定番から意外なヒット作まで ブータンの「キラッ」と光る おすすめお土産10選

ブータンバッチ
旅行に出かけたときの楽しみの1つは、現地のものを購入すること。どんなものに出会うのか、わくわくしてしまいますよね。しかし、近隣のインドやネパールの製品は沢山あるのに、ブータン製品は日本のアジアン雑貨のお店でもほとんど見かけることがありません。

実は、ブータンに資本主義的/商業主義的な考え方が入ってきたのはここ10年程のこと。そのため、これまではいわゆる「お土産物」用に作られた商品がほとんどなく、彼らの生活用品がお土産として販売されて来ました。しかし、最近では観光客たちの好みに合わせて、ブータンらしさ満点の「キラッ」と光る素敵なお土産が増えてきました。

ここでは、実用的なものから、職場でのバラマキ用まで、ブータン好きの風のスタッフが厳選したお勧めのお土産をご紹介します。

1.これぞ定番 民族衣装(ゴ・キラ)&織物

仲良し3人組
ブータンでは、1989年に伝統文化保存の観点から国王が公の場での民族衣装着用を奨励したため、現在でも職場や学校、お寺といった公の場では大半の人々が民族衣装に身を包んでいます。(アフター5になると一気にラフになる人も多く、そのギャップも楽しいです)
男性の民族衣装は「ゴ」、女性の民族衣装は「キラ」。着道楽として有名なブータンの人々は、普段はインド製の機械織りの布製の民族衣装を着ることも多いのですが、特にお祭りの時などは手の込んだ手織りの一張羅に身を包みます。そのため何ヶ月、時には何年もかけて丁寧に織られる美しい織物の伝統が残っているのです。

旅の最初にゴやキラを買って、ブータン旅行中に毎日着るのもおしゃれです。きっと地元の人との距離が縮まるでしょう。男性はゴを着るなら黒や紺のハイソックスが必須(出来れば革靴も)。最近のキラは、巻きスカートのような腰から下だけの「ハーフキラ」が主流。帰国後も巻きスカートとして着る方も多いようです。フルサイズのキラはベッドカバーにちょうど良い大きさです。

民族衣装屋さんティンプーの民族衣装屋さん
積み上げられたゴ積み上げられたゴ
ブータンの織物伝統的なブータンの織物

「民族衣装を持って帰っても着る機会がないなあ」という方も、小物なら持って帰りやすいでしょう。
きれいな織物で作った巾着袋、ポーチ、ペンケース、テーブルセンターやスカーフとしても売られています。

織物で作られたバッグ類
織物で作られたバッグ類


2.ブータンの「森の恵み」 伝統工芸品

国土の7割が森林という「森の国」ブータンでは、さまざまな「森の恵み」を生かした工芸品が作られ、生活の中で利用されています。機械化の進んでいないブータンではほとんどの製品が手作業で作られていて、職人さんのぬくもりが感じられるようです。

ミニ・バンチュ 手に乗る ミニ・バンチュ
木の器 木の器


竹細工(バンチュ)
ブータンの家庭を訪れると、竹の籠(バンチュ)に入れたお菓子を勧められる機会がよくあります。軽くて丈夫な竹細工は、赤、黄、青などに竹を染めて編まれているのでポップでカラフル。現地の人は、なんと!ご飯やおかずをそのまま入れて、お弁当箱としても使います。大きさも大小様々で帰国後は小物入れやアクセサリー入れ、鍵入れなどとして使えます。

木の器
漆を塗った木の茶碗(ポップ)もブータンの特産品で、特に東ブータンのタシ・ヤンツェは漆や漆製品の産地としても有名。漆器の表面はつるつるして、触り心地もなめらかです。蓋付のものや、壷型のもの、平たいもの、背の高いものなど形も色々。主に食器として利用されます。

手漉き紙製品
日本の和紙とよく似た、ブータンの伝統的な手漉き紙(デショ)はお経を印刷する紙としてとても重宝されていて、ヒマラヤを越えてチベットへも輸出されていたほどだったそうです。現在ではレターセットやカレンダー、しおりなどがお土産用に販売されています。

