“ソンクル湖ツアー”が初心者にもやさしい10の理由

“ソンクル湖ツアー”が初心者にもやさしい10の理由


(7月は湖畔周辺が一面のお花畑)

 

何かしらのきっかけで、「キルギスに行ってみたい!!」と思われた時、まずは「どのツアーにしようかな?」「どのツアーなら参加できそうかな?」と一度は悩まれるのではないでしょうか。

まずはWEBサイトやパンフレットを見比べるところから検討を始める方も少なくないと思います。

風のキルギスツアーのラインナップの中でも、ソンクル湖ツアーは、アウトドア&乗馬&高所ツアーの初心者にもやさしいポイントがたくさんあります。パンフレットやWEBページをザっと見ただけではなかなか伝わらない、風のキルギスツアーの特徴や、ツアーの雰囲気がわかる10のポイントをご紹介いたします。


(花々が咲き乱れるソンクル湖の湖畔にて)




実際に、このツアーに添乗してきました。(2023年7月)

「遊牧民の楽園」を目指して

騎馬トレックで行く「草の海」ソンクル湖 9日間

出発日設定2024/07/05(金)~2024/08/02(金)
ご旅行代金498,000円~523,000円
出発地東京
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ツアー



ツアー名 ● 騎馬トレックで行く「草の海」ソンクル湖 9日間
2023年7月14日(金)~2023年7月22日(土)
文・写真 ● 平山未来(東京本社)

1.キャラバンは1泊2日だから初心者さんにも敷居が低め!

このソンクルツアーのキャラバンは、1泊2日と短い時間で、乗馬時間も、初日は午後4時間程度。翌日も4時間程度。言ってしまえば半日+半日です。あら楽ちん! ハードな行程だとちょっと不安・・・という方でも、この気楽さなら参加できそう!と思っていただけるのではないでしょうか。


(草原地帯を越えて、峠に向かって徐々に高度を上げていきます)


実際にどんなルートを馬で往くのか気になる方は、ツアー中に撮影してきたムービーをチェックしてみてください。文章で語るよりも、この動画をご覧いただいたほうが100倍伝わると思います!(3分程度なのでサクッとご覧いただけます)




2.乗る前に簡単なレクチャーと足慣らしの時間があります

キャラバンに出発する前に、まずは乗り方や操作のレクチャーと、平地での足慣らしの時間があります。そのゆとりがあるか無いかは大きな違い!今回、ほぼ未経験の方が3名いらっしゃましたが、あっという間に乗れるようになっていました。

普段乗馬クラブで乗っている方も、ここでまずはキルギス式の馬の乗り方に慣れましょう。キルギス馬はモンゴル馬に比べれば遥かに人慣れしており、よほどのことがない限り、暴走する心配はありません。

適切な指示を出せば、とても従順でお利口さんばかりなので、そういう意味でも、乗馬初心者の方にも安心して乗っていただけます◎


(日本語ガイドが乗り方や下り方、停め方などレクチャーします)



馬に跨って、キャラバン旅でお借りする馬主さんたちが暮らす村をのんびり歩いてると、現役のロバ車がいたり、「Hello!」と子供たちが笑顔で元気に挨拶してくれました。

現地で当たり前に使われている乗り物(馬)に乗って旅をするということは、自然とその土地に溶け込めるということ。村人たちからもやさしく歓迎されている気がして、ほっこり&うれしくなる瞬間です◎


(かわいいロバ車発見♡)


3.宿泊するユルタは思った以上に快適

乗馬中の宿泊はユルタです。他のキャンプツアーでは山岳テントに泊まるものが多く、ユルタ泊の方が敷居が低いかと思います。キャンプなどのアウトドア経験がほとんどない方、テント泊は不安・・・という方は、まずはユルタ泊のツアーに参加されることをお勧めしています。


(ユルタには薪ストーブとベッドがあって快適です)


ユルタから少し離れた場所にあるトイレは水洗の洋式。紙は備え付けのものがあり、横のごみ箱に捨ててください。小さいですが、洗面台もあります。電気は点いたり、点かなかったりしますが、想像よりは遥かに快適!


