【風スタッフ近況 シーズン2】♪与那国馬の背に乗って♪

♪与那国馬の背に乗って♪

♪銀の竜の背に乗って~♪
唐突にある歌の歌詞のサビから入りましたが、何という曲か知っている方はいますでしょうか?これは中島みゆきさんの「銀の竜の背に乗って」という曲で、フジテレビドラマの「Dr.コトー診療所」のテーマ曲としても有名な曲です。ここでピンと!きた方もいると思いますが、そのドラマ「Dr.コトー診療所」の舞台となる架空の志木那島のロケ地として有名なのが日本最西端の与那国島なのです。先日、私はこの与那国島へ行き、”銀の竜の背”ならぬ”与那国馬の背”に乗ってきました。

 私は今回3回目の与那国島訪問で、沖縄の離島大好き人間の私が最もお気に入りの島でもあります。島一周が約25キロで、宮古島や石垣島よりは小さく、竹富島や小浜島よりは大きいイメージです。この適度な広さであるが故にレンタカーで外周道路を回ると1時間程度で見て回れ、観光には丁度良い広さです。そして、団体観光客はおろか個人観光客とも殆ど会いません。これは今年がコロナの影響で観光客が減ったということではなく、私が過去に訪れた数年前の時と変わっていません。そのため、同じ八重山諸島の離島の中でも石垣島、竹富島、小浜島、西表島とはだいぶ雰囲気が異なっています。

東崎から眺める美しい与那国の海

 与那国島の魅力は何といっても景観の豊富さです!ただ単に観光に丁度良い広さという訳ではなく、この適度な広さの中に景色の変化を満喫できるのです。与那国島は東西南北の主なエリアで分かれていて、北には空港と牧場、東には断崖絶壁から見下ろす美しいビーチと灯台、南にはDr.コトーの浜と牧場から眺める外洋の海、そして西には日本で最後に沈む夕日を眺める浜と展望台と主な場所だけでも魅力的な場所ばかりです。私が特にお気に入りなのは東の東崎(あがりざき)と南の南牧場道路そして西崎(いりざき)です。

 東崎は断絶壁緑に灯台が立つ場所ですが、読み方の通り日の出を眺められる場所です。暗いうちからスタンバイし、灯台の向こう側が明るくなり始めると灯台をバックに朝日が顔を出します。私が訪れた朝は靄がかかっていたのでいつもより幻想的な朝日を見ることができました。ここは日中は日中で表情を変え、断崖絶壁からの美しい海そして緑の牧草地と与那国馬との光景がとても絵になります。

与那国馬と灯台。与那国ならではの美しい景観

南牧場から外洋の海を臨む。ずっと眺めていたい景色

 そして、南牧場道路は道路の真横が断崖絶壁になっている牧場地帯でそのすぐ目の前に深い青色の外洋の海が広がっています。先ほど出たドラマ「Dr.コトー診療所」のエンディングで主人公のコトー先生が自転車で走っていた場所がまさにこの道路でとにかく目の前に広がる外洋の海の美しさには心を奪われます。私は1日に何回か訪れ、牧草地から景色を眺めていました。子供連れではなかったら、半日こここでぼ~っとしていたいくらい気に入っています(笑)
 最後は西崎(いりざき)は読んで字のごとし夕日が沈む場所で、日本で一番最後に沈む夕日を眺める場所として有名です。普段は特に気にすることも無い夕日ですが、与那国島の海に沈む夕日を眺めるのは別格で、日本で一番最後に沈む夕日を堪能しました。ここからは台湾が目と鼻の先、常に見られるわけではないですが、気象条件がうまくそろうと海の向こうに台湾を望むことができるそうです。
また、与那国島にはいくつか遊泳できるビーチもあり、私たち家族は2か所で泳ぎましたが、すべて貸し切り状態できれいな海を満喫できました。

