シルクロード大走破(第1弾): 見どころ一挙ご紹介!西安と河西回廊

西安のシンボル大雁塔(だいがんとう)には、玄奘がインドから持ち帰った経典などが納められている 西安のシンボル大雁塔(だいがんとう)には、玄奘がインドから持ち帰った経典などが納められている

「シルクロード」という響きに、ロマンや郷愁の念を感じられる方も多いのではないでしょうか。今年も風の旅行社では、シルクロードの旅の醍醐味でもある「線でつなぐ」ことに企画を練り上げ、旅心をくすぐるような、壮大なシルクロードの名に相応しい≪大走破≫コースを設定しました。熱い想い溢れる方も、“ちょっと行ってみたいと思ってた”という方にも是非訪れていただきたい見所満載の内容です。

今や中国の経済発展は地方都市まで急速に進み、昔の面影は薄れつつあります。
“昔テレビで目にしたポプラ並木とロバ車の風景”を実際に見たいと思っても、そこは時代も変わり、人々の生活スタイルも変化し、私達が持っているイメージとは異なった世界になっているかもしれません。
ただ、この地は、昔から絶えず人々が行き交い、町が発展し(時に衰退・消滅し)、王朝も変わり、信仰する宗教も時代と共に変わってきたところ。そんな中でも旅人を温かく迎え入れ、送り出しててくれる土壌や現地の人々の笑顔は変わりません。
さぁ、今年憧れの旅路へ一歩踏み出してみませんか?


■西安(せいあん)

中国大陸の真ん中あたりに位置し、かつては長安と呼ばれ13の王朝が置かれた古都。古来から日本との繋がりも深く平安京、平城京のモデルともなったとされ、まっすぐに延びる大通りなど今でも城壁の中は碁盤の目のような町並みが残っています。そしてシルクロードの起点の地として、多くの旅人や商人、僧侶などがここから旅立ち、帰ってきた場所なのです。
また、世界遺産の兵馬俑は西安で最も人気の観光地。最近では、足の弱い方のためのスロープが設置されていたり、個人の車椅子サービスなどもあり、見学ルートもとても整備されてきています。

西を向いて建つ 西域商人とラクダのキャラバンのモニュメント 西を向いて建つ 西域商人とラクダのキャラバンのモニュメント
一度は見たい!兵馬俑(へいばよう)端の人と比べてもスケールの大きさがわかります 一度は見たい!兵馬俑(へいばよう)端の人と比べてもスケールの大きさがわかります


■天水(てんすい)

昔から多くの泉があり、水が豊富な都市。この町の見所は、なんといっても中国の4大石窟にも数えられる、麦積山(ばくせきざん)石窟。高所恐怖症の方には辛いかもしれませんが、岸壁に設けられたルートを歩いて見学します。

中国4大石窟にも数えられる麦積山(ばくせきざん)石窟 中国4大石窟にも数えられる麦積山(ばくせきざん)石窟
近くまで階段を登り、見上げれば・・・ 近くまで階段を登り、見上げれば・・・
断崖絶壁の屋根の上にも、小さな仏像が並んでいます 断崖絶壁の屋根の上にも、小さな仏像が並んでいます


■蘭州(らんしゅう)

標高約1,600mほどの甘粛省の省都。黄河が初めて通過する大都市。黄河は町の北側を流れ、細長く延びる町には、高層ビルも立ち並んでいます。
見所は一日がかりで訪れることができる郊外の炳霊寺(へいれいじ)石窟です。「炳霊」とは「十万仏」の意。ダムができ、河の上流に位置するために、ボートや船でしか行くことができないのですが、一見の価値ありです。

ボートでしか行くことができないため、気候のよい春~初秋頃に訪れるのがお勧めです ボートでしか行くことができないため、気候のよい春~初秋頃に訪れるのがお勧めです
高さ27mの大仏。横の階段からも、その大きさが分かります。 高さ27mの大仏。横の階段からも、その大きさが分かります。
入口から、大仏へ向かう歩道。様々な仏像が並び壮観 入口から、大仏へ向かう歩道。様々な仏像が並び壮観


■敦煌(とんこう)

河西回廊を経てたどり着くのが甘粛省の西の端にあるオアシス都市、敦煌。漢時代には関所も置かれ、東西シルクロードの要衝として栄え続けました。シルクロードといえば、まず真っ先に思い浮かぶ方も多い莫高窟には、世界各国から多くの観光客が訪れています。
尚、2014年からは石窟内部の保存・保護を目的として(石窟内での人の滞在時間の短縮するため)、観光客はまず町から少し離れた「敦煌莫高窟デジタル展示センター」にて石窟内部をデジタル化した映像を見て理解を深め、その後シャトルバスで石窟へ移動します。莫高窟見学時には、専門の解説員(日本人観光客の場合は日本語解説員)が当日案内できるいくつかの窟を見て周る、という流れになっています。
※個人的な「××窟が見たい」といった希望は叶えられませんが、それもご縁と思って案内された窟を鑑賞して頂ければ幸いです。

