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青蔵鉄道で行くチベット

 
青蔵鉄道とニェンチェンタンラ山脈青蔵鉄道とニェンチェンタンラ山脈

青蔵(青海チベット)鉄道とは?

青海省の省都・西寧とチベット自治区の区都・ラサ間の全長2,000kmを結び、貴重な動植物の宝庫「ココシリ自然保護区」、崑崙山脈、タングラ山脈、ニェンチェンタンラ山脈という3大山脈、平均標高4,000m以上の青蔵高原を駆け抜ける、世界でも最も高い地点を走る高原鉄道。青は「青海省」、蔵は「西蔵=チベット自治区」の略。2006年7月にゴルムド~ラサ間の1,142kmが開通し、全体の運転がスタートしました。

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5つの世界一
青蔵鉄道は5つの世界一を誇っています。

  1. 世界一標高の高いところを走る鉄道。最高地点タングラ峠は標高5,072m。
  2. 世界一標高の高い鉄道駅。タングラ(唐古垃)駅の標高は5,068m。
  3. 世界一標高の高い凍土トンネル。風火山トンネル(隧道)の標高は4,905m。
  4. 世界一長い凍土トンネル。崑崙山トンネル(隧道)の全長は1,686m。
  5. 世界一長い凍土上に作られた鉄道橋。清水河特大橋の全長11.7km。

青蔵鉄道MAP



列車は、チベット・ガゼルなど貴重な野生動物の宝庫・ココシリ国立公園や、長江の源流である沱沱河を走り抜け、白く輝く崑崙山脈、唐古拉「タングラ」山脈、念青唐古拉「ニェンチェンタンラ」山脈という三大山脈の雪山を越え、遊牧民が暮らすアムドやナクチュの大草原地帯など青蔵高原のダイナミックな大自然を満喫しながら、チベットの都ラサへ快適に到着します。

tibet_kiji036_7長江の源流である沱沱河
tibet_kiji036_12最高地点タングラ峠を通過
tibet_kiji036_8大草原と羊の群れ


tibet_kiji036_9ツォナ湖
tibet_kiji036_9ニェンチェンタンラ峰
tibet_kiji036_6ポタラ宮を模したラサ駅


所要時間は北京、成都、重慶からは2泊3日(北京から約41時間)、西寧、蘭州からは1泊2日(西寧から約21時間)かかります。青蔵線の区間では平均時速120kmで走行するそうです。かなりのスピードです。


車両は、中国とカナダの合弁会社が設計、製作。各車両には酸素供給口があり、車内の酸素濃度を平地の約80%(標高3,000mと同程度)に保っていますが、気圧調整は行っていません。このため高山病のリスクは軽減されていますが、それでも高山病の症状を発症する場合があります。そのため車内には緊急用に酸素マスクも装備され、医師も同乗、トイレにも緊急呼び出し用のボタンが設置されています。風の旅行社のツアーではガイドが西寧(またはゴルムド)からラサまでの車中も同乗します。血中酸素濃度測定器(パルスオキシメーター)を携行、道中の解説だけでなく、健康管理もお助けいたします。

座席は硬座、硬臥(2等寝台)、軟臥(1等寝台)の3種類。列車に宿泊するツアーでは原則、硬臥をお使いいただきます。6人用コンパートメントで3段ベッドです。
車内には食堂車が連結され、洗面台、水洗式のトイレ、24時間対応の給湯器などが備え付けられています。またお弁当やミネラルウォーター、ジュース、スナック、カップラーメンなどの車内販売があります。車内は禁煙です。空調が効いているので、冬季や5,000mの峠でも寒くありません。

硬臥車両(2等寝台)
tibet_kiji036_13食堂車
tibet_kiji036_2食堂車の食事(一例)


tibet_kiji036_5各コンパートメントに設置された
酸素供給口
tibet_kiji036_11トイレ
tibet_kiji036_4洗面台


この鉄道の開通により、それまで時間に余裕がある人たちだけに開かれていた広大なチベット高原を縦断するゴルムド~ラサ間の陸路移動が短期間でも利用できるようになりました。中国から大量の物資が入り込み、人々の生活は豊かになるかもしれませんが、多くの漢族出稼ぎ労働者もチベットへ流入しチベットの中国化がますます進むとも言われています。この列車の開通でチベットがどのように変わるのか? 是非、ご自身の目でお確かめ下さい。