[バングラデシュ] シレットの見どころ

茶畑の葉の蝋質が太陽光に反射してキラキラ輝く

茶畑の葉の蝋質が太陽光に反射してキラキラ輝く

シレット管区 国内最大の滝と茶畑を擁し、アッサムと連なる丘陵地帯

バングラデシュ北東部に位置するシレットは、インドからの独立後にパキスタンに編入され、その後バングラデシュとして独立した歴史からインドに突き出たような土地となっている。冷涼多雨な気候を生かし、茶栽培が盛んだ。また、雨季の水が引いた後でも盆地に湖沼が残る「ハオール」と呼ばれる湿地帯は、乾季にヒマラヤを超える渡り鳥の飛来地として知られる。他にも、国内では貴重な採石場天然ガス田国内最大級の滝など見所も多い土地である。

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世界的なお茶の産地を訪ねる

国境を隔てたアッサム(インド)の紅茶は広く世界に知られていますが、ここシレットの茶葉も希少価値が高く“幻の紅茶”といわれています。スリモンゴルでは、世界でも最大級の規模を誇る茶畑の美しい風景を満喫したり、村を訪問し地元の方々と交流するのも良いでしょう。少し足を伸ばすと、サルなどの野生動物を保護するラワチョラ国立公園や、手織物で有名なモンゴロイド系モニプリ族の村も訪問できます。

赤い布は、摘んだ茶葉を入れる布袋の紐で頭が痛くならないようにする為のクッションの役割

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マッチの火で天然ガスを体感

バングラデシュでは、ガソリンよりも安価な天然ガスで走る車(CNG)が多く見られ、都市部のガソリンスタンドには天然ガス充填装置も設置されています。シレットはそんな国内の供給を支える天然ガスの産地でもあります。ホリプール郊外には、地面や池から湧き出る天然ガスを、マッチを擦って発生する炎によって体感できるポイントがあります。

ダッカ市内のCNG充填スタンド

ダッカ市内のCNG充填スタンド

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国内最大落差を誇るマドブクンドの滝

インド・アッサム州との国境付近には落差約30mの国内最大級の滝、マドブクンドの滝があります。水量が少ないので乾季は迫力に欠けますが、それでも高低差が少ないバングラデシュにおいて滝自体が珍しく、バングラデシュ人にとっても人気の景勝地です。入場口から滝まで歩いていく途中で、モンゴロイド系カシア族の村に訪問できます。

乾季のマドブクンドの滝。雨季は水量が増える

乾季のマドブクンドの滝。雨季は水量が増える

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ラワチャラ国立公園

ラワチャラ国立公園は、お茶の産地として有名なスリモンゴルの東側に広がるジャングルの森の国立公園。猿や鳥、昆虫、樹木の解説を公園のネイチャーガイドが解説(英語)してくれます。広大な公園を全て見て回ろうとすると少なくとも3日はかかりますが、自然観察好きの方は主要なエリアを散策するだけでも十分楽しめます。
また、国立公園になる前から元々この地で暮らして来たキリスト教徒のカシア族の集落を訪問し、村の方々とお話するのも楽しい時間でお勧めです!

ラワチャラ国立公園(Lawachara national park)

ラワチャラ国立公園(Lawachara national park)

ラワチャラ国立公園(Lawachara national park)
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ジャフロンの採石場

シレット北部、インド国境の町タマビル付近にあるジャフロンの、マーリ川の川原に採石場があります。医師が少ない国内において貴重な採石場は、バングラデシュ人にとっても珍しい場所で観光スポットにいあっています。採石場では逞しい男たちが掘り出した石を人力でトラックに運ぶ、活気ある光景を見ることができます。

バングラデシュ国境の街・ジャフロンJaflong

バングラデシュ国境の街・ジャフロンJaflong

インド国境との国境

国境の町ジャフロンでインドとの国境「Zero Point」を訪れることができます。1275の石碑の向こう側は、”Welcome to India”です。訪れた際にタイミングが良ければ、大きな荷物を抱えたインド人たちがバングラデシュへ入国してくる様子も見られるでしょう。

バングラデシュ国境の街・ジャフロンJaflong

インドとの国境(Zero Point)を訪問

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