シルクロード 陸路で越える国境の旅

中国~キルギスへ

トルガルト峠を越えると荒涼とした岩肌の世界から草原の国への一変する

トルガルト峠を越えると荒涼とした岩肌の世界から草原の国への一変する

中国の新疆ウイグル自治区からキルギスへは2つの陸路国境が開放されています。カシュガル(中国)からトルガルト峠(標高3,752m)を抜けてナリン(キルギス)へ抜けるルートと、カシュガルからイルケシュタム峠を越えてオシュ(キルギス)へ抜けるルートです。どちらも四方を天山の山に囲まれたダイナミックな国境越えの旅。キルギス側に足を進めれば、ユルタ(パオ)や馬に乗って羊を追うキルギスの人々など遊牧民族の国らしい牧歌的風景に出会えることでしょう。峠から1日車を走らせれば玄奘三蔵も訪れたイシククル湖に到着します。ここはソ連時代には政府高官達の保養地として栄えた中央アジア一のリゾートです。ここまでの渓谷も針葉樹の森や草原が美しいのどかな風景が続きます。中国・キルギスの陸路国境越えの旅では、単に国境を越えるだけでなく、オアシスからステップ(草原地帯)という大きな変化を感じることができます。弊社ではトルガルト峠を越えるツアーコースのほか、ご希望の日程にあわせてイルケシュタム峠を越えるルートもご提案致します。

中国~カザフスタンへ

1992年カザフスタンのアルマティと中国新疆ウイグル自治区のウルムチ間に国際鉄道・シルクロード鉄道が開通し、歴史的にも民族的にもつながりの深い2つの地域が約35時間の列車の旅で結ばれました。ウルムチからアルマティへ向かう列車は週2便。月曜にはカザフスタン側の車両、土曜には中国側の車両が運行しています。中国側の車両は新しさがウリ、カザフ側の車両は古いですがノスタルジックな雰囲気が楽しめます。中国側の阿拉山口では出国審査、カザフ側のドルジハでは入国審査と車軌を変えるための台車交換が行われます。

国境でのチェックは時には厳しく、時には日本人に興味津々の係員達との雑談で終わってしまうこともあります。どちらも陸路国境をもつ大陸の旅行ならではの体験です。言葉や文化を越えて隣の人と仲良くなった頃、列車はアルマティへ到着し、総長約1,400kmの国際鉄道の旅は終わります。


中国~パキスタンへ

カラコルムハイウェイ(KKH) カラコルムの山々が迫る絶景が続く

カラコルムハイウェイ(KKH) カラコルムの山々が迫る絶景が続く


ついにきたぞ、中パ国境・フンジュラブ峠だ!

ついにきたぞ、中パ国境・フンジュラブ峠だ!


中国最西部のカシュガルからクンジュラブ峠の国境を越えてパキスタンへと抜ける中巴公路~カラコルムハイウェイ。ウイグルの地・カシュガルを出発し、だんだんと標高を上げていくと次第に2つの7,000m峰(コングール峰とムスターグアタ峰)が近くに迫ってきます。この2つの美しい雪峰を背景にしたカラクリ湖(現地の言葉で黒い湖)を経て、タジク族が住むタシュクルガンへ。標高4,700mの国境・クンジュラブ峠を越えるとのそこにはカラコルムの懐パキスタン北部ののどかな風景が広がります。その南にあるのが桃源郷とうたわれるフンザです。宮崎駿監督の風の谷のアイデアソースとなったともいわれるフンザからはディラン、ラカポシ、ウルタルといった7,000m級の山々の眺望が楽しめます。そして道は雪解け水を集めた怒流インダス河に沿って首都イスラマバードへと続きます。パキスタンの素晴らしい自然だけでなく、ギルギット近郊にあるカールガーの磨崖仏など何千年も前から連綿と続いてきたインダスの人々の文化にも触れることのできる総長1,300km(カシュガル~イスラマバード)のダイナミックなルートです。

 

ウズベキスタン~トルクメニスタンへ

チンギスハーンが破壊したサマルカンドをティムールが再建、その礎ともなったレギスタン広場

チンギスハーンが破壊したサマルカンドをティムールが再建、その礎ともなったレギスタン広場

地層のように積み重なった中央アジアの歴史を色濃く今に伝えるウズベキスタンとトルクメニスタン。中世に栄えた古ホレズム帝国の遺跡が両国にまたがってあるために、一緒に回るとその価値も倍増します。ウズベキスタンからトルクメニスタンへは、ファラーブ(メルヴ-ブハラ陸路国境)、シャバット(ウルゲンチ -ダシュホウズ陸路国境)、タルマルジャンなどの陸路国境があります。ウズベキスタンを拠点に、ヒヴァからシャバット国境を越え、トルクメニスタンのダシュホウズへ。さらにメルブからファラーブ国境を越えてウズベキスタンのブハラ、サマルカンドへ抜ければ、中央アジアにある5つの主要なユネスコ世界文化遺産を効率よく巡ることができます。