原のコロナ休業日記 Vol.35 「はと錦」のお菓子5

 新しくなった「はと錦」は、店構えも大きくなり家族労働から脱却しました。従業員も増えて、私が帰省して店に行っても「いらっしゃいませ」と接客されるようになりました。兄の奥さん、つまり義理の姉がいるときはいいのですが、いないときは、いちいち説明するのも面倒なので、普通にお金払って買い物をすることにしています。

 菓子は、今は冷凍して作りだめをすることができます。どの菓子でも可能という訳にはいかないようですが、冷凍技術の進歩で、解凍しても味が落ちません。ですから、クリスマスケーキも、作りだめが利くわけです。もちろん冷凍庫の容量がありますが、かなり大きなものですから結構入ります。こうして、仕事の分散ができるようになり、あの徹夜のクリスマスケーキ作りはなくなりました。

 私は、一つ一つの菓子のことは分かりませんし菓子の評論家でもありません。しかし「はと錦」の店に行くと、その品数の多さに驚きます。東京には、あんなに種々雑多な菓子がを売っている店はないと思います。デパートの地下を思い浮かべていただくとわかりますが、東京では、「この店はこれ!」という一押し商品があって品数もほんの少しという店が多く、それぞれの店が専門特化しています。「はと錦」のように、和菓子、洋菓子、煎餅、団子、赤飯、、、そんなに何でも売る店は東京にはないと思います。兄がいうには、田舎では、品数揃えないと売り上げが上がらないのだそうです。

 なんだか、こう書くと粗製乱造で味が心配、と思われるかもしれませんが、手前味噌になりますが、味は大丈夫です。来週にも、弊社のHPに掲載し通販を始めます。和菓子と洋菓子のセット各5000円(税込み、送料別)の予定です。なにも、菓子で儲けようというのではありませんが、「縁をお届けしよう」と思っています。
 

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