与那国島は1日の美しい変化も楽しめる(左上:東崎の朝日、右上:4畳ビーチ、左下:南牧場道路、右下:西崎の夕日

 こんな感じで、1日に何回も島を回って景色を楽しんだり、ビーチで泳いだりするだけでも楽しめますが、やはり風の旅行社のスタッフである以上、与那国馬乗馬は無視できません!与那国馬の乗馬体験をできる場所は3か所ありますが、今回お世話になったのは「与那国馬風(う)牧場」さんです。今回たまたま直前の予約でも受け入れてくれたのがこちらだったのですが、偶然とはいえ「風」というワードに縁を感じます。私たち家族が申し込んだのが「引馬卒業講習+コトーの海を行く!」というコースで最初に乗馬の基本的なことのレクチャーを受け、見事試験に合格(笑)したら、いざ!Dr.コトーの海へ出発です。与那国馬は小柄でとてもおとなしい性格のため、初心者でもあまり恐怖心もなく乗れると思います。なんとなくモンゴル馬に似ています。浜に着くと、少し自力で馬を動かす練習をしたら、海の中へ!与那国馬も水に濡れたほうが涼しいのか、じゃぶじゃぶと海の中を進んでいきます。美しい海の中を馬の背に乗って進んでいくのは何とも気持ちが良く、♪与那国馬の竜の背に乗って~♪と心の中で思わず歌ってしまいます。妻と息子は全くのド素人(かく言う私も風の旅行社にいながら素人同然ですが、、、)でしたが、海の中に入ってからは乗馬を楽しんでいました。風(う)牧場主さんがインストラクターを兼ねていますが、良い意味で少しスパルタ指導のため、いわゆるいかにも観光客的扱いの乗馬ではなく、与那国馬乗馬を素人ながらも本格的に体験させていただけました。海での乗馬もかなりの時間を楽しめたため、とても貴重で大満足な体験になりました。

晴れ渡った夏の青空の元の海乗馬は最高に気持ちがいい!

与那国馬でDr.コトーの海を満喫!

この日の僕の相棒ヨーヨーちゃん

このように与那国島は観光にも乗馬にも魅力に満ち溢れています。ご興味のある方はぜひ一度与那国島へ訪れてみてください。

※与那国乗馬は1年中楽しむことが出来るそうで、初心者から上級者までいくつかコースがあります(海のコースは季節限定とのこと)与那国馬乗馬にご興味のある方はぜひこちらへアクセスしてみてください。
<外部サイト>
与那国馬風(う)牧場

※与那国馬ツアーできました!(追記)

日本最西端の島を在来馬で駆ける!

【東京羽田発】与那国馬の背に乗って風になる 5日間

4名催行日本語ガイド添乗員

出発日設定2024/03/22(金)~2024/04/11(木)
ご旅行代金298,000円
出発地羽田空港

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目指せエメラルドグリーンの竜宮城!

海、森、草原へ! 馬で往く夏の与那国島 5日間

4名催行添乗員

日本最西端の海と空と、そして可愛い与那国馬を同時に楽しめる与那国馬ツアーの決定版。鞍を外し裸馬にまたがって、文字通り「人馬一体」となり、エメラルドグリーンの海にザブザブと入る「海馬」も楽しみます。
出発日設定2024/06/14(金)~2024/09/27(金)
ご旅行代金308,000円
出発地羽田空港(他出発地はご相談ください)

詳細を見る


4名催行添乗員

在来種ヨナグニウマで大自然を満喫する騎馬トレッキングに加えて、琉球の死生観を垣間見る聖地や墓地、沖縄の生活に欠かせない琉球泡盛や伝統民具の生産現場も訪ね与那国島独自の文化や歴史も体感します。
出発日設定2023/10/20(金)
ご旅行代金292,000円
出発地羽田空港(現地集合解散、延泊、他出発地ご相談ください)

詳細を見る

コメント一覧

行ってみたい、乗りたい。風の国内ツアーとして組めないでしょうか。

中村秀夫2020.08.26 11:32 pm

与那国馬、ずっと気になっていました。でもなかなか、一人で行こうとまでにはならず、与那国馬のフェイスブックで写真を見るばかりでした。ツアーがあったら、一人参加もしやすいのにと思います。是非、ツアーを!