3.インテリアとしても素敵です 仏具、タンカ

敬虔な仏教国ブータンでは、仏教に絡んだお土産物も豊富です。もちろん本来の目的どおり仏具としても使えますが、原色をふんだんに取り入れた色彩感覚や、インド的なデザインは、オリエンタルな室内のインテリアとしてもおしゃれです。

卓上マニ車(ソーラー式) 卓上マニ車(ソーラー式)
タンカタンカ


マニ車 
回すだけで中に納めた経文を読んだのと同じ功徳が得られるという、マニ車。ブータンだけでなくネパールやチベット文化圏のお寺などでよく見かけますが、中にはちゃんと経文が入っています。卓上タイプの他に、「マニ・ラコル」と呼ばれる手持ちタイプもあります。最近ではソーラータイプや電動タイプ、携帯ストラップやイヤリング、ピアスなどにも加工されています。

仏像 
仏像のモチーフは日本でもおなじみの如来、菩薩、明王、天のほか、パドマ・サムバヴァなど仏教の聖者など、仏像の種類も多種多様、ご利益もさまざまです。仮面舞踏に登場する神様たちのお面などもあります。木彫りの物、金属のもの、塑像など素材もさまざま。
お気に入りのものを仏壇やデスクに置いて毎朝拝んでみては?

タンカ(布や紙に描いた仏画)
意味を知れば知るほど奥深いタンカ。本来は信仰の対象として祈りの時に用いられるものであるため、作家の名前は記載されていません。素材や顔料など質も値段もピンからキリまであるから見極めが難しいところ。ティンプーのゾーリクチュスム(伝統工芸院)

ミニ・タルチョ
タルチョとは、チベットやブータンの峠や屋根の上など風が通る場所に掲げられる祈りの旗。黄、青、赤、緑、白の5色がそれぞれ地、水、火、風、空(=万物を構成する5つの要素)を意味しています。
鮮やかな原色のポップな旗は、キャンプやグランピング、BBQなど、野外の活動の際の飾り付けにもピッタリです。

祈りの旗 タルチョ
タルチョ(イメージ)


4.オリジナリティ抜群! ブータン切手

国際的に通用する切手を発行することは国家の独立を証明することでもあります。中国とインドの2つの大国に囲まれたブータンにとって、切手は自らのアイデンティティを証明する非常に大切なアイテム。そのため、ブータンは切手の種類が豊富な事で有名で、これまで金属の切手やソノシート型切手など珍しい切手も発行しています。

ブータンの首都ティンプーの中央郵便局に行くと、クリアファイルに入った切手コレクションから好きな切手を選んで買うことができます。模様は舞踊、花、動物、民話など様々。最近は自分の写真を取りこんでオリジナル切手を作るサービスも行っています。
「幸せの国」の首都 ティンプー観光のみどころ

ブータン切手
ブータン切手


5.ブータンの夏の味覚! マツタケ(生・乾燥)

ブータンは知る人ぞ知るマツタケの産地。ベストシーズンの7月中旬~8月中旬のブータンは、フレッシュなマツタケを召し上がるチャンス! 日本への持ち帰りも可能です。シーズン以外も乾燥マツタケはいかがでしょう。
生マツタケは1kgで100ドル前後。専門店に行けば、日本までの梱包も輸出許可も取ってくれます。帰国後、焼きマツタケに、マツタケご飯、茶碗蒸しなど「マツタケ尽くし」を楽しみつつブータンの思い出に浸ってみては?

