ネパール北部のランタン渓谷は、中国との国境に近く、山を越えれば現在のチベット自治区へとつながる地域です。国境に近いこともあり、他のトレッキングルートと比べると、チェックポストや軍人の姿を目にする機会も多いように感じます。
その地理的背景から、この一帯にはチベット系民族が多く暮らし、文化や信仰にもチベットの影響が色濃く残っています。トレッキング中、道沿いには石を積み上げたマニ壁や、経文が刻まれた石板、5色の祈祷旗タルチョなども方々で見られ、チベット仏教の信仰が根づいていることが感じられました。

道中よく目にするマニ壁

ロッジの仏間
ランタントレッキングの最奥地(3,730m)に位置する村はキャンジンゴンパと呼ばれます。村の名のとおりゴンパ(僧院)があり、現在も地域の信仰の中心となっています。

キャンジンゴンパ村の名前の由来にもなっている僧院
あるロッジに宿泊したときのこと。部屋の壁に飾られていたのが、ダライ・ラマ14世の写真でした。山深い小さな部屋で、穏やかな表情の法王にじっと見守られているようで、なんとも落ち着かず恐れ多い気持ちになりました。(以前日本のある島の民宿でご先祖様の写真が飾られている部屋に泊まったときも、一晩中眠れなかった経験があります)

ロッジの部屋にはダライラマ14世の写真
雄大なヒマラヤの景観だけでなく、こうした文化や信仰に触れられることも、ランタン渓谷を歩く大きな魅力のひとつです。
自然と信仰が調和するランタン渓谷。
山の風景だけでなく、地元の人々の暮らしや文化などにも目を向けながらトレッキングを楽しんでみてください!
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