添乗報告記●バスで駆け抜ける中央アジア3ケ国 12日間(2023年9月)

添乗ツアー名 ●バスで駆け抜ける中央アジア3ケ国 12日間 カザフスタン~キルギス~ウズベキスタン
2023年9月26日(火)~10月7日(土)
文・写真 ● 川崎 洋一(大阪支店)

灼熱の日本を飛び出して中央アジアに12日間の添乗に行ってまいりました。少人数だったこともあり、みなさん和気あいあいの楽しい旅となりました。そのドタバタの旅をご紹介いたします。

1日目:9/26(火) 日本⇒ソウル⇒アルマトイ

アルマトイ空港(カザフスタン)

アルマトイ空港(カザフスタン)


初日のアルマトイ(カザフスタン)到着は少し遅れ、チェックインは24時近くになってしまいました。みなさん明日に備えて、お風呂で体を温めて就寝。

2日目:9/27(水) アルマトイ⇒バシー

国立中央博物館にて(カザフスタン アルマトイ)

国立中央博物館にて(カザフスタン アルマトイ)


午前中はアルマトイ観光。スキタイ時代の古墳から発掘された黄金人間(レプリカ)が展示されている博物館を見学。盗掘で副葬品が残されていない古墳がほとんどのこの国で奇蹟的に発見されたものだそう。きっとパーツがバラバラになっていたものを復元したと思うと、研究者の苦労がしのばれる展示品です。
ゼンコフ正教会(カザフスタン アルマトイ)

ゼンコフ正教会(カザフスタン アルマトイ)


パンフィロフ戦士像(カザフスタン アルマトイ)

パンフィロフ戦士像(カザフスタン アルマトイ)

中央バザールにて(アルマトイ カザフスタン)

中央バザールにて(アルマトイ カザフスタン)


その後、パンフィロフ戦士公園で、おとぎの国の建物のようなロシア正教会と、第二次絵のドイツ軍のモスクワ侵攻に立ち向かった28人の戦士の像を見学後、中央バザールへ。長旅に備えて果物やドライフルーツを買い込むお客様も。(余談ですが、夜に備えてビールを買い込む方も)

3日目:9/28(木) バシー⇒アルトゥンエメリ国立公園⇒バシー

砂丘(カザフスタン アルトゥンエメリ国立公園)

砂丘(カザフスタン アルトゥンエメリ国立公園)


砂丘(カザフスタン アルトゥンエメリ国立公園)

砂丘(カザフスタン アルトゥンエメリ国立公園)


砂丘(カザフスタン アルトゥンエメリ国立公園)

砂丘(カザフスタン アルトゥンエメリ国立公園)


午前は、鳴き砂の砂丘へ。「鳴き砂」と聞いて「キュッキュッ」という音を想像していたら、ビックリ!チベタンホルンのような重厚な音が地面から響いてきました。

カトゥタウ(カザフスタン アルトゥンエメリ国立公園)

カトゥタウ(カザフスタン アルトゥンエメリ国立公園)


アクタウ(カザフスタン アルトゥンエメリ国立公園)

アクタウ(カザフスタン アルトゥンエメリ国立公園)


午後は、古代の火山が残した溶岩の山(カトゥタウ)とこれまた古代テチス海に堆積した海底が、その後の地殻変動で山となった極彩色の山(アクタウ)へ。白い山と訳されるアクタウ。行ってみれば、芸術的というか、神様が作ったとしか思えないカラフルな地層が待っていました。

4日目:9/29(金)

チャリンキャニオン(カザフスタン)

チャリンキャニオン(カザフスタン)


中国国境付近を通過して、ミニグランドキャニオンと謳われるキルギス国境近くの渓谷「チャリンキャニオン」へ。ミニとは言いながら、すごい迫力!いや、柵がないので、ちょっと怖いくらい。

黄葉する天山(キルギス カラコル郊外)

黄葉する天山(キルギス カラコル郊外)


その後、カザフの南を走る天山山脈の一支脈を越えてキルギスとの国境へ。陸路の国境越えにちょっとワクワク。不安もありましたが全員問題なく通過。無事キルギスに入国。そこからは黄葉する山を眺めながらイシククル湖東岸の町カラコルへ。

5日目:9/30(土)

ロシア正教会(キルギス カラコル)

ロシア正教会(キルギス カラコル)


ドンカンモスク(キルギス カラコル)

ドンカンモスク(キルギス カラコル)


宗教国際色(?)豊かなカラコルでは、木造のロシア正教会とこれまた木造のモスクを見学後、JICAが協力するお土産屋さんに。キルギスのおしゃれな帽子を買ったお客様に刺激され、その後3人が購入することに!

