

第276話 マ・メン ~傷薬~ チベット医・アムチ小川の「ヒマラヤの宝探し」
忍冬 スイカズラ 明智光秀。いわずと知れた本能寺の変の主役である。その前半生は明らかになっていなかったが、織田信長に士官する以前、武将としてだけではなく医師としても活躍していたことが判明した。熊本県の細川家に伝わる古文書 […]
忍冬 スイカズラ 明智光秀。いわずと知れた本能寺の変の主役である。その前半生は明らかになっていなかったが、織田信長に士官する以前、武将としてだけではなく医師としても活躍していたことが判明した。熊本県の細川家に伝わる古文書 […]
母の生まれ故郷である庄川町(現・砺波市)へ末期癌で療養中の母と家族みんなでドライブに出かけた(2011年)。この町には母の旧姓である小谷姓が多い。その理由を聞いて驚いた。なんでも小谷城(滋賀県)が織田信長に攻め落とされた […]
タシデレ 「Hello こんにちは」はチベット語でタシデレとされている。しかしタシデレを一語一語解説するとタは輝く、シは祥(さち)、デは幸せ、レクは良い、したがって直訳すると「祥が輝き幸せであれ」となり「おめでとうござい […]
2017年に「日本で初めてのチベット人監督による劇場公開作」として注目されたソンタルジャ監督の『草原の河』(レビュー記事:チベット人監督で初の劇場公開作品 映画『草原の河』が間もなく公開)から2年。ソンタルジャ監督の最新 […]
デヤン・シャル広場 ご存知の方は少ないかも知れませんが、以前からチベットの象徴ともいえるラサのポタラ宮は、テロ防止のため入場時に空港並みのセキュリティチェックが行われてます。 ポタラ宮は高さが約120mあり、ラサの標高3 […]
チベットの高僧(カム地方) メンツィカン入学試験(2001年)の第一問目に「仏、法、僧の三宝を包括する四つ目の至宝とは何か」という問題が出された。正解は「ラマ」。仏教において釈迦、仏法、僧団の三つを宝として崇めるが、直接 […]
高岡から望む立山 チベット社会で「キドゥク」が開催されると、その日は深夜までドンチャン騒ぎが行われる。近隣のゲストハウスに滞在している外国人はクレームをつけるが、チベット人たちにとってはお互い様で馴れたもの。キ(幸せ)ド […]
脈診の絵解き図 メンツィカン病院にチベットから亡命したばかりの遊牧民が訪れた(2008年)。脈診をすると、あり得ないほどに脈が堅いことから「ときどき頭痛がしませんか」と問診した。すると「そのとおりです」と男性は驚いていた […]
今回はチベットのお正月「ロサール」の行事「グトー(晦日)」をご紹介します。 ※地方や家庭によって多少の違いがありますので、あくまで一例です。 藁束に火をつけて家中の邪気をはらいます チベットのお正月「ロサール(ロサともい […]
マニ・リルプの原材料 観音様の御加持が込められるマニ・リルプの製薬をしているときのこと。材料のなかにチェスの型をした木がたくさんあることに気がついた。これはチェスの駒を繰り抜いたあとの白檀だという。チベット医学の聖典であ […]
ダチュ先生による尿診 特に年配者は朝一番の尿(チンパ)を新聞紙で包んだペットボトルに入れて、午前の早い時間にメンツィカンに来院する。アムチ(医師)はまず問診をし、次にペットボトルのまま色と浮遊物を観察する。ときにボトルを […]
「ヒマラヤの宝探し」のタイトルに相応しく「お宝、大発見!」の報告をしたい。 時は2017年10月、場所は埼玉県東秩父村。火傷の妙薬である紫雲膏のワークショップを開催したときのこと。紫雲膏の原材料は、 1.紫根 2.当帰 […]