乾燥マツタケ(ブータン)
いつでも買える 乾燥マツタケ
ブータン産マツタケ
夏だけ買える 生のマツタケ


6.ハッピーな味! ブータン・スナック

ブータンの民家にお邪魔すると、お茶と一緒に必ず「お茶受け」のお菓子が出てきます。定番がこのザウやシップ。なんだか懐かしい味がします。また、最近では、ブータン産のスナック菓子も登場してスナック菓子のレベルも上がっているようです。

ザウ
やさしいブータンの「アマ(お母さん)の味」 ザウ
ザウは水でふやかしたお米をフライパンなどで炒ったもの。香ばしい味で日本の「あられ」に近く、意外と評判がいい。安いので大量に購入して小分けにして配るのにもお勧め。
見つけたらハッピー! Happy chips
見つけたらハッピー! ハッピー・チップス
ブータン産のジャガイモで作っている「純ブータン」なチップス。定期的に生産されていないのか、ときどき市場から姿を消す不思議なお菓子。見つけたら迷わず買いましょう。職場のお土産にもピッタリです。


7.ブータンの激辛料理を再現するなら エゼの瓶詰め(袋詰め)

エゼの瓶詰め

エゼとは、ブータンの代表料理の1つで、唐辛子と細かく刻んだトマト、たまねぎ、チーズなどとコリアンダー、山椒、にんにく、しょうがなどの香辛料を混ぜ合わせたもの。ブータン風「サラダ」とか「フリカケ」とか、「薬味」とか言われ方をしていますが、とにかくスパイシーで食事が進む料理です。最近はこのエゼが瓶詰めや袋詰めで売られていて、ブータンで食べた味を日本で再現できると好評を博しています。
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8.朝食で食べたらクセになる ハチミツ

ブータン製のハチミツ

自然が豊かで、多くの花が咲いているブータンは、実はハチミツの名産地。特に中央ブータン(ブムタン地方)では特産のソバの花のハチミツが有名です。ホテルの朝食でトーストに添えられていた蜂蜜の濃厚な味に衝撃を受けてお土産で買って帰るお客様も少なくありません。ヨーグルトやクラッカーと一緒に食べても美味しいです。

9.意外に種類が豊富です アルコール類

ブータンの激辛料理にぴったり ビール

ブータン旅行中、辛いブータン料理がクセになるのと同時に、辛い料理のお供に飲むブータン・ビールもクセになります。定番のDRUK11000(ドゥク・イレブンサウザント)は炭酸強めのラガービール。口当たりがフレッシュで激辛のエマダツィとの相性は最高です。Red Panda(レッドパンダ)は「ブータン最古」のビールで、ブムタン地方の地ビール(エールビール)。フルーティーの飲みやすいのが特長です。
炭酸は持ち帰りの際に栓が抜けないようにご注意下さい。最近では缶ビールも出てきたので、そちらのほうが持ち帰りには安心でしょう。(DRUk11000やレッドパンダはありません)


ヒマラヤの雪解け水を利用した ウィスキー

「K5」は5代目の王様の即位を記念して発売されたスコッチウィスキー。南ブータンのゲレフにあるAWP蒸留所で作られています。AWPと言うのはArmy Welfare Projectの略で退役軍人たちのための組織で、1976年からアルコール製造を手がけている、ブータンの醸造業の老舗企業です。寒冷な気候と、良質なヒマラヤの雪解け水を利用して、さらに本場スコットランド人の指導を受けてウィスキーのほか、ラム、ジン、ウォッカ、最近ではワインも製造しています。





ボトルもかわいい ワイン

Ravenはブータン建国の祖シャブドゥンをこの地に導いた伝説のカラス、Takinはブータンの国獣ターキンのこと。
ボトルやラベルも良いお土産になりますね。

10.消臭剤にはもったいない レモングラス水

ブータンの高級ホテルやレストランに入ると、よくさわやかなレモングラスの香りがします。ほんの少し手首につけるだけで、気分がすっきりするだけでなく、虫除けの効果も期待できる優れもの。トイレの消臭剤にはちょっともったいない?


いかがだったでしょうか?
ブータンのお土産は、ブータンの豊かな自然の恵みを利用したものが多いようです。
インテリアとして置いておくだけでなく、実際に着たり、食べたり、飲んだりしてブータンを思い出すものがお勧めです。そして、食べ終わったらきっと「また行きたい!」と思うことでしょう。
ブータンは何があるわけではないですが、何度も行きたくなる、そんな中毒性のある国です。
「ブータン中毒」がブータン最大のお土産なのかも知れません。

最近はカードが使えるお店が増えました

最近はブータンでもカードが使えるお店が増えましたが、思い出はプライスレスです。



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