プラネタリウムのような半球技上のスクリーンで、現物を見る前に、理解を深めます。 プラネタリウムのような半球技上のスクリーンで、現物を見る前に、理解を深めます。
ひときわ目を引く九層楼の96窟。中には43mの弥勒大仏が鎮座しています。 ひときわ目を引く九層楼の96窟。中には43mの弥勒大仏が鎮座しています。
敦煌の町から約5㎞程に突如として現れる砂漠の鳴砂山(めいさざん)。砂丘の黒い点は、峰を登る人々。(写真撮影時は中国のお休み時期にあたり人も多かったです) 敦煌の町から約5㎞程に突如として現れる砂漠の鳴砂山(めいさざん)。砂丘の黒い点は、峰を登る人々。(写真撮影時は中国のお休み時期にあたり人も多かったです)


■おまけ:ホテル事情

中国のホテルって…というイメージは昔の話。外資系の一流ホテルの建設や、老舗ホテルの改装工事なども盛んに行われています。部屋でのLANケーブル他、Wifiも利用できるなどネット環境も便利になりました。ホテルスタッフの対応も良く、気持ちよく滞在ができるようになってきていますよ。

弊社ツアーでは基本は4★クラスで手配しています。(都市により異なります) 弊社ツアーでは基本は4★クラスで手配しています。(都市により異なります)
朝食会場一例。朝はお粥も提供してくれるレストランが多いです。 朝食会場一例。朝はお粥も提供してくれるレストランが多いですよ。

なんとなくでも、多少現地のイメージも沸いてきたでしょうか?
ご興味のある方、お気軽にご相談ください。
※設定ツアー以外でも、可能な限りお客様のご希望に応じたプレイベートプランのご提案もさせて頂きます!

2024年2月2日(金) オンライン説明会 開催します!

オンライン説明会のページへ
※事前にお申し込みの上、ご参加ください。

該当ツアー

悠久のシルクロード大走破【第1弾】

河西回廊 西安とシルクロード石窟寺院14日間

10名催行日本語ガイド早割

シルクロードの起点・西安から西へ。麦積山、炳霊寺、莫高窟、楡林窟など河西回廊の石窟寺院やシルクロード史跡、大自然を訪れます。名物料理や高速鉄道もお楽しみ下さい。
出発日設定2024/10/10(木)
ご旅行代金778,000円~793,000円
出発地東京、大阪

詳細を見る

関連よみもの

2024年から始めるシルクロード大走破の旅
シルクロード大走破(第2弾): 見どころ一挙ご紹介!天山南路~タクラマカン砂漠~西域南道2020
シルクロード大走破(第3弾): 見どころ一挙ご紹介! 新疆~キルギス~カザフスタン~ウズベキスタン2020
シルクロード大走破(第4弾): 見どころ一挙ご紹介!ウズベキスタン~トルクメニスタン~イラン2020

関連ツアー

10名催行日本語ガイド早割

紀元前から続く「オアシスの道」とそれを結ぶ砂漠路を辿りながら、そこに残る数々の古城や仏教遺跡や文化を訪ねます。家庭料理や伝統音楽も楽しみください。
出発日設定2024/06/18(火)~2024/10/22(火)
ご旅行代金719,000円~756,000円
出発地東京、大阪

詳細を見る


玄奘三蔵が越えたといわれる天山山脈を越え、新疆からキルギス、カザフスタン。先人の苦労に思いを馳せながら「青の都」サマルカンドをめざします
出発日設定2024/09/07(土)
ご旅行代金886,000円~899,000円
出発地東京、大阪

詳細を見る


シルクロード上に盛衰した古都サマルカンド、ブハラ、メルヴ、ニサなどのほかに「地獄の門」を訪れます
出発日設定2024/09/06(金)
ご旅行代金694,000円
出発地東京・大阪

詳細を見る


10名催行日本語/英語ガイド添乗員早割

トルクメニスタンの地獄の門、ニサ遺跡、鉄板のペルシア王朝史跡(ヤズド、ペルセポリス、イスファハン)のほかローズモスク、旧アメリカ大使館、など興味をそそるポイントも訪問
出発日設定2024/06/27(木)~2024/10/10(木)
ご旅行代金610,000円
出発地東京

詳細を見る


トルコとイランの辺境に残るイスラム浸透以前の遺跡を訪れる旅。マルコポーロの東方見聞録に登場するアラムート城やトルコ最高峰のアララト山、風光明媚なワン湖、迫力のネムルート山なども楽しめます。
出発日設定2024/09/27(金)
ご旅行代金750,000円~770,000円
出発地東京、大阪・名古屋

詳細を見る



様々な文明、様々な民族、様々な宗教が交わるコーカサス。世界遺産もたっぷり。伝統的な文化やコーカサス山脈の美しい自然をじっくり回るコースです。
出発日設定2020/09/11(金)
ご旅行代金515,000円~559,000円
出発地東京、大阪

詳細を見る

2024年から始めるシルクロード大走破の旅

2024年2月2日(金) オンライン説明会 開催します!

オンライン説明会のページへ
※事前にお申し込みの上、ご参加ください。