(コンテナ式でとってもきれいなソンクル湖ユルタキャンプのトイレ)



寝具はベッドの上に布団が備え付けられていますが、現地では暖かい寝袋+インナーシーツもご用意しています。薪ストーブもあるので、寒いと感じることはほとんどありません。天井が高いので、ゆったり過ごせるのが山岳用テントとの大きな違い。

同性のツアーメイトたちと、3-4名での相部屋になります。相部屋だからこその楽しいおしゃべりも、きっと思い出深い体験となることでしょう◎


(暖かかった今回のツアーでは、寝袋は掛布団と化しました・・・笑)


4.美味しい手づくり食事でおなかいっぱい

ユルタ泊だと、山中でのキャンプツアーに比べれば食材の数も多いので、生野菜や果物も登場し、バリエーションも豊かです。

主食はパン(ナン)ですが、プロフなどの米飯も出てきたり、前菜に出てくるスープや野菜などの種類も豊富。肉料理が多いこともあってか、ハーブが頻繁に使われていますが、香辛料は多用していないので日本人にも合う料理がほとんどです。美味しすぎるので食べ過ぎ注意!


(ツアー中に食べたものたち)


5.季節の美味しい果物は別腹?!

シルクロードは食材の宝庫。ドライフルーツも美味しいですが、やはり一番の魅力は新鮮な果物がたくさん食べられること!7月はメロン(ハミウリ)やスイカの時期なので、今回のツアーでも事前に買い込んでいきました。

日中はそれなりに暑いこともあり、食欲はどうしても落ちてしまいますが、ハミウリとスイカは別腹という方も多いです(笑)それなりに運動量がある乗馬後は特に、果物が美味しく感じられるので、ペロリと食べられてしまいます。

時期によって変わりますが、食べたい果物がある方はガイドさんにオネダリしてみてくださいね◎


(ハミウリを山盛り載せたトラックで美味しそうなハミウリを物色・・・)


6.乗馬もできる日本語ガイドが同行します

他の地域だと乗馬時は英語ガイドになるケースがよくありますが、キルギスツアーに同行するガイドは、乗馬も出来る日本語ガイドがご案内しています。乗馬時も日本語で意思疎通ができるのはやはり安心ですよね。

今回のツアーには、20年以上我々と一緒に仕事をしているベテランガイド・ヌルベクさん(主に行程管理)+新人ガイド・ジベックちゃん(体調管理&フォロー)、さらに6名以上で日本から添乗平山(主に撮影役)も同行しました。今回のツアーでは特別に3人体制でしたが、3者3役で、至れり尽くせりでした~とお客様談。(通常はガイドは1名のみ)


(左からガイドのヌルベクさん、添乗スタッフ平山、ガイドのジベックちゃん)



旅は案内人で決まると言っても過言ではありません。私にとっては、キルギスに行く度にお世話になっている親戚のような存在

彼らを通してキルギスのすばらしさを知り、キルギスの魅力を伝えてくれる「親善大使」です。「また彼らに会いに行きたい!」そんな風に思っていただける旅を私たちは大切にしています。

いままでの「ツアー」のイメージが覆される居心地の良い旅、そんな雰囲気の旅を、ガイドや現地スタッフともども、これからも作って行きたいと思っています。

7.高度順応がしやすい行程です

ソンクル湖は標高が3000mちょっとあります。富士山の7合目くらいというとイメージしやすいでしょうか。いきなりここへ行くと、体調を崩す方が多いのですが、今回のツアーでは2600mのキレムチェジャイロに1泊してからソンクル湖を目指します。

言ってしまえば、たった400mの違いですが、2000m台後半で一泊しておくだけで格段に順応が楽になるのですよー!

