添乗報告記●美しき谷 ランタン・トレッキング9日間(2025年12月)

添乗ツアー名 ●美しき谷 ランタン・トレッキング9日間
2025年12月27日(金)~2026年1月4日(日) 
文・写真 ● 前田優希(大阪支店)※一部写真をお客様より拝借しています。

雪ひだが美しいガンチェンポ(6387m)

雪ひだが美しいガンチェンポ(6387m)

年末年始にランタントレッキングに行ってきました。期間中は「これ以上のコンディションはない!」と思ってしまうほどの好天続き。美しいヒマラヤの山々に囲まれながら、和気あいあいとした最高のメンバーと一緒に歩いた9日間は、忘れられない年越しになりました。そんな旅の様子を振り返っていきます。

今回添乗したツアーはこちら!(2025年12月)

樹林帯を抜け氷河に迫る!

美しき谷 ランタン・トレッキング9日間

出発日設定2026/02/21(土)~2027/04/27(火)
ご旅行代金447,000円~504,000円
出発地東京、大阪
キャンジンゴンパからキャンジンリを目指す キャンジンゴンパからキャンジンリを目指す

ツアー


ランタン谷トレッキング ルートMAP

DAY1ーDAY2 カトマンズ→シェルパガオン(2563m)

夕方、大韓航空でカトマンズに到着。そのままタメル地区のホテルへ向かいました。長旅のあとの最初の食事は、やっぱり定番のダルバート。素朴でほっとする味に、「ネパールに来たなあ」と実感します。

翌朝は早起きしてジープ移動。ダッフルバッグを車上の荷台に積み込み、約7時間かけて山の奥へ進みます。道中は揺れもありますが、段々畑や小さな村、谷の景色など、車窓からの眺めも楽しい時間です。途中ジープの1台がオーバーヒート。車の外でにでると、早速ヒマラヤの絶景が目の前に!思わぬ休憩で出会った風景にテンションがあがりました。

ジープの荷台に荷物を乗せて約7時間の移動です
ヒマラヤが見えてきました!(車修理中に休憩)

ジープ道の終点から、いよいよトレッキングスタート。大きな荷物はポーターさんにお任せし、私たちはデイパックひとつで身軽に歩きます。(これがネパールトレッキングの醍醐味!)この日は足慣らし程度で、約1時間ほどで最初の宿泊地・シェルパガオンに到着。静かな山村に泊まり、これから始まる旅への期待が一気に高まりました。

シェルパガオンの夕焼け

シェルパガオンの夕焼け

DAY3 シェルパガオン(2563m)→タンシャップ(3120m)

谷沿いに沿って緩やかなアップダウンの道を進みます
吊り橋を何度もわたりました

この日は森の中を歩く一日。樹林帯の中を、ゆるやかなアップダウンを繰り返しながら進みます。歩き始めてすぐに現れたのが、ヒマラヤラングール(サル)。最初は1匹見つけるたびに歓声が上がっていましたが、気づけば次から次へと登場し、木々がサルだらけに。まるでクリスマスツリーのオーナメントのような光景に、思わず笑ってしまいました。

標高が上がるにつれ、木の隙間からはランタンⅡ(6,561m)やガンチェンポ(6,387m)といった山々がちらりと姿を見せてくれます。歩けば絶景、カメラのシャッターが止まりません。

木の上で休むラグール
こんな表情しています
ラグールツリー(木にたくさんラグールがいます)

ラグールツリー(木にラグールがやまほど)

DAY4 タンシャップ(3,120m)→キャンジンゴンパ(3,730m)

ゴレパニ村入口にて

ゴレパニ村入口にて

この日は、2015年のネパール大地震で大きな被害を受けたランタン村を通ります。雪崩と土砂により、当時の村はほぼ壊滅してしまい、多くの命が失われました。300名以上の村人、たまたま村に居合わせた外国人トレッカー、軍人、など正確な被害者数は分からないそう。がれ場となった旧村付近を歩きながら、自然の厳しさや、ここで暮らしていた人々のことなど、いろいろな思いが胸に浮かびます。

