さんたちが地元の食材で作るランチ(美味しいタジン)をいただいたり、観光客ズレしていない子供たちの笑顔にも癒されました~。また、目の前で焼いてくれるケフタで有名な町で美味しい炭火焼の羊肉を食べたり、露店で季節の果物を選んで買い込んだりと、ガイドブックには載っていないローカルな場所にもちょこちょこ足を運んでモロッコの田舎も楽しむことができました♪

思い思いに過ごせる自由時間

また、他のコースとの大きな違いは、それぞれ思い思いの時間を楽しめる「自由散策」時間を取り入れているのが大きな特徴。写真が好きなお客様は、朝の観光客が少ない時間を狙って、路地裏へ猫の写真を撮りに出かけたり、雑貨好きなお客様はせっせとお買い物に励んだり、はたまた、のんびり派のお客様はリアドのサロンでゆったりしたり、居心地の良いカフェで優雅に過ごしたり。

こういった時間がとれるのも、旧市街にあるリアドにあえて泊まっているから、といえるでしょう。今回、天気が良すぎて、写真に費やす時間が多く、買い物時間が少なかったというクレームが多かった(笑)ですが、雨よりも晴れのほうが100倍良かった…ですよね?みなさん!

少人数ツアーならではのアットホームな雰囲気

今回このツアーにご参加されたお客様は、30代~60代で全員お一人参加の女性6名様でしたが、旅慣れているお客様は好きなように撮影や買い物に出かけ、「道迷いが心配で個人行動はちょっと心配」という方はツアーメイトと一緒に散策を楽しんでいらっしゃいました。こうやって、嗜好の合うツアーメイトと旅先で仲良くなれるのも、少人数(最大でも8名)を徹底しているこちらのツアーの魅力の一つでもあると思います。

もちろん、添乗の私もときどき道案内をお手伝いしたり、最後マラケシュの大きなメディナでは、ガイドのラシッドが皆さんの買いたい物があるお店へご案内。「この人数だからこそ、ある程度自由に動けるのよね。大人数じゃ絶対無理!」と、少人数ツアーならではのアットホームな雰囲気はお客様からも大変好評でした。

シャウエンに2泊できるところが魅力!

今回、参加者の中にお二人ほど、「シャウエンに2泊できるから選びました」というお客様がいらっしゃいました。聞くと、大手ツアーではシャウエンは日帰りがほとんどで、シャウエンに泊まるツアーでも、夕方に着いて翌日午前中には出発するツアーがほとんどのようです。なんて、もったいない・・・!たしかに、現地スタッフにも、企画段階で「シャウエンは観光する場所が無いから連泊する意味がわからない」と言われました。しかも、坂が多いシャウエンはガイドもつらいので、いきたがらないようです(苦笑)

しかし、今回シャウエンでゆっくりできたことで、キレイな夕陽を眺めたり、翌朝には朝焼けを拝んだり、路地裏の猫写真をマイペースに撮り歩いたり、朝早い時間に歩くことで観光客待ちが一切無い人気スポットで悠々と写真を撮ることができました。写真を見返しても、やはりシャウエンの写真が一番、撮れ高も多かったです。

たしかにフェズやマラケシュのように大きな古都での連泊はお買い物などの楽しみも多いですが、人が多い観光地ほどゆっくり写真は撮れませんので、個人的に、写真好きな方にはシャウエンやエッサウィラでの連泊をお勧めしたいです。

モロッコリピーターにもおすすめ

参加者の方の中には、今回でモロッコ3回目、2回目、というお客様がいらっしゃいました。そう、このコースは定番の王道周遊コースではほとんど訪れない(あるいはゆっくり滞在しない)場所をあえて選び、ただ有名観光地を周って新市街のホテルに泊まり、旧市街はガイドの後からちょっと歩くだけの他社の弾丸ツアーとは、見えるもの・感じられるものが大きく異なるはずです。

初めての方も2度目の方も、モロッコの持つ、多種多様な魅力に浸れる内容になっているので、モロッコにもう一度再訪したいという方にはとってもお勧めできます。

ツアーと個人旅行のいいとこどり?!

個人旅行ではできないちょっとしたローカル体験や道中の立ち寄りがあったり、逆に、大手団体ツアーでは泊まれない小さな旧市街の宿に泊まったり、各町で少し自由行動時間があったりと、ある意味「ツアーと個人旅行のいいとこどり」ともいえる、この「おさんぽモロッコ」ツアー。

一人ではちょっと行きずらい国やエリアで、移動手段や言葉の問題が解消されつつ、少し自由行動もとれる、こんな融通の利いた旅をもっと作ってほしい~!と、参加された皆様から10ヶ国くらいリクエストをいただきました(笑) すぐに実現できる国は限られそうですが、みなさんの声にお応えすべく、徐々におさんぽツアーラインナップはじわじわ増やしていきますので、今後も乞うご期待ください!

<関連ツアー>

リアドに泊まってシャウエンをじっくり楽しむ

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