チョビリ2020.08.27 04:56 am

数年前、与那国馬に会いに行きました。岬で、3mくらい離れて、驚かさないように、そうっと見ていました。 乗馬が可能とは知りませんでした!  tourを是非。 海に浮けるけれど、泳げない(推進力無)私でも参加させていただければ。。。。   J

J2020.08.27 08:24 pm

中村秀夫様、コメントありがとうございます。与那国島の乗馬ツアーは可能性を秘めていると思います。弊社の乗馬企画スタッフとも相談して検討したいと思います。お時間をいただきますことをお許しください。

小林勝久(風の旅行社)2020.08.28 10:00 am

チョビリ様、コメントありがとうございました。弊社のお客様の中からも与那国島乗馬ツアーの要望がチラホラ出ております。今後、弊社の乗馬スタッフとも相談して検討したいと思います。

小林勝久(風の旅行社)2020.08.28 10:03 am

J様、コメントありがとうございます。与那国島に行かれたことがあるのですね!私は風の旅行社に在籍していながら、3回目の訪問で初めて乗馬をしました。お時間が掛かってしまうかもしれませんがツアーは今後検討したいと思います。海といっても足がつくくらいの場所でのみなので、泳げなくても問題無いのでご安心下さい!

小林勝久(風の旅行社)2020.08.28 10:08 am

tour実現、有難うございます!!!  もう、すでにcancel待ちの日もありますね。 小林勝久様が、添乗なさいま猛、   一人参加で、初対面でも「風の乗馬仲間も、staffの皆様も、穏やかで魅力的な方ばかりですから、楽しみです。   J

J2020.12.25 07:27 pm

J様、コメントありがとうございます。早々に与那国ツアーが実現できて私も嬉しく思います。残念ながら私は乗馬に慣れていないスタッフのため、弊社の乗馬に詳しいスタッフが企画と添乗予定です。おかげさまで満員の出発日が多くなったため、追加設定を予定しておりますので、よろしければぜひご検討下さいませ。

スタッフの声2021.01.18 11:42 am

念願叶って、5月に行った、「う牧場」には、何度でも行きたく(モンゴルと同じくらいワイルド!)なりました。       「う牧場オウナー、田中氏」は、馬を、人間に準じるくらい、大事にしています。 お嬢さんも、素晴らしく爽やかな方で、私の、澱んだ心が洗われました。 控えめな(そこが魅力的で素敵)ミセス田中が案内してくださった、与那国馬限定の広い草原では、馬は、死んでさえも、野生の尊厳を維持してもらっていました。羨ましい。     ところが、道で見かけた、他のオーナーは、なんと、軽トラで!!!馬を、無理やり、ぐんぐん、引っ張っていたり、あきらかに重すぎる人を乗せていたり!!!   見ている私達、泣きそうになりました。 宿泊の「エデン」は、表面的な愛想は全く期待できませんが、そっけなくても、真摯な対応。 狭くても。①エアコンつきの個室で、②いつでも使える浴室(これが嬉しかった)は、とても居心地が良かったです。 食事にも、私は、満足です。 若いかたは、足りないでしょうから、白飯のお代わりを所望すれば、良いです。 また、関東的な濃い醤油味ではなく、健康的な、心のこもった薄味でした。 醤油は、お願いすれば、出してくれます。(江戸っ子の私ですが、でも、そのままで、いただきました。) 宿や、「う牧場」の近くの、小さな店たちや、食堂たちは、八重垣蕎麦(小麦粉製?)にも、それぞれの、特徴があり、楽しみました。(味が微妙に異なるので、面白いです) 旅は、見かけ(他人を意識しての豪華さ)より、臨機応変の自分の価値観と、「旅とも」の、質(失礼)で、満足度が、変わると、つくづく、今回も、おもいました。   今回も、満足度100%です。有難うございました。   各回、偶然にお逢いする素敵な「風」友だち、添乗員さん、細かく企画、準備してくださった、方々に、心から、お礼を申し上げます。

2021.05.27 08:14 pm

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