現在はガレ場になっている旧ランタン村
旧ランタン村に建つ大地震慰霊碑
以前の村から少し上がったところに新しい村が
ランタン村周辺にはヤクがたくさん

現在は少し高い場所に新しいランタン村が再建され、素朴で明るい雰囲気の中でトレッカーを迎えてくれます。その先にあるのが、ランタン谷最奥の村・キャンジンゴンパ。ピンクや黄色、青などカラフルなロッジが並ぶ、かわいらしい村です。(キャンジンゴンパにはなんと銀行や商店もあります。)

ランタンリルンをはじめとする名峰に囲まれたこの村で連泊。周囲の山々を眺めながら、ゆったりとした時間を過ごしました。

カラフルなキャンジンゴンパ村

カラフルなキャンジンゴンパ村

DAY5 キャンジンゴンパ(3730m)→ローワーキャンジンリ(4400m)→キャンジンリ(4700m)→キャンジンゴンパ

いよいよツアーのハイライト、キャンジンリへ。まだ暗いうちにロッジを出発し、ヘッドライトを点けて登り始めます。距離はそれほど長くありませんが、標高差は約1,000m。一歩進むごとに息が上がるので、無理せず、ゆっくりペースで進みました。

途中のローワーキャンジンリに着くころ、ちょうどご来光の時間に。氷河の向こうから昇る朝日を眺めながら、パンケーキの朝ごはんと温かい紅茶をいただきます。静かな谷と、迫力あるヒマラヤの山々に囲まれたこの時間は、本当に格別でした。

ローワーキャンジンリ(4400m)
朝日で真っ赤に染まるランタンリルン
ローワーキャンジンリでご来光を拝む
ローワーキャンジンリからあと少しで頂上です

さらに登った先、キャンジンリ山頂からの景色はまさに圧巻。ランタンリルン(7,227m)をはじめとする山々が一望でき、「頑張って登ってよかった!」と誰もが思える大展望でした。

キャンジンリ頂上に到達!

キャンジンリ頂上に到達!

下山後は、村にあるヤクチーズ工場へぶら散歩。グラム単位で購入できるので、お土産にもぴったりです。濃厚なヤクチーズを味見しながら、充実した一日を締めくくりました。

村の名産ヤクチーズ

村の名産ヤクチーズ


ランタン谷最奥の村キャンジンゴンパにて

ランタン谷最奥の村キャンジンゴンパにて

DAY6-DAY7 キャンジンゴンパ→リムチェ(2455m)→シャブル→カトマンズ

吊り橋とガンチェンポ(中央)

吊り橋とガンチェンポ(中央)


キャンジンゴンパでの連泊を終え、いよいよ下山開始。2日間で、一気に標高を下げていきます。「もう終盤なんだなあ」と背中の山々を振り返りながら、名残惜しさを感じつつ下っていきました。

下りは足元に気をつけつつも、余裕が出てくると周囲を眺める余裕も増えてきます。途中でヒマラヤラングールが木々の間を軽やかに移動する姿や、森の奥からふいに姿を現したシカ、上空を悠々と旋回する鷲などにも遭遇。行きとはまた違った角度で、ランタン谷の豊かな自然をたっぷり味わうことができます。

トレッキングの終点に到着すると、達成感と同時に少しの寂しさも。ジープに乗り換え、再びカトマンズへ戻ります。そして、この日の最大のハイライト(?)がカトマンズのホテルでのシャワー。実に5日ぶりのシャワーだったのですが、これがもう、言葉にならないほど最高でした。温かいお湯を浴びながら、「文明ってありがたい…」と、人生最高のシャワータイムを堪能できました。

まとめ

ランタントレッキングは、ランタン・コラの谷沿いをたどりながら歩くルートで、全体的に緩やかなアップダウンが続きます。無理のない行程のため、景色や周囲の自然を眺めながら、気持ちに余裕を持って楽しめるのが大きな魅力です。

5日目のキャンジンリ往復は標高4,000mを超えるため、体力的には少しチャレンジングな行程です。ただし、無理をする必要はなく、体調や気分に合わせてロッジで待機することも可能です。

ロッジの部屋(一例)
ロッジのレストランでの朝食

また谷沿いには電線が通っており、電気事情が比較的安定しているのもランタン谷ならでは。今回宿泊したロッジでは各部屋にコンセントがあり、毎日充電ができたのも嬉しいポイントでした。

かつて「世界で最も美しい谷」と称されたランタン谷。ヒマラヤの静かな谷を感じに、ぜひ一度訪れてみてください。

※キャンジンリからの展望はこちらをクリック!

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