ジェティオグズ(キルギス)

ジェティオグズ(キルギス)


ジェティオグズ近くの村のりんごの樹(キルギス)

ジェティオグズ近くの村のりんごの樹(キルギス)


漢書に当時、天山に烏孫という遊牧民が「赤谷城」を拠点としていたと記録があるが、その城を思わせる赤い岩肌のジェティオグズ(7頭の雄牛の意。伝説にある7頭の雄牛が並んでいるように見えるのでその名がある)へ。迫力の地層を眺めたのち、ガイドの実家が近くにあるというので立ち寄り。ちょうどりんごの実がなっていたので、ガイドがもぎってみんなでもぐもぐタイム。これがおいしくておいしくて「昔食べたりんごの味」と大好評!

バルスコーン谷(キルギス タムガ)

バルスコーン谷(キルギス タムガ)


日本人抑留者が建設に携わったサナトリウム(キルギス タムガ)

日本人抑留者が建設に携わったサナトリウム(キルギス タムガ)


午後は、玄奘(三蔵法師)がインドを目指した時に越えたと言われている峠に続く道を車で登っていきました。天候が今一つで山は拝めませんでしたが、この道をたどって天山を越えたのかと感傷に浸ったのでした。
山を下りてから、第二次大戦後、日本人抑留者が建設に携わったサナトリウムへ。庭は黄葉が美しく、その後の交流を物語る桜の木もありました。

6日目:10/1(日)

天山山脈とユルタキャンプ(キルギス タムガ)

天山山脈とユルタキャンプ(キルギス タムガ)


朝目覚めたのは、イシククル湖湖畔のユルタキャンプ。ユルタは中央アジアの遊牧民たちの移動式住居。モンゴルでいうゲルと同じですが、少し背が高い感じです。ここはユルタの建物の中にベッドが並び、寒さ対策にヒーターがある簡素な施設ですが、あったかいシャワーや清潔なトイレも併設されていて思ったより快適でした。
朝目覚めると、昨夜の雨雲が去り、天山の山々が顔を見せてくれました。
鷹狩りのデモンストレーション(キルギス)

鷹狩りのデモンストレーション(キルギス)


快晴の中、天山を南に見ながら、キルギス族による鷹狩りデモンストレーションの行われる谷へ。鷹を家族のように可愛がっており、詳しい説明も聞いて伝統として存続を願う気持ちが強まりました。

ユルタ作りの村にて(キルギス)

ユルタ作りの村にて(キルギス)

ユルタ作りの村にて(キルギス)

ユルタ作りの村にて(キルギス)

続いて訪れたのはユルタ作りの村。ここではユルタの部材がどのように作られ、そしてどのように遊牧民たちは組み立てるのかを見せてもらいました。丸い天窓の木組みはどのようにできるのか、わかって感激。また、あっという間に組み立てられたミニユルタにも感心。

フェルトの作り方を学ぶ(キルギス コチコル)

フェルトの作り方を学ぶ(キルギス コチコル)


フェルトの作り方を学ぶ(キルギス コチコル)

フェルトの作り方を学ぶ(キルギス コチコル)


この日最後のイベントはフェルト作り。フェルト作りは女性の仕事らしく、おばあさん2人が丁寧に作り方を教えてくれました。羊毛の繊維の絡みと水を使った作り方と、切って縫い合わせる方法です。なんて手間ヒマのかかっている製品なんだと。少々値が張るのも腑に落ちました。

7日目:10/2(月)

アクベシム(キルギス トクマク)

アクベシム(キルギス トクマク)


大唐西域記に、玄奘が訪れた記録のある西突厥の都・砕葉(スイアーブ)城に比定される遺跡アクベシムを見学。玄奘は当時の王に謁見しています。今はつわものどもが夢のあとの朽ち果てた遺跡だけが残っていますが、天山の山を眺めながら往時をしのびました。
ブラナの塔(キルギス トクマク)

ブラナの塔(キルギス トクマク)