いきなり車でソンクルに着いた時と、今回のように馬で1泊2日かけてたどり着いたソンクル湖。感覚的に比べてみても、ソンクルに着いてからの呼吸のしやすさが全然ちがいます。

いままで3000m以上の高所未経験の方、体質的に高所に弱いと自覚している方にも、今回のツアーの行程はとってもお勧めできます◎


(1泊目のキレムチェ・ジャイロの星空が素晴らしかった!)


尚、3000m以上の高所ツアーでは、パルスオキシメーターでのSPO2(血中酸素濃度)測定や高所滞在の対策についてのご案内などをお送りします。高所滞在中におすすめしているお薬などもご紹介しています。高所ツアーが不安な方は事前にご相談ください。



(パルスオキシメーターで酸素量をチェック!添乗スタッフは平地並みでした~)


8.ソンクル滞在中にフリータイムがあるおかげで、天候に合わせた組み方ができる

ソンクル湖は3000mという高地にあるため、山岳地帯のようにコロコロ変わりやすい天気です。朝は晴れていても、午後には急に曇って、夕立や嵐が突然やってくるということも少なくありません。

もしも日程がギチギチですと、雨が降ったり、嵐になった時には乗馬をキャンセルすることしかできませんが、あらかじめフリーの時間を作っているおかげで、晴れている間に乗馬を楽しみ、雨が降ってるときは「ユルタでのんびり過ごす」。このツアーはそんな心の余裕と、日程のゆとりをもたせています。


(雨のあとの虹が美しい!)

 
フリータイム中に、ユルタキャンプの裏の丘に登るという過ごし方もお勧めなのですが、今回のツアーでは、雨の合間に湖畔ドライブをリクエストして連れて行ってもらいました。曇り空ではありましたが、素敵なお花畑と湖畔の景色をめいっぱいご堪能いただけたことでしょう。


(7月のソンクル湖は一面のお花畑が広がります)

 

9.少人数限定だから叶えられること

ソンクルツアーは、馬の手配の関係で、最大でもお受けできるのが7名様まで。このグループサイズだと、小回りが利かせられるのです。だからこそ、可能な範囲(原則ツアーの行程に支障をきたさないもの)でお客様のご希望を叶えられるように努力します。

「ここで写真を撮りたい!」「馬乳酒飲めますか?」「スカズカに行ってみたい!」「イシククル湖でも湖水浴がしてみたい」などなど。まずは、遠慮なくご希望をお聞かせください。可能な限り、ご希望は叶えられるように検討いたします。


(イシククル湖なら足をつける程度の湖水浴は可能です)


10.旅仲間も似たような人たちが集まってきます

「これから数日間、どんな方とご一緒するのだろう?」
旅の始まりはちょっとドキドキする瞬間、そんな方も少なくないでしょう。

特に乗馬経験がない方ですと、どんな人が参加しているのか、自分だけ足を引っ張らないか、多少なりとも初日は緊張するのではないでしょうか。しかし、今回のツアーもほとんどが乗馬経験が少なく、似たような志向の方が多かったので、すぐに打ち解けていらっしゃいました。

また、全体的に年齢層も若めなのが特徴の一つ。実際、添乗したツアーでは、最高齢が60代の方でした。比較的年齢が近い方も多く、少しマニアック?な旅が好きな方も多いので、会話がどんどん広がっていくのがおもしろいです◎

 


(旅仲間たちと共に、難所の峠を越えた達成感!)



「旅は、どこにいくかよりも、誰と行くかで決まる」 とはよく言いますが、きっと、KAZEのツアーに参加される方は、旅を楽しくさせてくれる方ばかりだと思いますよ!


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海外の旅は、人生で何度も行くものではないからこそ、このレポートで風のキルギスツアーの特徴や雰囲気をなんとなく感じていただき、ツアー選びの参考にしていただけば幸いです。




FACEBOOKにもツアー写真をたくさん掲載しています

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