続いては、9~11世紀この地域を中心に中央アジアに君臨したカラハン朝の都があったとされるバラサグンに残るブラナの塔を見学。逆光ながら天山も見えています。
そして今夜はキルギスの首都ビシュケクです。久々の都会に浮足立ちます。
民族音楽の夕べ(キルギス ビシュケク)

民族音楽の夕べ(キルギス ビシュケク)


夕食では民族音楽を聞かせてもらいました。

8日目:10/3(火)
今日はビシュケクでゆっくり観光。

オシュバザールにて(キルギス ビシュケク)

オシュバザールにて(キルギス ビシュケク)


オシュバザールにて(キルギス ビシュケク)

オシュバザールにて(キルギス ビシュケク)


オシュバザールにて(キルギス ビシュケク)

オシュバザールにて(キルギス ビシュケク)


午前はオシュバザール。いつ行っても活気のあるバザールです。すでに7日間を過ごしたみなさんは、気になった料理の食材を探し始めます。ドライフルーツは手軽で人気のお土産です。私もドライメロンを買ってしまいました。

国立歴史博物館にて(キルギス ビシュケク)

国立歴史博物館にて(キルギス ビシュケク)


午後は、博物館。ここでみつけた掘り出し物?は、14世紀(マルコポーロの生きていた時代の少し後)に書かれた地図(複製)。イシククル湖岸にキリスト教教会が描かれているそうです。どこだか、わかりますか~?

9日目:10/4(水)

キルギスからカザフスタンへの国境の村にて

キルギスからカザフスタンへの国境の村にて


タラズ河畔を望む(カザフスタン)

タラズ河畔を望む(カザフスタン)


さて、今日は再びキルギスからカザフスタンに国境を越えます。国境の村では、ロバ車現役続行中でした。この日訪れたタラズの町はソ連時代は、ジャンブルと呼ばれていました。大唐西域記に記載されるオアシス都市に比定されていて、タラス川沿いにある大都市のひとつです。751年のタラス河畔の戦いの舞台は果たしてこの辺だったのか!?と思いながら1泊。

10日目:10/5(木)

シムケントの町にて(カザフスタン)

シムケントの町にて(カザフスタン)


カザフスタンからウズベキスタンへの国境

カザフスタンからウズベキスタンへの国境


旅も終盤、いよいよ最後の国境越えの日です。その前に昼食を食べたシムケントは天然ガスや石油の資源で潤うカザフスタン第3の都市。巨大ビルの建設ラッシュに交通渋滞。そしてきれいに伸びた高速道路(しかも無料)!
最後の陸路国境で私がつかまりました(笑)。カザフスタンからウズベキスタンへの国境。増刷パスポートを初めてみた若い出国審査スタッフに偽造の嫌疑をかけられ、増刷部分の貼り付け部分を入念に調べています。「上司に確認してくる」とブースを離れたのち、しばらく帰ってきません。10分ほど待ったでしょうか。照れ笑いしながら戻ってきて「いやあ悪かった」という表情で無事返却されました。少し時間がかかりましたが、無事、ウズベキスタンに入国。一安心した10日目でした。

11日目:10/6(金)

チョルスーバザールにて(ウズベキスタン タシケント)

チョルスーバザールにて(ウズベキスタン タシケント)


ウズベキスタン工芸博物館(タシケント)

ウズベキスタン工芸博物館(タシケント)


ついに最終日。知名度ではサマルカンドやブハラにはかなわないタシケントでウズベキスタンに来た感を味わってもらうのに、旧市街の一角にご案内。キレイに整備されていましたが、昔の名残をとどめる土塀に心和む。続いて訪れた小さな廟ではそこにおられたイマームに旅の無事を祈って、コーランの一説を読み上げていただきました。(ありがたや、ありがたや)
その後訪れたチョルスーバザールでは出来立てのナンを衝動買い!これがおいしいことおいしいこと。もうスーツケースいっぱいなのに。
午後は、歴史博物館。残念なのことに目玉の仏像は海外に出張中でしたが、それでもここは展示物が多くて、ガイドの説明にも頭がついていけないほど。そのあとの工芸博物館は、こじんまりとしてゆったり見学ができました。最後はスーパーマーケットで締めて、空港へと向かいました。

今回はおなか一杯。あたまいっぱい。スーツケース満杯の旅でした。

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